074 法樂寺(ほうらくじ)西側(大道)跡
2024年11月6日
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法樂寺の西側塀に「難波大道がある」との掲示板があります。
実際に掲示板の通りに南に歩くと細い道が山阪神社の鳥居に当たります。
山坂神社は前方後円墳の跡と言われていますが、古墳の成立が大道より古いので、これでは説明が難しくなります。
そこで地図の上で、発掘確認されている「朱雀門跡」(中央区上町1-9、現・大阪府立中央聴覚支援学校)と、松原市天美西の今池浄水場内にある「大道跡」とを直線で結ぶと、山坂神社の少し東、法樂寺境内の西を抜ける筋に当たります。
つまり、法樂寺西側の壁は難波大道の上に建立されていることになります。
但しこれは難波大道が、上町台地の北端に建設された難波宮の南側正面の朱雀門から一直線に南に伸びる道との仮説に基づくものです。