ミャンマーでの取組について
2025年1月29日
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大阪市とミャンマー連邦共和国との関係
大阪市とヤンゴン市の行政機関であるヤンゴン市開発委員会(YCDC)は平成26年9月に上下水道・廃棄物処理等の都市インフラ開発に関する技術協力を促進することを目的とした「主要分野に関する協力関係に関する覚書」を締結し、下水道分野での技術協力を行う等、両市間での交流を進めてきました。水道分野については、平成28年12月から平成30年7月まで、株式会社大阪水道総合サービスが、YCDCと民間事業者で実施していた「ヤンゴンにおける飲料水供給のための共同実証試験(平成28年3月から)」にアドバイザーとして参画し、以降もヤンゴン市における、より安全で安定的な水道の普及に取り組んでいます。
また、令和2年3月にはミャンマーの村落部の水道を管理するミャンマー中央政府農業畜産灌漑省地方開発局(DRD)と地方部の水道改善への協力に関するレターの交換を行い、令和2年12月にはマンダレー地方都市の水道を管理するマンダレー管区開発局(MRDA)とマンダレー地方都市(タウンシップ)における水道改善への協力に関するレター交換を行っています。

ミャンマーでの取組内容
ヤンゴン市では、中央商業地区の発展が著しく、ダラ地区等の周辺地区を含む都市のインフラ強化が急務となっており、平成30年8月にヤンゴン市長から大阪市長宛てに、ヤンゴン市ダラ地区等の新興地域における水道改善プロジェクトへの大阪市の支援・協力について関心表明レターが送付され、同年9月に大阪市長からヤンゴン市長宛てにレターを送付し、今後、具体的な協力内容について協議・調整を図っていくことを確認しました。
また、平成31年1月29日から2月2日には、現地渡航を行い、大阪 水・環境ソリューション機構が主催する「大阪市・ヤンゴン市 水・環境技術交流セミナー」に大阪市建設局とともに参加し、ヤンゴン市水道事業の現況や計画されているプロジェクトの状況について確認し、ダラ地区等の新興地域における水道整備に関して、ヤンゴン市開発委員会(YCDC)水衛生局と協議・意見交換を実施しました。また、ダラ地区等の水道施設の現場調査を行い、ヤンゴン市水道の改善に向けた支援ニーズや今後の協力内容について協議・意見交換を実施しました。
ミャンマー国地方部では、水道水の水質・水量が不十分であり、未だ多くの住民が安全な飲料水へアクセスができない状況となっており、飲料水の確保は、重要な課題の一つとなっています。また、各国からの支援等により、一部の地域では水道施設の整備は行われているものの、その施設の運転・維持管理を担う技術者がおらず、水道事業を運営する職員の育成も課題となっています。これらの課題解決に向けて令和3年1月25日にマンダレー管区開発局(MRDA)と協議・意見交換を実施しました。
YCDC水衛生局との意見交換

井戸からの取水量を調査
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