救急活動協力者への感謝状の贈呈

　令和5年10月下旬に飲食店で発生した心肺停止事案に対して、店内に居合わせた原周平さん（以下原さん）が実施した救命活動により尊い命が救われました。その功績を称え、原さんに髙見東住吉消防署長から感謝状を贈呈しました。

　令和5年10月下旬東住吉区内の飲食店において、食事中であった原さんが店内で女性の叫び声を聞き、駆け付けたところ、女性の横にいた40代男性（傷病者）の顔色が悪く、様子がおかしくなっているのを発見しました。原さんはすぐさま男性（傷病者）の状態を確認すると意識、呼吸、脈拍が無く、心臓が停止しているのを確認したため、直ちに胸骨圧迫を開始し救急隊が到着するまで継続しました。

　到着した救急隊のAEDで電気ショックを実施すると男性の呼吸、脈拍は再開し、その後現場で意識を回復し一命をとりとめました。男性は病院に搬送された後、1ヶ月後に無事退院されました。

　原さんが早期に観察、救命処置を行い、救急隊へ的確に情報提供し、引き継いだことで「救命の連鎖」が生まれ、傷病者の早期回復に繋がりました。