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令和4年度第1回西区教育会議を開催しました

2022年10月20日

ページ番号:582278

開催概要

日時

令和4年9月27日(火曜日)午後7時から午後8時45分

場所

西区役所(大阪市西区新町4-5-14)4階402会議室

出席者

  • 委員(50音順・敬称略)
    川本真聖(西船場小学校学校協議会)、古賀達也(明治小学校学校協議会)、 中川志穂(九条東小学校学校協議会)、永田憲二(日吉小学校学校協議会)、 西村一彦(堀江中学校学校協議会)、野島淳(花乃井中学校学校協議会)、 藤田浩司(九条北小学校学校協議会)、南雅美(九条南小学校学校協議会)
  • 事務局
    三村西区担当教育次長(区長)、村上西区教育担当部長(副区長)、 江原西区教育担当課長、吉岡西区教育担当課長代理、髙岡担当係長、大木係員
  • 校長
    松下九条東小学校長、松田西中学校長

議題・議事要旨

1.令和4年度 西区の教育関連施策について

事務局説明
配布資料に基づき、教育委員会による学校支援事業や西区における教育関連事業について概要を説明
主なご質問・ご意見
(子どもの体力・運動能力向上支援事業)

【野島副議長】

子どもの体力・運動能力向上支援事業について、効果はどのようなものか。先生方の意見として価値がある事業ということか。

【松下校長】

すごく助かっている。

今年度は、10月に堀江小学校でバスケットボール、11月には九条東小学校でマットの実技指導者研修会をしてもらうことになっており、指導に繋がるような動きのところから、実演しながらすごく適切に指導をしてくれる。若い先生がとても多い中、指導方法を、すごく具体的に教えてくれる。

また、それを使ってすぐ実践につなげることができるので、授業力のアップに非常に効果的である。また、西区は学校規模に大分差があるので、派遣回数は違うが、それぞれの学校の希望に合わせて子どもたちの指導にも来てくれている。やっぱりプロというか、普段指導している方がやってくれるので、子どもたちがすごく楽しそうで、45分間で動きにはっきり成果が表れている。非常に助かっている事業である。

【野島副議長】

先生が助かって、子どもが大喜びということは、私もとても嬉しい。

【中川委員】

この間、当校のプールの授業で元シンクロの巽樹里さんが、市の別の事業で来てくれた。

本物のオリンピアンの方が来てくれて子どもたちはすごくよかったと言っていて、足がピンと伸びて、プールから足だけ出ていたと言っていた。オリンピックをテレビでは見ていたが、その時とは反応が全然違っていたので、インストラクターなど来てくれる事業は、すごく良いと感じている。もっとどんどん、支援してほしい。

(PTA・社会教育関係団体学習会支援事業)

【西村委員】

PTA・社会教育関係団体学習会支援事業について、前年度は新型コロナ感染症が理由で実績がなかったということだが、それより以前の実績はあったのか。また、去年、学校の道徳の授業で外部講師を呼んだときがあったが、私はこういう支援事業があるのを知っていたので、学校に提案したが、あんまり積極的ではなかった。結局、学校主催ということであったので、講師の謝礼金をPTA会費で払った。

【江原課長】

一昨年度も実績はゼロであったが、令和元年度について7万8,880円の実績があった。

ただ、予算が20万ほどある中、令和元年は新型コロナ感染症の影響はなかったはずなので有効活用されていなかったかもしれない。

【西村委員】

教職員も知らないのではと思うが、PTAの役員は、あんまり知らない人が多く、学校の先生方もこの事業を利用できることが思い浮かばないところをみると、もっと周知する必要があると思う。ぜひ、今年度はそういうことをお願いしたい。

