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決算の概要(平成26年度)

2016年10月19日

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水道事業・工業用水道事業 平成26年度決算の概要

 平成26年度大阪市水道事業・工業用水道事業会計決算が大阪市会で認定されました。

 水道事業では、平成13年度決算以来13年ぶりの赤字(約14億円)となったものの、地方公営企業会計基準の見直しに伴い発生したその他未処分利益剰余金変動額により、累積黒字額は前年度に比べ増加しました。

 また、工業用水道事業では、8年連続の黒字(約4億円)となったうえ、会計基準の見直しに伴い発生したその他未処分利益剰余金変動額により、平成10年度以来16年ぶりに累積赤字は解消し累積黒字となりました。

 

1 水道事業会計

平成26年度水道事業会計決算概要

(1) 経営収支

上水経営収支

○ 収益は、676億1,900万円で、前年度(685億円2,300万円)に比べ1.3%減少しました。

 これは、会計基準見直しに伴う長期前受金戻入が、14億3,200万円皆増となったものの、収益の大部分を占める給水収益が前年度(614 億5,300 万円)に比べ1.9%減の602 億6,400 万円と減少したことや固定資産売却に伴う特別利益も減少したことによるものです。

 

○ 費用は、689億8,300万円で、前年度(563億1,500万円)に比べ22.5%増加しました。

 これは、修繕費などの物件費が減少したものの、会計基準見直しにより平成26年度に限り発生した退職給付引当金の一括計上などによる特別損失が大幅に増加したことによるものです。

 

○ この結果、収支差引は13億6,400万円の純損失となり、前年度(122億800万円の純利益)と比べ、135億7,200万円の収支悪化となりましたが、特別損益を除いた経常収支では、121億8,100万円の経常利益となり、前年度(99億4,900万円の経常利益)と比べ、22億3,200万円の収支改善となりました。

 

○ 前年度からの繰越利益剰余金が86億1,600万円あり、これに当年度純損失(△13億6,400万円)と、資本剰余金及び使用後積立金から利益剰余金への振替額(その他未処分利益剰余金変動額263億7,400万円)を合計した平成26年度末の未処分利益剰余金は336億2,600万円となります。

 

(2)資本的収支

上水資本的収支

○ 資本的収入については、51億5,900万円で、これは、建設改良費に充当するために借り入れた企業債、基金繰入金、固定資産売却代金などです。

 

○ 資本的支出については、358億6,300万円で、これは、浄・配水施設の整備等の建設改良費、企業債等の償還金などです。

 

○ この結果、収支差引で不足となる307億400万円は、減債積立金、建設改良積立金及び損益勘定留保資金等で全額補てんしました。

 

(3)主 要 事 業

○ 施設整備事業の計画的推進

1 浄水施設整備事業

    全 体 計 画               平成19年度~平成28年度(10か年計画)

    総事業(当初計画)       事業費              560億円

    平成26年度事業執行      事業費    31億6,900万円

    平成26年度末累積事業    事業費  383億1,600万円

    進  捗  率               事業費             68%

 

2 配水管整備事業

    全 体 計 画                     平成19年度~平成28年度(10か年計画)

    総事業(当初計画)              事業費             1,155億円        事業延長    668km

    平成26年度事業執行         事業費     139億   800万円          事業延長     76km

     平成26年度末累積事業      事業費  808億 9,400万円          事業延長    515km

    進  捗  率                事業費             70%                事業延長    77%

2 工業用水道事業会計

平成26年度工業用水道事業会計決算概要

(1) 経営収支

工水経営収支

○ 収益は、19億8,800万円で、前年度(16億4,400万円)に比べ20.9%増加しました。

 これは、その大部分を占める給水収益が前年度(15 億8,900 万円)に比べ4.6%減少の15 億1,700 万円となったものの、会計基準見直しに伴い長期前受金戻入が1億8,800万円皆増となったことや、給水収益の計上期間の見直しに伴う特別利益の増加があったことなどによるものです。

 

○ 費用は、15億4,800万円で、前年度(13億5,200万円)に比べ14.5%増加しました。

 これは、減価償却費などの資本費の減少はあったものの、人件費の増加や会計基準見直しに伴う退職給付引当金の一括計上などによる特別損失の皆増によるものです。

 

○ この結果、収支差引は4億4,000万円の純利益となり、前年度(2億9,200万円の純利益)と比べ1億4,800万円の収支改善となりました。

 また、特別損益を除いた経常収支でも4億800万円の経常利益となり、前年度(2億9,200万円の経常利益)と比べ、1億1,600 万円の収支改善となりました。

        

○ 前年度からの繰越欠損金が7億4,300万円あり、これに当年度純利益(4億4,000万円)と、資本剰余金から利益剰余金への振替額(その他未処分利益剰余金変動額48億4,300万円)を合計した、平成26年度末の未処分利益剰余金は45億4,000万円となります。

 

(2)資本的収支

工水基本的収支

○ 資本的収入については、500万円で、これは、建設改良費のうち、配水管移設に伴う工事負担金などです。

 

○ 資本的支出については、2億3,600万円で、これは、配水管移設などの建設改良費及び企業債の償還金です。

 

○ この結果、収支差引で不足となる2億3,100万円は、損益勘定留保資金等で全額補てんしました。

 

このページの作成者・問合せ先

大阪市水道局総務部経理課

〒559-8558 大阪市住之江区南港北2丁目1番10号 ATCビル ITM棟9階

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