令和6年度東成区運営方針
2025年6月10日
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令和6年度東成区運営方針

区の目標(何をめざすのか)
人生100年時代を迎え、大きな環境変化(少子高齢化やwithコロナ、気候変動、大規模災害・激甚災害など)を常に意識し
・区民と区役所が手をたずさえ、より区民に身近な総合行政拠点をめざします。
・区民一人ひとりの笑顔があふれるまちをめざします。
・区民が地域運営や区政に参画し、生きがいを感じ、安全・安心で暮らしやすいまちをめざします。

区の使命(どのような役割を担うのか)
・区民の皆さんの声を丁寧に聞き、地域活動の課題を多方面から把握し、関係者間の連携を強化することで、区民主導の地域活動を促進します。
・行政による支援が必要な領域を適切に見極め、安全・安心や子育て、教育、福祉などを担う総合拠点として、あらゆる行政機能を活用して課題解決に迅速に取り組みます。

令和6年度 区運営の基本的な考え方(区長の方針)
・不適切事務を削減し、内部統制を整え、区民の皆さんに信頼される区政運営を行います。
・企業や団体を含む多様なステークホルダーと行政間の協働(官民連携等)及びこれらのステークホルダー間の連携を促進します。
・2025年(大阪・関西万博、区制100周年、東成区将来ビジョンの最終年度)に向けて、SDGsに関する取組等を更に改善・発展させます。
・活力ある地域社会づくりを進めるため、様々な連携・プラットフォームから生まれたネットワークづくりに取り組みます。

重点的に取り組む主な経営課題

【経営課題1】安全で安心なまちづくり
【主な戦略(課題解決の方策)】
【防災】
・防災出前講座の開催やSNSなどの多様な手段を活用しながら、分散避難や備蓄の重要性等の啓発を強め、区全体の防災力向上を図る。
・災害時要支援者の個別避難計画を、地域・行政が一体となって作成することにより、区内の地域防災力向上を図る。
・東成区災害時協力企業等登録事業所の拡充を進めるとともに、登録事業所と地域自主防災組織が連携しあうことができる環境を整備することにより、区内の地域防災力向上を図る。
【防犯・安全対策】
・区民の防犯意識を高め、地域の自主防犯活動の促進を図るとともに、警察などの関係機関と連携し、社会情勢に応じた犯罪抑止のための効果的な防犯対策に取り組む。
・通行環境改善のため放置自転車対策をはじめとした自転車等利用のマナーアップ啓発など、関係機関との連携のもと、地域主導の活動を促す取組を行う。
【アウトカム指標(経営課題の進捗度合を示した指標)】
・防災
区民アンケートにおいて、災害時において「自宅避難」または「安全な親戚・知人宅等への分散避難」を行うと回答した割合:令和8年度末までに70%以上(令和5年度:79.3%)
・防災
災害時要支援者の個別避難計画作成に取り組んでいる地域:令和8年度までに全11地域(令和5年度までの実績:6地域)
・防犯・安全対策
区民アンケートにおいて、防犯対策をはじめ、安全で安心なまちづくりが進んでいると感じると回答した割合:令和6年度まで70%維持(令和5年度:79.3%)
【アウトカム指標の達成状況(定量評価)】
<令和6年度実績と達成状況>
・区民アンケートにおいて、災害時において「自宅避難」または「安全な親戚・知人宅等への分散避難」を行うと回答した割合:83.7%:A <前年度実績>79.3%
・災害時要支援者の個別避難計画作成に取り組んでいる地域:10地域:A <前年度実績>6地域
・区民アンケートにおいて、防犯対策をはじめ、安全で安心なまちづくりが進んでいると感じると回答した割合:65%:B <前年度実績>79.3%

