人命救助を行った消防協力者に対し感謝状の贈呈

令和7年2月27日、阪神高速道路1号環状線において転覆した車両から女性運転手を車外へ救出し、人命を救った青木浩史（あおきひろふみ）さんへ中央消防署長から感謝状を贈呈しました。

青木さんは仕事に向かうため、阪神高速道路1号環状線を走行中に前方を走行していた車両が車線変更後に事故を起こし、転覆し停車したのを目撃したため、事故車両の後方に停車。事故車両の運転手は自力で脱出することが出来ず、車両からは白煙が立ちあがっていたため、非常に危険な状況であると感じ、助手席側の窓から運転手を車外へ救出しました。その直後、事故車両は炎上しました。

事故車両から煙がすごく出ていて、とても危険な状況であることがわかりました。中に人が乗っていることも分かっていたため、早く外へ出してあげないとという思いで躊躇することなく助けに向かいました。高速道路上だったため、自分自身も危険だという認識もあり少し恐怖心もありました。ただ、何より中に乗っていた女性が助かって本当に良かったと思います。

今回、青木さんの勇気ある行動により事故車両の運転手は無事に救出され、青木さんに怪我もありませんでした。また、救出直後に事故車両が炎上していることから一刻を争う状況であったと考えられます。しかし、高速道路上での停車は非常に危険ですので、一刻の猶予もない場合を除き、事故車両を発見した場合はハザードランプを点灯し、必ず安全な場所に停車し自身の安全を確保したのち通報してください。安全な場所での通報が困難であれば高速道路から降り、安全な場所に停車し通報してください。