【江原課長】

承知した。

【川本議長】

使いたい場合はどうすればいいのか。

【江原課長】

事前に、PTAから西区役所にこういう内容で実施するという相談をして申請をしていただくことになる。

【三村区長】

予算が20万しかない中で複数から申し込みがあった場合、例えばそれぞれ5万円の講師謝礼が必要と言われた場合どうなるのか。

【江原課長】

1回当たりの限度額が5,000円なので、予算がオーバーすることは今のところは想定されない。

【古賀委員】

どんな基準で支給されるか。

【江原課長】

規程の基準でまず半額補助し、その限度は5,000円。1万円の報償金だと5,000円。5,000円なら2,500円。2万円でも5,000円支給である。

【古賀委員】

あまり有効活用できそうにないように思う。他の予算に移管するとか検討もしてほしい。

【川本議長】

5,000円だと、わざわざ申請書を出してもらおうとなかなかならないような気もする。

予算が20万円あるのであれば、学校数で割って、その範囲内で申請できるとか、そういうことを検討した方が、各PTAとしては使いやすいのではないかと思うし、全学校がやるかどうか、また、実際の講師謝礼は数万円単位になってくるのが一般的と思うので検討してほしい。

【江原課長】

ちなみに西区類似事業で地域連携支援事業というのがあり、生涯学習において、例えば講師を呼んだ場合、同じ基準で実施している。確かにこの1年減っているが、これは結構利用いただいており、そことのバランスもあるが、もっと使いやすいようにできないかということは検討させていただく。

【古賀委員】

要望という観点からであるが、さまざまな事業を目的として、項目があるのは重々承知しており、それに対して予算というものがつけられていることはわかる。

ただ、申請したら補助しますよっていう場合、学校単位でしないといけない。その学校内で協議をする場合があるが、人権の研修をしたいが誰を呼んでいいかわからない。PTAにも予算があり、使いたいがコロナの影響で前年何を行っていたかも全くわからない状況である。

できれば、お金ではなくて、スポーツ・教育も含めてこういうコースがありますよ、これを学校のニーズで選べます、お金じゃなくて事業そのものの要望ができる。

こういう形の方が、多分利用はしやすくて、予算が余るということもなく、学校のニーズ先生・保護者・子どものニーズにも応えることができると思う。

【江原課長】

PTAは、任意団体ということになるので、例えば全額補助とかいうと、ちょっといろいろ、いろんな制約が出てくるかとは思う。

どうしても、補助にならざるを得ないと思っているが、もう少し使いやすいやり方ができないのかというのは考えていきたい。

(スクールカウンセラー事業)

【南委員】

令和4年度から、ヤングケアラーのためスクールカウンセラーを1名増員と記載しているが、これは各中学校全部に1名配置ということか。また、これは中学生のいわゆるヤングケアラーと呼ばれている中学生のみを対象として、相談に乗るということか。

【江原課長】

西区として1名増員ということで、各中学校で1名増えたというような実感はないと思うが、1名分の時間が増えたということである。また、増員の趣旨は、ヤングケアラーという課題もあるので、スクールカウンセラーを西区全体として1名増やすということで、ヤングケアラーの対応しかしないということではない。

【川本議長】

西区の教育関連施策の予算を説明してもらったが、しばらくずっと変わってないと思う。質問で確認してもらったように、十分有効だという意見も出ていると思うが、教育会議の目的として、最初に区長がおっしゃった施策の立案とか、それに対する意見とかがあると思う。

区長が替わられて、こういうことをしてみたいと思っておられることがあるのか、或いは、予算がコピーになっているような気もして、自由と言いながらなかなか自由じゃない気がするので、その余地があるのかどうか、答えにくいところもあるのかもしれないが、教えてほしい。

【三村区長】

現実的なことを申し上げると私が替わったから新しく変えていくっていうのは、今年度はもう前年度に予算が決まっているので、決まったことをそのままやっていくという形であるが、来年度についても、まだ私の方でその政策について良い悪いの判断がまだつききってないところもあるので、来年度それから再来年も一部、同じような形になるかなと思っている。

私が教育委員会の会議に出席したり、教育担当のラインからいろんな説明を受けたりする中で、施策として足りないところというか、ちょっと考えた方がいいなあと思っているのが何点かある。私の思いなので、こういう思いを持っているということでご理解いただけたら大変ありがたい。