【経営課題2】教育・子育て環境の整備
【主な戦略(課題解決の方策)】
【教育環境の整備】
・地域、家庭、学校等が連携し、よりよい学校運営と子どもたちの未来につながる教育行政をめざす「分権型教育行政」のさらなる推進
・様々な活動等を通じて、子どもたちが自己肯定感を高め、自分らしく生きる力を育むことによる不登校の改善及び未然防止
・電子書籍等を活用した読書環境の整備と学校や保護者との連携による読書活動の推進
・モノづくりへの興味や関心を高めることを目的とした体験型イベント等を通じたキャリア教育の推進
【子育て支援ネットワークの強化】
「ひがしなりっ子すくすく・つながるクラブ」を活用し、子育て家庭と地域活動者、地域の多様な資源(見守り協賛店舗・子育てサークル・子育て支援機関)とのつながりづくりを推進する。
【アウトカム指標(経営課題の進捗度合を指名した指標)】
・教育現場の整備
学校が地域や区役所からの連携や支援を得られていると感じる学校関係者の割合:80%以上(令和5年度:100%)
・教育現場の整備
モノづくり体験イベント来場者のうち、「モノづくりに興味を持った」と感じた来場者の割合:90%以上(令和5年度:95.3%)
・子育て支援ネットワークの強化
行政や地域の子育て支援の取組に満足する子育て世代の区民の割合:85%を維持(令和5年度:93.9% 子育てイベント時、乳幼児健診時のアンケートによる)
【アウトカム指標の達成状況(定量評価)】
<令和6年度実績と達成状況>
・学校が地域や区役所からの連携や支援を得られていると感じる学校関係者の割合:92.9%:A <前年度実績>100%
・モノづくり体験イベント来場者のうち、「モノづくりに興味を持った」と感じた来場者の割合:93.8%:A <前年度実績>95.3%
・行政や地域の子育て支援の取組に満足する子育て世代の区民の割合:91.0%(子育てイベント時、乳幼児健診時のアンケート):A <前年度実績>93.9%

【経営課題3】地域における協働による保健・福祉への取組
【主な戦略(課題解決の方策)】
【地域福祉の推進】
地域の支援者や専門職など関係者が連携し、地域全体で見守り支え合う体制づくりを推進する。
【健康づくりの推進】
全年齢層を対象に、各年齢層(ライフステージ)に応じた生活習慣の改善や運動の実践など、健康寿命の延伸に向けた取り組みを推進する。
【アウトカム指標(経営課題の進捗度合を示した指標)】
・地域福祉
地域の中で「声かけ」「助け合い」「支え合い」を実感している区民の割合:令和6年度までに50%(令和5年度:45.0%)
・健康づくりの推進
区民アンケートにおいて、健康づくりに関する取組に興味を持つと回答した割合:80%を維持(令和5年度:87.0%)
【アウトカム指標の達成状況(定量評価)】
<令和6年度実績と達成状況>
・地域の中で「声かけ」「助け合い」「支え合い」を実感している区民の割合:54.9%:A <前年度実績>45.0%
・区民アンケートにおいて、健康づくりに関する取組に興味を持つと回答した割合:84.4%(区民アンケート):A <前年度実績>87.0%

【経営課題4】 人生100年時代における区民主体のまちづくりの推進
【主な戦略(課題解決の方策)】
【地域活動協議会の更なる活性化】
地域の実情に即したきめ細かな支援を行い、仕組みの定着を図ることで、防災・防犯、地域コミュニティづくりなどの地域課題の解決に向けて、より多くの住民参加による自律的な地域運営を実現する。
【マルチパートナーシップの推進】
区民主体のまちづくりを推進するため、東成区SDGs宣言はもとより、他の機会も有効活用しながら企業・団体等の連携を促進する。
【アウトカム指標(経営課題の進捗度合を示した指標)】
・地域活動協議会の更なる活性化
地活協の構成団体が、地域特性に即した地域課題の解決に向けた取組が自律的に進められている状態にあると思う割合:令和6年度末 90%以上(令和5年度:93.0%)
・マルチパートナーシップの推進
東成区役所の取組を通じた、区内の企業・地域・学校等の連携を促すためのイベント参加者のうち、「満足」と回答した人の割合:80%を維持(令和5年度セミナーアンケート:84.0%)
【アウトカム指標の達成状況(定量評価)】
<令和6年度実績と達成状況>
・地活協の構成団体が、地域特性に即した地域課題の解決に向けた取組が自律的に進められている状態にあると思う割合:90.2%(地活協の構成団体に対するアンケート):A <前年度実績>93.0%
・東成区役所の取組を通じた、区内の企業・地域・学校等の連携を促すためのイベント参加者のうち、「満足」と回答した人の割合:92.9%:A <前年度実績>84.0%

