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決算の概要(平成20年度)

2016年12月5日

ページ番号:58191

水道事業・工業用水道事業 平成20年度決算の概要

 平成20年度大阪市水道事業・工業用水道事業会計決算が大阪市会で認定されました。

 水道事業では、7年連続の黒字(約126億円)となり、累積黒字額は前年度に比べ増加しました。

 また、工業用水道事業では、2年連続の黒字(約3億円)となり、累積赤字額は前年度に比べ減少しました。

1 水 道 事 業 会 計

平成20年度水道事業会計決算概要

(1)経 営 収 支

水道事業会計経営収支
(単位:百万円)
 20年度決算19年度決算増減  伸び率(%)
収益76,927 73,854 3,0734.2
 給水収益67,544 69,098 △1,554△2.2
 受託工事収益360 528 △168△31.8
 その他3,339 3,287 521.5
 特別利益5,684 941 4,743著増
費用64,375 66,521 △2,146△3.2
 人件費16,054 18,030 △1,976△11.0
 物件費22,932 21,700 1,2325.7
 資本費23,501 25,006 △1,505△6.0
 その他経費1,888 1,785 1035.8
収支差引12,552 7,333 5,219 
(経常収支)(6,868)(6,392)(476)

 ○ 収益は、769億2,700万円で、前年度(738億5,400万円)に比べ4.2%増加しました。

 これは、その大部分を占める給水収益は、家庭用などの少量使用者による需要の増はあるものの、それを上回る多量使用者の需要が減少したことから、前年度(690億9,800万円)に比べ2.2%減の675億4,400万円と減少したものの、固定資産の売却等に伴う特別利益が増加したことなどによるものです。

 

 ○ 費用は、643億7,500万円で、前年度(665億2,100万円)に比べ3.2%減少しました。

 これは、毎月点検・毎月請求の実施や配水管整備事業並びに給水装置整備事業の進捗による物件費の増加があったものの、人員の減等による人件費の減少や支払利息の減少などによるものです。

 

 ○ この結果、収支差引は125億5,200万円の純利益となり、前年度(73億3,300万円の純利益)と比べ、52億1,900万円の収支改善となりました。

 また、特別損益を除いた経常収支では、68億6,800万円の経常利益となり、前年度(63億9,200万円)と比べ4億7,600万円の収支改善となりました。

 

 ○ なお、前年度からの繰越利益剰余金が85億1,800万円であるので、平成20年度末の未処分利益剰余金は210億7,000万円となりました。

 この剰余金処分としましては、施設の更新・整備のため借り入れた企業債の未償還残高が2,515億8,400万円となり、償還金が増加しているため、その財源となる減債積立金に67億円を積み立て処分するほか、建設改良積立金に58億円を積み立て処分し、財務体質の強化を図りました。

 

(2)資 本 的 収 支

水道事業会計資本的収支
(単位:百万円)
 20年度決算
資本的収入9,967
 企業債9,279
 国庫補助金210
 固定資産売却代金45
 その他433
資本的支出35,183
 建設改良費14,273
 償還金14,733
 出資金388
 貸付金5,000
 その他789
収支差引△25,216
補てん財源25,216
 減債積立金6,100
 建設改良積立金1,035
 損益勘定留保資金等18,081
差引0

 ○ 資本的収入については、99億6,700万円で、これは、建設改良費に充当するため借り入れた企業債及び緊急時の配水系統連絡管整備に係る国庫補助金などです。

 

 ○ 資本的支出については、351億8,300万円で、これは、浄・配水施設の整備等の建設改良費、企業債等の償還金、株式会社大阪水道総合サービス及び公営企業等金融機構への出資金並びに一般会計への長期貸付金などです。

 

 ○ この結果、収支差引で不足となる252億1,600万円は、減債積立金、建設改良積立金及び損益勘定留保資金等で全額補てんしました。

 

(3)主 要 事 業

 ○ 施設整備事業の計画的推進

 