教育委員会それからブロック予算、区長の自由予算で大体網羅してあるのが、公教育として等しく底上げをしていく、というか全員に手が届くような、予算施策、これを実施していきましょうというのが中心になっている。

大阪日日新聞のインタビューで答えたが、私が一つ特色としてやりたいと思っているのはリーダー教育、要は西区を代表するような人、子どもを育てていきたい。

皆さんは西区を代表する方というと誰を思い浮かべられるか。いろんな地域でお国自慢をするとき、うちの地元ってこういう人がいるとかああいう人がいるというような自慢話をしながら、それを言うことによって一番その自分の地域というのをアピールできると。こういうことではないかと思うが、西区で言うと藤山寛美さんが西区出身らしいが、それはそれですごいのだが、もっとそういう方を増やしていきたいと思っている。

小学校・中学校の教育というのはそのベースをつくっていくものだと思っているので、そこについては校長先生方や区役所の教育ラインと相談しながら、手を打っていきたいと思っている。

それと、子どもたちの選択肢を増やしていきたいと思っている。

いろんな教育施策を打ってもらってはいるが、さっきのリーダー教育というのと繋がるが、いろんな分野のリーダーがいていいと思っており、最近話を聞いているのはeスポーツで、例えばeスポーツっていうのが教育のカフェテリアプランの中に入っていないのであれば、それを入れてみたらどうだとか、また他の分野があるのならそれを選択肢として入れて選べるようにして、子どもたちがどれがいいとか、保護者がどれだったら頑張って欲しいと思えるような、その選択肢を増やしていきたいと思っている。まだ具体化してないので、これは探していきたいと思っている。

あと何点か、順番に述べさせていただくと、先生の働き方改革。やっぱり先生がしんどすぎるっていうのも、子どもに対する教育の影響としてはよくない、社会がこれだけ働き方改革といって、働き手の環境が変わっている中で、先生の働く環境はあまり変わってないというか、学校は学校で取り組んでいただいてはいるが、社会の変化のスピードと比べるとはるかに遅いというのが私の今の実感なのでそこを何とか変えていきたい。一部中学校で採点用のソフトを入れて劇的に早くなりましたという話も聞いているので、そういったものを導入するというのも一つの手であるかもしれない、というようなことを考えていく。

あとは子どもの居場所。これは西区特有の状況かもしれないが、夫婦共働きでなかなか親の時間がつくれない、1人の時間が多い家庭もかなり多いと聞いているので、今はいわゆる低所得層向けに提供されているような場所を、それは当然継続するが、子どもが誰かと一緒にいられると安心、家庭以外でくつろげる場所とかいろんな刺激を受けてもらえるような場所をもっともっと拡充していく方法がないかなというのが一点。

それと、あともう一点、これは教育だけにかかわらず、地域を強くしていきたいというふうに思っている。

区役所には現在200人ぐらいしか職員がいないが、西区の住民は11万人ぐらいいる。この11万人の皆さんに、行政の安心安全とか、住みよいとか、楽しいとか、そういったサービスを届けるにあたって、200人で11万人に届けるっていうのはもう土台不可能である。

ここで力を発揮していただくとか、間を繋いでいただいているのは、町会や民生委員さんとか、ご高齢の方が中心に今頑張っていただいているが、そういった組織を強くしていきたい。町会とか、ご高齢の方で、なかなか加入率も下がって、引退されて人材不足になっているので、そこの組織を強くするのと同時に、NPOとか企業に地域貢献に参加して欲しいと思っているが、そちらへの働きかけを行っていこうと思っている。地域の団体の皆さんとのコミュニケーションというのは、かなり他の区と比べてとれてはいるが、誤解を恐れずに言うと、PTAの皆さんと我々区役所とのコミュニケーションが他の団体と比べて、毎年毎年替わるということもあるかもしれないが、まだ改善の余地があるのかなというふうに思っている。

