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2cmの水でも溺れます

2025年8月25日

ページ番号:658722

鼻と口が水に浸かると溺れます

人間は鼻と口からしか呼吸ができません。

そのため、鼻と口が浸かる程の水があれば溺れます。

特に子どもは小さく、たった2cm程の水でも溺れる危険性があります。

溺れるときは静か

溺れるときは、水面をバシャバシャし、「たすけてー」と叫ぶと思っていませんか?

たすけてと叫びながら溺れている絵

実際に溺れるときは静かに溺れます。

  • 叫ぶと沈む
  • 外耳に水が入り、平衡感覚が失われる
  • 水面に浮上できない
  • 子どもは溺れていることに気づかないことがある

海で遊んでいる絵
静かに溺れている絵

沈んでいる人は見つけにくい

近くにいるから大丈夫と目を離していませんか?

5m離れると光の反射で水面からはほとんど溺れている人が見えません。

沈んでいる人(5m水面)

5m(水面)

沈んでいる人(3m水面)

3m(水面)

沈んでいる人(1m水面)

1m(水面)

沈んでいる人(5m水中)

5m(水中)

沈んでいる人(3m水中)

3m(水中)

沈んでいる人(1m水中)

1m(水中)

溺れた時の対処方法

浮く

水面に対して体を平行にし、手と足を大きく広げ、大の字で浮きます。

に空気が入ると、浮袋の役割を果たし、浮きやすくなります。

呼吸は吐く時間を短く、吸う時間を長くすることを意識しましょう。

大の字で浮いているところ

イカ泳ぎ

川や海など流れや波がある場合、浮いた状態を保てない場合があります。

そんなときはイカ泳ぎをしてください。

イカ泳ぎをすることで、着衣状態でも水面に顔を出しやすくなります。

イカ泳ぎのやり方(1~4を繰り返す)

  1. おなかを上にし、顔をあげる
  2. 手と足を引き上げる
  3. 手と足でゆっくりあおる
  4. イカのようにゆっくり浮きながら進む

イカ泳ぎ1

1.おなかを上にし、顔をあげる

イカ泳ぎ2

2.手と足を引き上げる

イカ泳ぎ3

3.手と足でゆっくりあおる

イカ泳ぎ4

4.イカのようにゆっくり浮きながら進む

溺れている人を見つけたら

119番通報をし、溺れている人に向かって浮くものを投げたり長いものの先端を掴ませましょう。

浮くもの:ライフジャケット、浮き輪、カラのペットボトル、ビニール袋、蓋を閉めたクーラーボックス、サンダル、運動靴 など

※ペットボトルは少し水を入れると投げやすくなります。

※サンダルや靴も浮くので、溺れたときは脱がずに活用しましょう。

長いもの:釣り竿、ロープ、木の枝 など

やむを得ず水に入って助ける場合、必ず浮くものを持ち、自分の安全を確保してから助けに向かいましょう。

ペットボトルを投げているところ
ペットボトルで浮いているところ

ペットボトル

浮き輪で浮いているところ

浮き輪

ライフジャケットで浮いているところ

ライフジャケット

ビニール袋で浮いているところ

ビニール袋

NG行為

溺れたとき

浮いている間、水面に出る体の部分は約2%です。

手を水面に出してたすけを求めると、水面に出る2%が手となり、体が沈むため呼吸ができなくなります。

2%の部分に鼻と口を持っていき、呼吸を確保しましょう。

水面から出るのは2%

顔の部分が2%

手をあげると顔が沈む

2%が手になってしまっている

助けるとき

命綱をつけたり浮くものを持ったりせずに、身体一つで助けに行くと、溺れている人に掴まれて、身動きが取れなくなり一緒に溺れます。

たすけにいくところの写真

身体一つでたすけに行くところ

身動きがとれないところの写真

掴まれて身動きがとれなくなっているところ

一緒に溺れるところの写真

一緒に溺れてしまうところ

危険性

プール

  • 足がつって水面にあがれなくなる
  • 段差の違いで深みにはまる
  • 浮き輪から抜ける
  • 飛び込みにより泳いでいる人とぶつかる
  • プールサイドで火傷する
  • プールサイドで滑って転倒する
などがあります。
プールの絵

  • 流れの速さが場所により変わる
  • 水中で土砂が崩れて足を滑らせる
  • 上流の天候の変化やダムの放水により急に増水する
  • 飛び込みにより水中の岩へ激突する
などがあります。
川の絵

  • 離岸流に流されて急に沖まで流される
  • テトラポット付近の入り組んだ流れに巻き込まれる
  • 毒のある生物に触れる
  • 堤防から足を滑らせ転落
などがあります。
海の絵

  • 藻で滑りやすく落ちやすい
  • 助けに行き手を引っ張られると滑って一緒に落ちる
  • 急に深くなってるので陸に上がれない
などがあります。
池の絵

安全に遊びましょう

水遊びをするときは、大人も子どももライフジャケットを着用し、水辺の危険性を認識した上で、安全に楽しく遊びましょう。

いざという時は119番通報

消防士は水難救助のために日々訓練を行っています。

いざという時は119番通報で助けを求めてください。

水難救助訓練1
水難救助訓練2
水難救助訓練3
水難救助訓練4
水難救助訓練5
水難救助訓練6

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