東成区大今里西一丁目の市有地における土壌汚染調査(自主調査)結果について
2022年4月4日
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大阪市では、東成区大今里西一丁目の市有地において、土壌調査(自主調査)として地歴調査、表層調査及び深度調査を実施し、その結果を取りまとめましたのでお知らせします。
調査の結果、土壌含有量については一部の区画で土壌汚染対策法に定める指定基準値を超過しておりますが、土壌溶出量及び土壌ガスについては基準値に適合していることが確認されました。
現地は、周囲をフェンス等で囲っており立ち入りができない状況にあり、指定基準に適合しない区画については、土壌飛散防止のためのシートで覆っております。こうしたことから、周辺住民の方々の健康に影響を及ぼす可能性はないと考えております。
1 調査の概要
(1)調査地
(水道局所管地 敷地面積:2,256.13平方メートル)(図1参照)
(2)調査期間
(3)調査方法
(4)調査項目
- 土壌含有量調査・・・・第2種特定有害物質(鉛及びその化合物)
- 土壌溶出量調査・・・・第2種特定有害物質(鉛及びその化合物)
- 土壌ガス調査・・・・・第1種特定有害物質(ベンゼン)
地歴調査の結果、以前開設されていた大阪市水道局今里営業所において、緊急災害発電機等に使用する燃料としてガソリンの保管及び使用が確認されました。ガソリンにはベンゼンが含まれており、1980年代までは鉛及びその化合物も含まれていたことから第1種特定有害物質においてはベンゼン、第2種特定有害物質においては鉛及びその化合物を選定し調査を行いました。
2 調査結果の概要
(1)土壌調査
調査地 大阪市東成区大今里西一丁目7番(図2参照)
- 土壌含有量の基準値を超過した区画がありました。(表1参照)
- 溶出量については、基準値に適合していました。
(2)土壌ガス調査
3 周辺住民の健康への影響について
こうしたことから、土の直接摂取により周辺住民の方々の健康に影響を及ぼす可能性はないと考えております。
4 汚染原因について
5 今後の対応
今後、本件地の活用の際には、土壌汚染対策法等に基づき必要な措置を行ってまいります。
図、表
- CC(クリエイティブコモンズ)ライセンスにおけるCC-BY4.0で提供いたします。
参考
第1種特定有害物質(揮発性有機化合物12種類)
第2種特定有害物質(重金属類9種類)
土壌含有量調査とは
土壌含有量調査は、汚染土壌の直接摂取による健康被害を防ぐために行うものであり、この調査の対象となる物質には基準値が設定されています。基準値は「基本的には、1日あたり大人100ミリグラム、子ども200ミリグラムの土壌を、一生涯(70年)にわたって摂食し続けても健康影響が現れない含有量」に設定されています。
土壌溶出量調査とは
土壌溶出量調査は、このような地下水経由の健康被害を防ぐために行うものであり、この調査の対象となる物質には基準値が設定されています。基準値は、「土壌に含まれる有害物質が地下水に溶出し、その地下水を1日あたり2リットル、一生涯(70年)にわたって飲み続けても健康影響が現れない濃度」に設定されています。
土壌ガス調査とは
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