先ほどの予算の申請の仕方の質問もやっぱりこのコミュニケーションがもっと取れていれば、もっとできていると思っている。

PTAの皆さんは代々替わっていくが替わっていく中でも繋げていく。そういうコミュニケーションというのを、ずっと続けていきたいと思っている。いろいろ申し上げたが、そういう思いを一個一個順番に何とか形にしていきたいと思っているところである。

2.西区における教育環境の改善について

事務局説明

配布資料に基づき、概要を説明

主なご質問・ご意見

【西村委員】

前回の教育会議でも尋ねたが、堀江中学校移転後のグラウンドと堀江小学校を結ぶ渡り廊下を教育委員会の方で検討中ということであった。その進捗状況を聞きたい。

【江原課長】

予算等が絡んでくる問題で、この会議も公開の会議ということもあって、明言は避けさせていただきたいが、前回の教育会議で、前向きに教育委員会が設置に向けて動いているとお伝えし、その後何か新たに動きがあったということは聞いていないが、区役所としては、その線で今動いていると解釈をしている。もし、何か違う動きがあればすぐに何らかの連絡が区に入るはずなので、それがないということは、順調に進んでいると解釈している。

【西村委員】

住民の説明会とかで建設局や教育委員会が来た場でも話をして議事録も持ってきてもらっているが、その後の状況がわからなかったので質問をした。

【江原課長】

我々も関心を持っており、引き続き教育委員会と情報共有を密にしていきたい。

【川本議長】

中之島西部地域の小中一貫校、この学校自体は北区にできる学校だが、計画当初からの話で西区の少なくとも一部の地域の児童数の増加にも対応するということで計画をしたので、先日、西船場小学校及び花乃井中学校の学校協議会に対しては状況の説明があったが、全市募集をするということであれば、別にその小学校、中学校のエリアに限らず、関心を持たれる方がいると思うので、適時にというか、なるべく早く住民に対して、西区の例えば優先枠とか、どういうことで通うのかという情報提供をしてほしい。

【江原課長】

これは重々認識しており、とにかく皆さんが知らなかったということにならないようにしたいと思っている。

3.次期「きらぽか計画」について

事務局説明
配布資料に基づき、概要を説明
主なご質問・ご意見

【西村委員】

 前回の教育会議で、中川委員から学校選択制の影響で児童数が少なくなってクラスを統合しないといけない状況にあると伺ったが、現在の状況はどうか。

【中川委員】

 何も変わっていない。

【西村委員】

残された課題というところに、対策に伴う制度変更、学校選択制や指定外就学制度等と明記しているが、この辺どのようなイメージで課題としてとらえ、今後どのようにしていこうとしているのか。

【江原課長】

想定しているのは、堀江小学校西学舎で、同学舎ができることによって、学校選択制はどのようになるのか。同学舎はあくまで堀江小学校で、一方で東学舎もできる。

例えば、今まで堀江小学校を選んだら、堀江小学校に行っていたのが、ゆくゆくは東学舎と西学舎で二つできる。そのときどういう制度にするかとか、西学舎ができたときに、在学している児童は、あみだ池筋を境に、西側に住んでいる子たちは、原則西学舎。単純にそれでいいのか、例えば、いろいろ友だち関係もある中で、特例を設けた方がいいのか、逆に特例を設け過ぎると、せっかく数が多いので割ったのに、東学舎に集中したら今度は何のために西学舎を作ったのかわからない。こういったことを、検討する必要がある。

また、なかのしま小中一貫校の就学制度は、全市的な話になるので教育委員会が決めることとなるが、区役所としてもそこに参画もし、意見も言いながら見守っていくが、そういうことも含んでいるとご理解いただきたい。

【西村委員】

質問の仕方が悪かったかもしれないが、児童数が少なくなっていってクラス統合していかないといけない状況が今、同じ西区内で生じており、そうすると多分すごく先生の負担となる。そもそも学校選択制をどうするのかという議論になってくるので、西区で言える話ではないのかもしれないが、その辺はどうか。