 1 浄水 施 設 整 備 事 業   53億5,300万円

      全体計画   平成19年度~平成28年度(10か年計画)

      総事業費(当初計画) 560億円

   平成20年度末累積事業費 78億8,600万円 〔当初計画比14%〕 

   平成20年度事業 柴島浄水場管理設備(浄水管理)改良

                     柴島1・2号取水塔改良 など

 

 2 配水 管 整 備 事 業   99億9,600万円(75km)

   全体計画   平成19年度~平成28年度(10か年計画)

   総事業費(当初計画) 1,155億円(事業量668km)

   平成20年度末累積事業費 178億9,400万円(事業量127km)

            及び事業量〔当初計画比15%(事業量19%)〕

   平成20年度事業 経年管路の戦略更新 など

 

 3 給 水 装 置 整 備 事 業   59億7,600万円(50km)

   全体計画   平成19年度~平成25年度(7か年計画)

   総事業費(当初計画) 405億円(事業量369km)

      平成20年度末累積事業費  114億7,600万円(事業量50km)

                          及び事業量〔当初計画比 28%(事業量27%)〕 

   平成20年度事業 鉛給水管取替 など

 

2 工業用水道事業会計

平成20年度工業用水道事業会計決算概要

(1)経 営 収 支

工業用水道事業会計経営収支
(単位:百万円)
 20年度決算19年度決算増減伸び率(%)
収益2,0332,077△44△2.1
 給水収益1,880 2,012 △132△6.6
 受託工事収益106 29 77著増
 その他47 36 1132.1
費用1,6841,852△168△9.1
 人件費230 321 △91△28.3
 物件費626 656 △30△4.6
 資本費716 728 △12△1.7
 その他経費112 147 △35△23.5
収支差引349225124 
(経常収支)(349)(225)(124)

 ○ 収益は、20億3,300万円で、前年度(20億7,700万円)に比べ2.1%減少しました。

 これは、受託工事収益が増加したものの、給水収益が前年度(20億1,200万円)に比べ6.6%減の18億8,000万円となったことなどによるものです。

 

 ○ 費用は、16億8,400万円で、前年度(18億5,200万円)に比べ9.1%減少しました。

 これは、退職手当の減等による人件費の減少や浄水場管理にかかる委託料の減少による物件費の減少などによるものです。

 ○ この結果、収支差引は3億4,900万円の純利益となり、前年度(2億2,500万円の純利益)に比べ、1億2,400万円の収支改善となりました。

 

 ○ なお、前年度からの繰越欠損金が23億2,200万円であるので、平成20年度末の未処理欠損金は19億7,300万円となりました。

 

(2)資 本 的 収 支

工業用水道事業会計資本的収支
(単位:百万円)
 20年度決算
資本的収入48
 国庫補助金12
 その他36
資本的支出473
 建設改良費211
 償還金262
 その他0
収支差引△425
補てん財源425
 減債積立金0
 損益勘定留保資金等425
差引0

  ○ 資本的収入については、4,800万円で、これは、建設改良費のうち、工業用水道改築事業に係る国庫補助金などです。なお、企業債については資金状況を鑑み、新規発行を行っていません。

 

 ○ 資本的支出については、4億7,300万円で、これは、工業用水道改築事業などの建設改良費並びに企業債の償還金です。

 

 ○ この結果、収支差引で不足となる4億2,500万円は、損益勘定留保資金等で全額補てんしました。

 

(3)主 要 事 業

 ア 工 業 用 水 道 改 築 事 業   8,500万円(事業量0.62km)

   当初計画  平成12年度~平成21年度(10か年計画)

   実  施  平成12年度~平成20年度

   総事業費  32億9,500万円(事業量9.91km)

    平成20年度末実施状況  25億2,900万円(事業量9.91km)

    〔進捗率 76%(事業量 100%)〕

    平成20年度事業 経年管路の更新整備

  

  ※ 詳しくは各種資料をご覧ください。

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