ネズミ対策について
2016年12月1日
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日本には色々な種類のネズミが生息していますが、大きく分けて、主に都会や建物の中で生活する家ネズミと山や野外に住む野ネズミに分類されます。
家庭での被害は、家ネズミであるドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミの3種類によるものが大半で、私たちの生活環境に対して、様々な衛生的・経済的被害をもたらします。
大阪市では、12月から2月の期間を「ネズミ防除強調期間」として、ネズミ防除の取り組みを推進しています。ネズミの種類、習性や特徴を知り、適切に防除することにより、快適な生活を送りましょう。詳しくは、大阪市健康局ホームページ「12月から2月は「ネズミ防除強調期間」です。ネズミを防除しましょう!」をご覧ください。
ネズミの習性
1 運動能力
クマネズミで垂直に約1m、水平なら2m以上跳び、ドブネズミでも60~80cmを垂直に跳びます。また、頭が通るほどの小さい穴があれば通り抜けることができます。
2 集団で縄張りを持つ
数~10数匹の集団を形成し。餌確保のための縄張りを持ちます。また、何度も同じ道を通る習性があるので、いつも通る場所は体の汚れがこすれて黒く汚れています(ラットサイン)。
3 かじる
門歯が1日に0.5mmも伸びるので研ぎ削るために、柱、コンクリート、配線などあらゆるものをかじります。
4 雑食性
雑食性で人間の食べ物はもちろんペットフードなども食べます。通常は1日に体重の4分の1~3分の1、妊娠時には体重の半分もの餌を食べます。
5 繁殖力
「ねずみ算」という言葉があるように繁殖力が旺盛で、ドブネズミなら生後3か月くらいから約2年間に約10回の分娩を繰り返し、1回平均約9匹の子を産みます。
6 警戒心
特にクマネズミが強い警戒心を持ち、普段違う状態になると非常に警戒するので、ワナにも掛かりにくいと言われています。
ネズミによる被害
1 不潔感・不快感を与える
ネズミが台所や天井裏で走り回ると、その姿や騒音で不快感を受けることがあります。また、糞や尿は家屋内を汚染します。
2 人や食品、家具などをかじる
ネズミは硬い物をかじる習性があるため、餌となる農作物や食品だけでなく、建材や家具、電気コード等もかじるので、製品を故障させたり、場合によっては火災を引き起こす原因にもなります。また、直接人を噛むこともあります。
3 ノミ・ダニの寄生や感染症などを媒介する
ネズミの体や巣にはノミやダニが寄生、繁殖しており、それらによる二次被害ももたらします。また、感染症や食中毒の原因となる病原体を媒介したりもします。
4 その他
ネズミが存在すると、それを捕食する他の動物(ヘビやイタチ等)の侵入をまねく場合があります。このような動物はネズミを食べてくれますが、その動物による別の被害が発生する可能性があります。
ネズミの防除方法
ネズミの被害を防ぐ最大のポイントは「ネズミが棲みにくい環境づくり」です。
建物内への侵入を防ぎ(侵入口となる穴や隙間、割れ目、配管を塞ぐ等)、餌となる物の管理(食品の整理・格納、残飯や生ごみ等の処理、清掃)を適切にすることが大切です。
もし、侵入を許してしまった場合、防除方法としては…
・器具(捕そカゴ(いわゆるネズミ捕り器)や粘着シート等)による防除
・薬剤(駆除薬(殺そ剤)・忌避剤)による防除
が効果的です。
※防除に際しての注意事項
・ネズミ以外の動物を捕獲してしまった場合は、放してください。
・薬剤の使用に際しては、説明書をよく読んでご使用ください。また、子どもやペットが誤って食べないように注意してください。
・薬剤による駆除は、ネズミの死体が腐敗しにくい冬季に行い、死体は回収しましょう。放置するとノミやダニの発生源となります。
(死体やその周辺は病原体等で汚染されている可能性があるので、絶対に素手で触らないでください。マスクや手袋を着け、周辺に殺虫剤を散布してから回収してください。)
・駆除したら、新たにネズミが侵入してこないように、侵入口を塞ぐ等しましょう。
ネズミの種類と特徴・習性・防除について
- 「ストップ ザ ネズミ」(pdf, 813.89KB)
ネズミの種類と特徴・習性・防除についてのリーフレットです。ご参考ください。
- Adobe Acrobat Reader DCのダウンロード(無償)
- PDFファイルを閲覧できない場合には、Adobe 社のサイトから Adobe Acrobat Reader DC をダウンロード(無償)してください。
※保健福祉課(生活環境グループ)では、
・ネズミに関する相談、防除方法についての説明等を行っていますので、お気軽にお問い合わせください。
・捕そカゴの貸し出し(無料)も行っていますので、ご希望の方はお問い合わせください。希望者に来所していただき、設置方法等を説明したうえで貸し出します。(期間:1か月間程度まで)
※大阪市では、薬剤の配布はしておりません。薬店等で購入してください。
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