【江原課長】

委員の言うとおり、現在西区においては、子どもの数が多いところもそれはそれで学校選択制の弊害と言ったら変だが、あるし、少なければ少ないということでまた課題もあるということも認識しており、前回の教育会議の際に、西区の学校選択制について一定の検証をした結果を報告した。学校選択制自体は区役所が決めるということではあるが、大阪市全体を見ていったときに、学校選択制を採用していない区はない。

さまざまな事情もあるが、なかなか区役所単体でこれをどうするかというのは、動きにくい面があるところ。今は各24区役所で検討した結果を市教育委員会に提出し、全市的に検討をしている状況であり、その検討結果を注視したいと考えている。ただ、学校選択制についていろんなご意見があるのは認識しているが、前回の課題検証の時も説明をしたように、それでもなおこの制度については意義があるという方が7、8割いたという現実もあるので、それを踏まえて、どれだけ何か工夫ができるかということしか今のところは答えることができない。

【西村委員】

選択制なので望めば望んだところに行けるのが現状であって、その辺が区の裁量で何とかならないのかなという思いで質問をした。

【藤田委員】

学校選択制だが、行きたい方に行けば、それは一番なのかもしれないが、たとえ、家の玄関を開けて、隣の校区の学校が目の前にあっても、自分の校区に行くことを親が子に教えるのが、教育と思う。もちろん体の悪い子とか例外を作ってもいいが、私はそう思う。

【中川委員】

九条東小学校は複式にせざるをえないところ松下校長が頑張って、なるべく複式にならないようにやっていただいて、すごく感謝しているが、その辺を、区として配慮とか前向きに検討しているのか。

【江原課長】

検討は何度もしてはいるものの、力及ばず、学校には目に見える支援はできていないというのが現実である。

ただ今後もこういう傾向は続くので、我々としては学校にこれ以上負担をかけないように、何かできないかというのは常に考えており、何とかできることはやっていきたい。

【川本議長】

学校選択制というか、学校と地域のあり方というのはいろんな考え方があり、何が正解ということはないが、地域の声を聞くというのがすごく大事だと思う。西船場小学校は児童数が増えて、幼稚園を廃園にして広げたという経過があるが、その時はラウンドテーブルという形で地域住民と行政とでかなり話をした。2代前の高野区長とは夜10時ぐらいまで話をした記憶があるが、そういう機会もあり、それなりの納得感があって、今に至っているというところがあるので、区役所だけで決めるということではなくて、少なくともそういう機会に住民の意見をよく聞いて図るということが大事だと思う。

【野島副議長】

学校に子どもが押し寄せる学校もあれば、どんどん少なくなってくるところもあるが、行政がまちづくりというものをどう考えているのかすごくいつも疑問に思うし、腹立たしく感じることもすごくある。一つは、タワーマンションがバンバン建って、また逆にちょっと空き地ができれば1人世帯のワンルームマンションが建っている。

私の家の近所にも50坪ぐらいの土地のところに、間もなく12階建てのマンションが建つような状況で、九条東小学校の周り、校区内にも、敷地が結構あるところもワンルームマンションが建ち、家族が住めるようなファミリータイプのマンションだったらまた変わっていたと思う。区長なのか市長なのかはよくわからないが、行政で西区にはもうマンションはいらないと宣言してほしいぐらいである。このきらぽか計画で人口の増加、マンション世帯、単身世帯の割合、こういったことが課題と書かれている一方で、どんどんマンションが建っていっている状況であり、何とかこの辺手を打たないと学校も家庭も地域も崩壊してしまうのではないかと危惧している。

【川本議長】

ご承知の通り、神戸市はタワーマンションの規制が入っている。地域でも、タワーマンションができると戦々恐々としているところもあるので、良し悪しはわからないが、そういうことも検討してほしい。

きらぽか計画の重点的に取り組む項目が学校教育支援なので、指標が地域の実情に応じて学校教育支援を行っていると感じている学校及び西区教育会議委員の割合を100%という目標を立てているが、学校側から教育支援がされてないっていうのは難しいと思うし、教育会議の委員にしても、学校教育から離れている委員も結構いて、西区の教育支援がどんな形でされているのかはここで聞くので、西区としてはしているのかなと丸を付けてこのような結果になっている気がする。なかなか簡単ではないかもしれないが、例えば、学校単位で子どもたち向けにアンケートをとっていたとも思うので、学校が楽しい、授業が楽しいと言う子どもが何%とかという指標を立てた方がわかりやすく意義があるのではないか思う。

