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決算の概要(平成21年度)

2016年12月5日

ページ番号:99421

水道事業・工業用水道事業 平成21年度決算の概要


 平成21年度大阪市水道事業・工業用水道事業会計決算が大阪市会で認定されました。

 水道事業では、8年連続の黒字(約50億円)となり、累積黒字額は前年度に比べ増加しました。

 また、工業用水道事業では、3年連続の黒字(約1億円)となり、累積赤字額は前年度に比べ減少しました。

1 水 道 事 業 会 計

平成21年度水道事業会計決算概要

(1)経 営 収 支

水道事業会計経営収支
(単位:百万円)
 21年 度 決 算 見 込20年度決算増減伸び率(%)
収益67,935 76,927 △8,992 △11.7
 給水収益64,190 67,544 △3,354 △5.0
 受託工事収益340 360 △20 △5.6
 その他3,405 3,339 66 1.6 
 特別利益0 5,684 △5,684 皆減
費用63,030 64,375 △1,345 △2.1
 人件費15,398 16,054 △656 △4.1
 物件費21,757 22,932 △1,175 △5.1
 資本費22,914 23,501 △587 △2.5 
 その他経費2,818 1,888 930 49.2
 特別損失143 0 143 皆増
収支差引4,905 12,552 △7,647  
(経常収支)(5,048) (6,868) (△1,820)

○ 収益は、679億3,500万円で、前年度(769億2,700万円)に比べ11.7%減少しました。

 これは、その大部分を占める給水収益が、経済危機の影響により多量使用者の需要が激減したことから、前年度(675億4,400万円)に比べ5.0%減の641億9,000万円と減少したことに加え、固定資産の売却等に伴う特別利益が皆減したことなどによるものです。

○ 費用は、630億3,000万円で、前年度(643億7,500万円)に比べ2.1%減少しました。

  これは、浄水場の管理設備更新に伴う既存設備の除却等による資産減耗費(その他経費)の増加があるものの、人員の減及び経費削減の取組等による人件費や、給水装置整備事業や配水管整備事業等の物件費の減少などによるものです。また、株式会社ワールドトレードセンタービルディングの更正計画が認可されたことから、敷金の毀損を特別損失として計上しました。

○ この結果、収支差引は49億500万円の純利益となり、前年度(125億5,200万円の純利益)と比べ、76億4,700万円の収支悪化となりました。

  また、特別損失を除いた経常収支でも、50億4,800万円の経常利益となり、前年度(68億6,800万円)と比べ18億2,000万円の収支悪化となりました。

○ なお、前年度からの繰越利益剰余金が85億7,000万円であるので、平成21年度末の未処分利益剰余金は134億7,500万円となりました。

  このうち、減債積立金に47億円、建設改良積立金に2億円をそれぞれ積み立てる予定です。

 

(2)資 本 的 収 支

水道事業会計資本的収支
(単位:百万円)
 21年度決算見込
資本的収入10,868
 企業債9,837
 国庫補助金138
 固定資産売却代金3
 その他890
資本的支出32,395
 建設改良費14,864
 償還金16,466
 その他1,065
収支差引△21,527
補てん財源21,527
 減債積立金6,700
 建設改良積立金1,250
 損益勘定留保資金等13,577
差引0

○ 資本的収入については、108億6,800万円で、これは、建設改良費に充当するため借り入れた企業債及び経年管路の更新等に係る国庫補助金や太陽光発電設置に係る一般会計補助金などです。

   資本的支出については、323億9,500万円で、これは、浄・配水施設の整備等の建設改良費、企業債等の償還金などです。

○ この結果、収支差引で不足となる215億2,700万円は、減債積立金、建設改良積立金及び損益勘定留保資金等で全額補てんしました。

 

(3)主 要 事 業

 

○ 施設整備事業の計画的推進

 

1 浄水 施 設 整 備 事 業  46億7,800万円

     全体計画   平成19年度~平成28年度(10か年計画)

     総事業費(当初計画) 560億円

     平成21年度末累積事業費 125億8,600万円 〔当初計画比22%〕 

     平成21年度事業 柴島浄水場管理設備(浄水管理)改良

                 柴島3号取水塔改良

                 泉尾配水場建設工事 など

 

2 配水 管 整 備 事 業    106億円(59km)

     全体計画    平成19年度~平成28年度(10か年計画)

     総事業費(当初計画) 1,155億円(事業量668km)

     平成21年度末累積事業費  284億9,400万円(事業量185km)

              及び事業量    〔当初計画比25%(事業量28%)〕

     平成21年度事業 経年管路の戦略更新 など

 

3 給 水 装 置 整 備 事 業    48億4,300万円(45km)

     全体計画    平成19年度~平成25年度(7か年計画)

     総事業費(当初計画)  405億円(事業量369km)

          平成21年度末累積事業費   162億6,700万円(事業量147km)

                           及び事業量  〔当初計画比 40%(事業量40%)〕 

    平成21年度事業 鉛給水管取替 など

 

2 工業用水道事業会計

平成21年度工業用水道事業会計決算概要

(1)経 営 収 支

工業用水道事業会計経営収支
(単位:百万円)
 21年度決算見込20年度決算増減伸び率(%)
収益1,9392,033△94△4.7
 給水収益1,710 1,880 △170△9.7
 受託工事収益187 106 8176.2
 その他42 47 △5△10.9 
費用1,7971,6841136.7
 人件費237 230 72.6 
 物件費687 626 619.8 
 資本費678 716 △38△5.4
 その他経費195 112 8374.3 
収支差引142349△207 
(経常収支)(142)(349)(△207)

 ○ 収益は、19億3,900万円で、前年度(20億3,300万円)に比べ4.7%減少しました。

これは、受託工事収益が増加したものの、収益の大部分が給水収益のもととなる水需要が、経済危機の影響を受け、昨年度後半から今年度前半にかけ激減したことにより、前年度(18億8,000万円)に比べ9.1%減の17億1,000万円となったことなどによるものです。

 ○ 費用は、17億9,700万円で、前年度(16億8,400万円)に比べ6.7%増加しました。

   これは、支払利息の減により資本費が減少したものの、受託工事の増による物件費や浄水場に管理設備更新に伴う既存設備の除却等による資産減耗費(その他経費)の増加等などによるものです。

 ○ この結果、収支差引は1億4,200万円の純利益となり、前年度(3億4,900万円の純利益)に比べ、2億700万円の収支悪化となりました。

 

 ○ なお、前年度からの繰越欠損金が19億7,300万円であるので、平成21年度末の未処理欠損金は18億3,100万円となりました。

 

(2)資 本 的 収 支

工業用水道事業会計資本的収支
(単位:百万円)
 21年度決算見込
資本的収入84
 工事負担金83
 その他1
資本的支出542
 建設改良費279
 償還金262
 その他1
収支差引458
補てん財源458
 損益勘定留保資金等458
差引0

  ○ 資本的収入については、8,400万円で、これは、建設改良費のうち、配水管の移設のための工事負担金などです。

 ○ 資本的支出については、5億4,200万円で、これは、他企業からの配水管の移設や経年管路の更新などの建設改良費並びに企業債の償還金です。

 ○ この結果、収支差引で不足となる4億5,800万円は、損益勘定留保資金等で全額補てんしました。

 

 ※ 詳しくは各種資料をご覧ください。

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水道局 総務部 経理課
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