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野鳥のヒナは拾わないで ~傷ついた野生鳥獣を見かけたら~

2023年11月30日

ページ番号:578335

野鳥のヒナは拾わないで!親鳥が近くで見守っています!


野鳥のヒナがひとりぼっちでいても”迷子”ではありません。飛ぶ練習をしているときに巣から落ちてしまった場合や巣立ち直後であることが多く、親鳥が少し離れたところで見守っています。人がそばにいると、親鳥はヒナに近づくことがでません。親鳥は人の姿が見えなくなると、ヒナのもとへ戻って世話をします。ヒナがかわいそうだと持ち帰ることは、親鳥にとっては”誘拐”に当たります。ヒナを見かけても手を出さず、そのままにしてあげてください。
 なお、野鳥を許可なく捕まえたり、飼育することは法律で禁止されています。

よくある質問

既に拾ってしまい、人間のニオイがついてしまいました。

 多くの鳥は嗅覚があまり発達していないため、人間のニオイがついても問題ありません。すぐに親鳥の元に返してあげてください。なお、素手で触るのは避けて手袋やマスク等を着用し、作業後は必ず手を洗いましょう。

車道に取り残されていて危ないです。

 どうしても移動させる必要がある場合は、近くに巣があるか確認し、あれば巣の中に戻してあげてください。なければ近くの雑木林や草むら等に、そっと放してあげてください。 

巣が高い所にあって戻せません。猫に食べられないか心配です。

 ヒナの成長につれて巣が狭くなり、何度も落ちてしまうことがあります。また、元の巣が高くてヒナを戻せない場合や、ネコに狙われやすい場所に巣がある場合などは、カップラーメンの容器等を使って近くに簡易巣を作ってあげましょう。親鳥はヒナの声を聞いてやってくるので、多少離れた場所でも大丈夫です。

ヒナを育てることはできないのですか?

 ヒナは食欲が旺盛で、頻回の給餌が必要です。また、ヒナは巣立った後のわずかな期間で、親鳥から自然の中で生きていくすべを学びます。人がヒナを育てて自然に帰すことは、とても難しいことです。ヒナにとっては親鳥に育てられることが一番です。

傷ついた野生動物を見かけたら

 野生鳥獣は他の生物に襲われたり、気象条件や感染症等により弱ることがあります。かわいそうに思えても、それが自然の摂理であるとも言えます。たとえ救護目的であっても野生鳥獣を捕獲することは、野生鳥獣にとっては大きなストレスとなり、かえって弱らせてしまうこともあります。生物多様性の保全の観点からも、傷ついた野生鳥獣を見つけた場合は、そのままそっとしておいてください。

野生鳥獣救護ドクター制度

 傷ついた野生鳥獣はそっとしておくことが原則となりますが、交通事故に遭遇した等、明らかに人間活動の影響で傷ついた場合には、状況によって「野生鳥獣救護ドクター制度」の救護対象となる場合があります。一度、浪速区役所までご相談ください。

 ただし、救護制度による動物の保護及び「野生動物救護ドクター」への搬入は、原則、救護者自身で実施していただくことになります。

 また、人間活動の影響で負傷等した場合でも、以下のものは救護制度の対象外です。

 1.野鳥のヒナ

 2.ドバト・カラス・イタチなど農林水産業被害や生活環境被害の原因となっているもの

 3.アライグマやヌートリアなど外来生物法により指定された特定外来生物に該当するもの

 4.ペット、家畜、爬虫類など野生鳥獣に該当しないもの

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