あともう一つは、区役所と住民とのコミュニケーションを図るということがすごく大事だと思っており、すでに他の項目に入っているのかもしれないが、そういうことを入れたらどうかと思う。

【西村委員】

9ページの、重点的に取り組む項目というところで、地域活動の活性化、町会加入促進支援っていうふうに明記いただいているが、具体的にどんな感じのことを考えられているのかということをお尋ねしたい。

現状をいうと、私は50歳を超えているが連合の中ではまだ若手と言われてこき使われているのが現状であり、私の感覚としては20歳前後の青年のことを若手というのではないかと思うが、町会の高齢化が進んでいて、若い方々にすごく敬遠されているような状況があって、この辺、重点的にと明記いただいているので、あえてちょっとお尋ねするが、どういうふうに、町会加入促進のPRをしていただけるのか。

【三村区長】

先ほども役所と区民の皆さんとの繋ぎ手として、中間組織が大事だというようなお話をさせていただいたが、そこの大きな役割を果たしてくれたのは町内会。この町内会が、活発に強い組織であることこそが、区民との繋がりに極めて大事だと思っている。

マンションが増えていって、要はその考え方が変わってくる関係で、町会に入らなくても普通に暮らしていけるという方も増えてきて、加入率が下がっていくっていうのはもう避けられない現実であると思っている。

ただ、その中間組織をそのまま衰えていくというか加入率が下がっていくのを座して見ていていいのか、というのが私の問題意識である。

ここの町会加入促進支援というのが大きな何年間かのトレンドでいうと、なるべくその加入率を維持できるような、ちょっとでも、他の区が落ちていくよりも落ち方を下げていく、こういうような形にしないといけないというのが私の考え方である。

では何をするかということだが、実際その町会加入を直接的に促進していただくのは、町内の方々であり、だから振興町会で、それぞれの連長さんであったり町内会長さんであったり、この方々に、実際、直接的な働きかけをしていただかないといけない。我々としては促進支援ということになるので、そこに力を入れていく。

何をするのかは、アンケートを取った中で入らない方の理由は、そもそも町会って何をやっているのかよくわからないということと、入ったメリットっていうのがよくわからないと、こういうことが多いので、まずは町会の皆さんが何を実際やっているのかと、これの発信をやっていこうと今一生懸命取り組んでいる。

私もいろんな場や会議があるので挨拶する機会があるが、その場で必ずこの会は町会の皆さんに頑張って組織してもらっていますとか、運営していただいていますだとか、そういうことを皆さんが聞いていただける場で発信するのと、あとは区役所のスタッフを通じて、実際のビラ配りやポスターとか、そういう形で町会が一体何をやっているのかということを発信していくことと、防災訓練とか子育てサークルとか、そういったところで入っていない方もいらっしゃるので直接的な勧誘というか、こういった形で町会に連絡してもらえば入れますといった情宣の活動をサポートしている。

このように一人一人が声と体力と手を使って、足を使って、町会入りましょう、いいですよというようなことを地道に活動している状況である。

【西村委員】

おっしゃるようにメリットがないから、町会に加入していただけないっていうことがあるので、小さい町会の単位ではやっぱり入っていただいたからには、メリットを感じていただけるように、我々若手の方から動いていってはいるが、大半が高齢の方の町会なので盆踊り一つするにも非常に大変な状況となっている。

これだけたくさん人口が集中している西区でありながら実際にこの地域のことを動かしているのが、ごく少数のお年寄りばっかりで、本当に何とかならないのかなと日々考えているので、何か側面支援をいただけたらという思いで質問させていただいた。

