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水道使用量データを活用した「見守り・ヘルスケアサポート」の導入に向けた実証実験を実施します

2021年3月29日

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 大阪市は、市民・お客さまへの新たなサービスとして、水道使用量データを活用した「見守り・ヘルスケアサポート」を検討しており、その導入に向けた実証実験を愛知時計電機株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:星加俊之)と共同で実施します。
 この実証実験は、大阪商工会議所との先進的なまちづくりに資する「実証事業都市・大阪」実現に向けた包括提携協定に基づき、また、本市水道局独自の調査研究制度である「シーズ・インキュベータ制度(注1)」により取り組むものです。
 なお、NB-IoT通信方式(注2)を適用した見守り・ヘルスケアサポートの導入に向けた実証実験は、水道事業においては全国の政令市で初の取組みとなります。

  • 注1:シーズ・インキュベータ制度とは、職員が主体的に設定した水道技術や経営に関するテーマについて調査研究を積極的に支援する制度で、平成30年4月から施行しています。シード(seed):種、インキュベート(incubate):(卵を)抱く・かえす・培養するといった意味から名付けています。
  • 注2:NB-IoT(Narrow Band – IoT)通信とは、IoT(Internet of Things)に適した省電力広域無線通信方式の一つで、既存の携帯電話網(LTE基地局)を活用できるため、新たなネットワーク構築が不要でカバーエリアが広いという特長があります。

実証概要

 「見守り・ヘルスケアサポート」とは、日々の水道使用量データをスマート水道メーターにより適宜収集し、水道使用量を見える化するとともに、人工知能(AI)を活用した分析を行うことで、異変を検知し安否等の確認につなげるシステムです。
 今回の実証では、見守り・ヘルスケアサポートの構築に向け、水道使用量データの収集、並びに、AIを活用したデータ分析を行い、異変検知手法の研究・検証を行うものです。
 孤独死・孤立死が社会問題となるなか、水道使用量に着目した、安心を見守る新たな市民・お客さまサービスの取組みとして期待されます。
 これまでの間、本市水道局施設内において、NB-IoT方式による無線通信実証を重ねてきており、この度、大阪市内の独居高齢者を中心とした30世帯にスマート水道メーター(無線通信装置を付加した水道メーター)を設置し、実証実験を実施するものです。

  • 主な実証地域 大阪市住之江区安立
  • 実証実施期間 平成30年(2018年)12月中旬~令和4年(2022年)3月(予定)

スマート水道メーターを活用した見守り・ヘルスケアサポートのイメージ


無線通信装置を付加した水道メーター

これまでの経過

  • 平成29年2月27日 先進的なまちづくりに資する「実証事業都市・大阪」実現に向けた包括提携協定を大阪市と大阪商工会議所で締結。
  • 平成30年4月19日 愛知時計電機株式会社から大阪商工会議所に実証事業の提案があり、本市水道局と協議、調整を進め、水道スマートメーターを活用した新たな付加価値創出にかかる実証事業の実施協定を大阪市、大阪商工会議所及び愛知時計電機株式会社で締結。
  • 平成30年11月21日 スマート水道メーターの利活用に関する共同研究の実施に関する協定を大阪市水道局と愛知時計電機株式会社で締結。

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大阪市水道局総務部DX推進課

〒559-8558 大阪市住之江区南港北2丁目1番10号 ATCビル ITM棟9階

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ファックス:06-6616-5419

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