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令和5年度 19大都市水道局災害相互応援協定に基づく4都市合同訓練

2023年12月26日

ページ番号:615600

 大阪市水道局では、「南海トラフ巨大地震に伴い、大阪市域で震度6弱を観測し、広範囲で減水・断水が発生し、市内の一部で津波の影響により浸水被害を受けている」との想定で、神戸市、福岡市、東京都、大阪市の4都市合同で訓練を実施しました。

1 概要

 この訓練は、「19大都市水道局災害相互応援に関する覚書」に基づき、第1応援幹事都市どうしである本市と神戸市が毎年開催地を交代して実施しているもので、令和5年度は大阪市が被災したとの想定で、初動体制の確立や応急対策活動の習熟を図ることを目的に、大阪市水道局受援計画に基づき、他都市応援隊の受け入れを行いました。

 訓練内容は、応急対策に関する机上訓練を実施するとともに、実働訓練として、柴島浄水場の応急給水用注水設備から給水車へ注水し、大阪市内の特定診療災害医療センターである大阪国際がんセンターと災害医療協力病院である淀川キリスト教病院への応急給水訓練を実施しました。

2 実施日・場所

実施日:令和5年12月5日(火曜日)・6日(水曜日)

場所:大阪市水道局本局(ATC)・大阪市水道局柴島浄水場 ほか

3 当局の体制 

人員:35

(総務課1名、企画課3名、連携推進課6名、工務課1名、配水課4名、給水課4名、柴島浄水場1名、東部水道センター4名、北部水道センター4名、訓練事務局:総務課(危機管理)7名)

4 訓練詳細

12月5日(火曜日)情報伝達訓練(大阪市水道局本局(ATC))

 午前9時に、南海トラフ沿いを震源とする海溝型地震(南海トラフ巨大地震)が発生し、大阪市内において震度6弱を観測したとの想定で、大阪市水道局事業継続計画(BCP)及び大阪市水道局受援計画に基づき、応急対策活動に係る他都市応援隊の受入計画を策定しました。

 また、「19大都市水道局災害相互応援に関する覚書」並びに「東京都水道局と大阪市水道局の災害時の救援活動に関する覚書」に基づき、神戸市、福岡市、東京都へ応援を要請する情報伝達訓練を実施しました。

 応援要請方針を立案

応援要請方針を立案

 衛星電話を用いて応援を要請

衛星電話を用いて応援を要請

12月6日(水曜日)応援隊受入、机上訓練、実動訓練

(1)応援隊受入(柴島浄水場)

 午前10時、応援要請を受理した各都市が柴島浄水場に到着し、着任報告を行いました。本訓練では、神戸市7名(車両1台)、福岡市8名(車両3台)、東京都8名(車両3台)が応援に駆け付けました。

 応援隊着任報告の様子

応援隊着任報告の様子

(2)机上訓練(柴島浄水場)

 机上訓練は発災3日後を想定し、2部構成で実施しました。第1部では受援計画に基づき、他都市応援隊に対し大阪市域の状況や現在の活動状況等について説明を行い、大阪市による初期差配を行いました。

 訓練第1部の状況

訓練第1部の状況

 第2部では指定されたエリアにおいて、大阪市より全般の応急対策活動に関する権限を委ねられた幹事応援水道事業体である神戸市・福岡市・東京都が、大阪市と共有した今後の応急対策活動の方針等に基づき、応急給水活動計画を立案し、当該エリア全般の応急給水活動に取り組み、状況を集約する訓練を実施しました。

 訓練第2部の状況

訓練第2部の状況

(3)実動訓練(応急給水活動)(柴島浄水場、医療機関)

 神戸市、福岡市、東京都、大阪市が、柴島浄水場から断水想定の病院(大阪国際がんセンター、淀川キリスト教病院)まで先導車なしで走行する自走訓練を実施しました。また、到着した病院の受水槽に注水するにあたり、院内の給水車の進入・走行経路、停車位置、受水槽までの注水ホースの設置までを確認し、その後、柴島浄水場に帰還すると、予め設置した仮設水槽に給水車から注水を実施しました。

 柴島浄水場での注水の様子

柴島浄水場での注水の様子

 病院に到着

病院に到着

 病院での給水車誘導の様子

病院での給水車誘導の様子

 病院での注水確認作業の様子

病院での注水確認作業の様子

 注水作業完了後、病院を出発

注水作業完了後、病院を出発

 柴島浄水場仮設水槽への注水の様子

柴島浄水場仮設水槽への注水の様子

(4)応急給水資器材の確認

 訓練参加者全員で柴島浄水場のヤードにて応急給水資器材を確認し、大阪市より柴島浄水場の資材格納施設(応急給水資器材・応急復旧資器材の保管状況等)について説明をしました。

 また、各都市が保有する応急給水資器材について使用方法などを情報交換しました。

 各都市応急給水資器材の情報交換

各都市応急給水資器材の情報交換

 各都市応急給水資器材の情報交換

各都市応急給水資器材の情報交換

 各都市応急給水資器材の情報交換

各都市応急給水資器材の情報交換

 柴島浄水場資器材格納施設の見学

柴島浄水場資器材格納施設の見学

5 訓練を終えて

 今回の訓練は詳細内容を当日に付与し、その場で即座に判断、実施していくブラインド形式の訓練を行いました。当日に行き先を付与された他都市水道事業体の給水車が、各自で走行ルートを調べた後、先導なしで病院へ向かい、注水を行うという実態に即した訓練を行うことができました。このような訓練を定期的に実施することで、実際に災害が発生した際の迅速な初動対応や連携に繋がるので、他都市水道事業体との情報共有の重要性を再確認しました。

 また、本訓練・意見交換等で得た知見を活かし、受援計画の検証・強化に努めてまいります。

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このページの作成者・問合せ先

大阪市水道局総務部総務課(危機管理担当)

〒559-8558 大阪市住之江区南港北2丁目1番10号 ATCビル ITM棟9階

電話:06-6616-5513

ファックス:06-6616-5409

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