【中川委員】

今の点、ちょっと思いついたのだが、西区は結構企業が多い区だと思うが、その辺とのコミュニティーの活動とか、取り組めたらいいと思う。

【三村区長】

本当にその通りだと思っている。

今のところそういったコミュニティーがない。

商工会議所の西支部というのはあるが、そことは一応知り合いがいるぐらいの程度の話であって、工業会も、会議やパーティーがあればそこでたまたま同席するぐらいのコミュニケーションしかない。ですので、そこのコミュニケーションをもう一回一から作っていくというのを今地域支援課、一般企業でいうと営業みたいな部署があるが、そこを中心にアプローチをすることによって、コミュニケーションを作っていって、いろんなイベントに協賛をしていただくとか、人を出してもらうとか、そういう活動をしていこうと思っている。

また、私も前銀行にいて、西区に支店があって後輩たちが頑張っているというのもあって、そこのお客さま会に参加させてもらう予定にして、そういったことで露出を高めていく。

住民の方も西区にという土地に対する愛着は本当に極めて高いのだが、企業のオーナーさん方も同じで、本社を移転したいと言ってもやっぱり西区の中がいいといわれる。これだけ狭いとこでどこにあるのだろうと思うが、そういうオーナーの方々が多いので、そういう方々をぜひ取り込んで、地域の活性化とかイベントだとか、それから防災の体制に組み込んでいく、そういうことをやっていかないといけないということで今動き始めたところである。

あと併せてNPOとか、そういうところへのアプローチも必要と思っていてNPOも2、3者ぐらいとは話はしていて、地域貢献とかボランティアとか割と前向きにいろんなことを考えていただけるので、接点をもうちょっと強く持っていけたらと今思っているところである。

【川本議長】

先ほど町会加入率が下落していくのは仕方ないとおっしゃったと思うが、私はそれは違うと思っていて、前は私にも町会って古いのかっていうイメージがあったが、そうじゃなくてその地域を活性化するために不可欠であって、猫も杓子もSDGsのバッジを着けているときがあったけれども、それからすると、むしろそこから目指していくべきじゃないのかなという気がしていて、そういうイメージ戦略というか、そういうものも一つ考えていただいたらどうか。

【西村委員】

おっしゃるように、町会と言えばなにかめんどくさい年寄りの集まりで何もメリットがないしわずらわしいばっかりというのが若い方や外部から来られた方のイメージであるとは思うので、そこを何か変えていくような感じでどうか。

【三村区長】

私の言い方が悪かったのかもしれないが、中間組織を維持したい、強くしていきたいということである。

町会というのも、私が今申し上げているのは今の形での町会という形なので、世代交代というのも、やっぱりその町会の組織を強くしていく中では必要だと思うし、今SDGsって、おそらくまちづくりのことをおっしゃっているのだと思うが、その観点には私も強く思っているので、新しい形での中間組織っていうのをしっかり作っていきたいと考えている。言い方は違うが思いは同じと思うので、いろいろご協力をぜひお願いできればと思う。

【藤田委員】

九条北も町会加入率がだんだん下がってきているとは思うが、地域活動協議会が、今年から連長も替わって新しくなり、子ども会であるとか青指であるとか、その辺を中心にいろいろイベントを考えたりしている。もう3回目になるが、一昨日の日曜日に九条北公園でそもそもは医療関係者にエールを送るとともに、子どもたちにも何もやってない状況なので、元気を出してもらおうということで季節外れだがこいのぼりを吊って、今年は綿菓子をしたりお菓子を配ったりして、その地域の特色というか、それで若い父親が来たら青指を頼むとかいろいろアピールはしている。その辺から頑張っていけばいいのではないかと思ったりもする。

それと話は逸れるが、西区を代表する方っていうことをさっき区長がおっしゃったが、九条出身で中日、西武、阪神と渡り歩いた田尾選手がおり、どういった事業で、どこから予算がついて、来てもらえたかも憶えていないが10数年ぐらい前に、九条北小学校に来てもらって、子どもたちに野球を教えてもらったこともあった。それもすごく良かったのではないかと思っている。

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