令和6年能登半島地震の被災地への応援派遣について
2024年9月4日
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大阪市水道局では、「令和6年能登半島地震」による水道被害に対して、(公社)日本水道協会を通じた応援要請を受けて、令和6年1月3日から、加圧式給水車や応急給水資器材等とともに、職員延べ220人を石川県能登町へ派遣しました。
その活動概要については、次のとおりです。

1 応援隊概要
派遣隊 |
支援内容 |
派遣期間 |
人数 |
---|---|---|---|
第1次 |
現地本部員 |
令和6年1月3日~1月10日 |
3人 |
応急給水支援 |
4人 |
||
第2次 |
現地本部員 |
令和6年1月9日~1月17日 |
4人 |
応急復旧支援 |
6人 |
||
第3次 |
現地本部員 |
令和6年1月16日~1月24日 |
4人 |
応急復旧支援 |
6人 |
||
第4次 |
現地本部員 |
令和6年1月23日~1月31日 |
5人 |
応急復旧支援 |
6人 |
||
第5次 |
現地本部員 |
令和6年1月30日~2月7日 |
6人 |
応急復旧支援 |
6人 |
||
第6次 |
現地本部員 |
令和6年2月6日~2月14日 |
6人 |
応急復旧支援 |
6人 |
||
第7次 |
現地本部員 |
令和6年2月13日~2月21日 |
6人 |
応急復旧支援 |
6人 |
||
第8次 |
現地本部員 |
令和6年2月20日~2月28日 |
7人 |
応急復旧支援 |
6人 |
||
第9次 |
現地本部員 |
令和6年2月27日~3月6日 |
8人 |
応急復旧支援 |
6人 |
||
第10次 |
現地本部員 |
令和6年3月5日~3月13日 |
8人 |
応急復旧支援 |
6人 |
||
第11次 |
現地本部員 |
令和6年3月12日~3月20日 |
8人 |
応急復旧支援 |
5人 |
||
第12次 |
現地本部員 |
令和6年3月19日~3月27日 |
8人 |
応急復旧支援 |
5人 |
||
第13次 |
現地本部員 |
令和6年3月26日~4月3日 |
8人 |
応急復旧支援 |
5人 |
||
第14次 |
現地本部員 |
令和6年4月2日~4月10日 |
6人 |
応急復旧支援 |
6人 |
||
第15次 |
現地本部員 |
令和6年4月9日~4月17日 |
6人 |
応急復旧支援 |
6人 |
||
第16次 |
現地本部員 |
令和6年4月16日~4月24日 |
6人 |
応急復旧支援 |
6人 |
||
第17次 |
現地本部員 |
令和6年4月23日~5月1日 |
4人 |
応急復旧支援 |
6人 |
||
第18次 |
現地本部員 |
令和6年4月30日~5月8日 |
4人 |
応急復旧支援 |
6人 |
||
第19次 |
現地本部員 |
令和6年5月7日~5月15日 |
4人 |
応急復旧支援 |
6人 |

2 派遣車両
加圧式給水車(2立方メートル)1台、指令車、資機材搬入車等

3 大阪市の活動実績
日本水道協会において構築されている相互応援の枠組みのもと、特に被害の大きい能登半島北部の6つの市町を関西、中部、関東の各地方支部が中心となり、全国の他地方支部と連携しながら、応急給水から応急復旧までをパッケージで支援しました。関西地方支部については、能登町と穴水町を担当し、大阪市は能登町全体の支援活動を統括しました。

現地本部
金沢市企業局及び能登町役場の2か所に現地本部を設置しました。金沢市企業局では、日本水道協会関西支部長都市として、関西地方支部差配の応援隊(応急給水89事業体、応急復旧49事業体、双方に参加した事業体あり)や、日本水道協会本部及び他支部等との連絡調整にあたりました(活動期間:令和6年1月3日~3月29日)。能登町役場では、能登町と調整しながら管路復旧計画の立案を行うとともに、応急復旧のための漏水調査や漏水修繕工事の調整・差配等を行い、他の応援都市と連携しながら、主に応急復旧に重点を置いた支援活動を行いました(活動期間:令和6年1月9日~5月15日)。
(注)3月30日より両現地本部を統合

応急給水
地震による濁りや断水にともない、能登町内では最大35か所の応急給水拠点が開設されました。大阪市は給水車により宇出津港いやさか広場等での拠点給水や各拠点への水運搬を担いました。また、復旧が進み通水できた地域には、24時間給水が可能となる仮設給水栓を設置しました。
活動期間:令和6年1月3日~1月10日
応急復旧
能登町には3つの浄水場があり、浄水機能が回復した浄水場から順次、水道管の修繕に着手しましたが、能登町の水道管は樹枝状でループしていないため、上流から下流へと順次、水張りを行い、漏水調査、漏水箇所の特定、修繕という手順を地道に繰り返す必要がありました。漏水箇所が判明した後、地元業者や支援事業体から派遣された業者(大阪市派遣業者も含む)とともに水道管の修繕工事にあたりました。
活動期間:令和6年1月9日~5月15日
漏水修繕個所:約900か所
上下水道の連携
応急復旧にあたっては、水道の復旧より下水道の復旧が後となり、水が使用できない状況を回避するため、水道の応急復旧状況について下水道の支援隊(大阪市建設局)に共有し、下水道の応急復旧活動に反映する等、上下水道が連携して取り組みました。

応急給水活動

応急復旧活動


4 復興に向けた支援
能登町からの要請を受け、水道の復旧・復興を継続的に支援するため、水道局職員1名(土木職・係長級)を派遣しました。
派遣期間:令和6年5月1日~令和8年3月31日
活動内容:浄水場、管路の災害査定支援、実施設計及び工事施工監理等探している情報が見つからない

このページの作成者・問合せ先
大阪市水道局総務部総務課(危機管理担当)
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ファックス:06-6616-5409