自己評価(運営方針全体の定性評価)
(経営課題1)
防災に関しては、地域震災訓練や防災関連の講演会実施により、地域住民の意識が高まっており、災害時要支援者の個別避難計画作成への取組も進んでいる。
防犯・安全対策に関しては、ひったくり防止カバーの配布や青色防犯パトロールカーの巡回の際に特殊詐欺に対するメッセージを流すことによる啓発、特殊詐欺対策機器(自動通話録音機)貸与事業による被害の防止など、警察等とも連携しながら取組を実施してきた。
なお、自転車等利用は、マナーアップキャンペーンを区内駅前で行ったものの、ヘルメットの不着用や交通ルールを守っていない運転が区内で依然として頻繁に見受けられるため、目標を下回ったと考える。
(経営課題2)
学校園長との意見交換や教育会議の実施等を通じ、子どもの体力向上に向けたスポーツテスト表彰の対象を中学生にも拡げたり、帰国・来日等の児童・生徒、保護者とのコミュニケーションにかかる翻訳機を貸与する取組を実施するなど、教育環境の整備に寄与した。
また、子育てのイベントは、いくつかの遊びのコーナーにわかれて好きな遊びを楽しめる企画とし、参加者から、地域の人やいろいろな人と話せてよかったという意見があり、交流を深める機会となった。
(経営課題3)
地域の事業所や専門職と意見交換を行う場として、「地域包括ケアシステム推進会議」や「東成区自立支援協議会」を継続して開催し、効果的な課題解決の検討ができた。会議で課題認識された高齢者・障がい者への理解促進の取組みとして、令和6年度は、区内小学校に向けて福祉教育の新たなメニュー提案を行い、7年度より運用開始となった。「おまもりネット事業」及び「見守り相談室」との連携のもと、各地域における個別支援課題を共有し、必要に応じて地域におけるゆるやかな見守り活動や関係機関による専門支援へのつなぎを行った。
また、生活習慣病予防の正しい知識の普及啓発など食育と健康づくりに取り組むとともに、住民の身近な場所で健診受診率アップキャンペーンや、健康づくりに関する啓発講座を実施し、健康寿命の延伸に向けた取り組みを進めた。
(経営課題4)
地域活動協議会の自律運営の促進に向けて、会計・運営面にかかる基礎的支援はもとより、区内企業等との連携や情報発信、講座の開催などを通して、地域の自律度やニーズに即したきめ細やかな支援を実施した。ただし、アウトカム指標の結果からも、引き続き活動内容の周知や広報についての支援が必要である。
また、東成区の地域資源である企業や団体等が連携して地域課題に取り組む活動の推進については、広報支援やワークショップを通して行うことができた。

今後の方針
(経営課題1)
より一層区民の意識を高められるよう、積極的・効果的な情報発信を行い、地域や関係機関等との連携を深め、安全で安心なまちづくりを推進する。
(経営課題2)
引き続き、家庭や地域・学校・子育て支援施設等との連携により、教育・子育て環境の整備を推進する。
(経営課題3)
引き続き、地域と専門機関との連携強化を図り、地域特性に応じて、地域や関係機関との協働による保健・福祉への取組みを推進する。
(経営課題4)
引き続き、多様な主体の特性を活かした区民主体のまちづくりを推進する。
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