地域防災リーダー救助技術「ロープ結索」について
2025年4月10日
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地域防災リーダー救助技術「ロープ結索」について

ロープ結索について学びましょう
ロープや紐同士をつないだり、それらロープ類を使って結び目を作ったり、物に縛り付けたりする事を「結索(けっさく)」と言います。
結索は、日常生活のなかでよく目にしますが、人命救助活動などに使用する「ロープ結索」は、「解(ほど)けにくく、解(ほど)きやすい」という特徴を持っており、防災活動においても大いに活用することができる重要な技術のひとつです。
またロープ結索は、安全・確実・迅速に作成することが求められており、特殊な方法を用いているものも多いので、日々の研鑽が重要です。
このページには、使用頻度の多い基本的な方法を載せています。
※各画像をクリックすると結索手順が動画でご覧いただけます
これらを習熟した後、より実践的な方法の習得を目指し、防災活動時に応用できるようステップアップを図りましょう。

本結び
ロープどうしを結合する基本的な方法です。
太さが著しく違うものや材質が異なるものでは解ける危険があるため、同じ太さ、同じ種類のロープをつなぎ合わせるときに使用します。

ひとえつなぎ
太さの違うロープや湿ったロープを結び合わすときに適している結び方です。
なお、太さが違うロープの場合、下記の図で太いロープは赤色、細いロープは黄色の動きになります。

ふたえつなぎ
ひとえつなぎと同様に太さの違うロープや湿ったロープを結び合わすときに適している結び方です。ひとえつなぎに比べ、ロープを二重に回して締め込むため、強度が増します。
なお、太さが違うロープの場合、下記の図で太いロープは赤色、細いロープは黄色の動きになります。

巻き結び
ロープで棒などにつなぎとめる方法で、結ぶのも解くのも簡単で確実な結着です。
ロープの太さや種類を問わない汎用性の高い結着方法です。

ふたまわりふた結び
ロープの端を固定物に縛りつける結索です。ロープを展張するときなどに使用し、より強固につなぎとめることが出来ます。

もやい結び
ロープの先端に輪を作るもので、輪の大きさを変えることで色んなことに使えるため、汎用性のある結び方です。

身体もやい結び
高所で作業を行うときの安全確保の手段として、ロープの一端を腰にもやい結びで巻き付け、もう一端を強固な支持物へ巻き結び等により結着することにより、墜落防止を行うことにより安全な活動を行います。
なお、墜落制止用器具(略称「安全帯」)がない場合の緊急手段として使用します。
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