令和5年12月～令和6年1月に、東成区内の全ての小学校6年生を対象に各学校において平和学習会を実施しました。

　学習会では、戦後70年記念事業として東成区役所が平成27年度に制作したDVD「みて・きいて・つたえたい　へいわ」や、区内在住の戦争経験者（語り部さん）に戦争体験や戦争に対する思いをお伺いしたインタビュー映像を鑑賞して平和の大切さを学んだ後、感想文を書いていただきました。

• これまで戦争は全く自分に関係のないことだと思っていましたが、戦争を体験した人の話を聞いて、意外と戦争は近くにあるものなんだということがわかりました。
• 実際の戦争の話を聞くと、教科書で見た内容よりもっとひどいということを改めて感じました。昔に起こった出来事について深く考え、自分がこれからどうしていけばよいか考えてみたいと思いました。
• 東成区でも空襲があったなんて知らなくて、話を聞いていると心が締め付けられました。
• 戦争中だけが苦しいと思っていましたが、終わったあとも食べる物や着る物、住むところもなく、生活できない状況だったと知って、今のガザやイスラエルの戦争も早く終わってほしいと思いました。戦争は簡単に起こってはいけないものだと分かりました。
• 日本や世界で戦争が起こらないように、次の世代の子どもたちに戦争のことを伝えていかないといけないと思いました。

　語り部さんたちのお話のおかげで、私たちの東成区内でも大規模な空襲があったことや、戦中戦後の空腹の苦しさなど厳しかった暮らしぶりを知り、これまでどこか遠くに感じていた戦争を身近に感じられた子どもたちが多かったようです。

　今年は戦後79年となり、来年2025年には戦後80年目を迎えます。東成区役所では今後も学校と連携し、戦争の悲惨さや平和の大切さを伝える取り組みを続けていきます。