住吉区将来ビジョンH30（素案）を策定しました！

　この「住吉区将来ビジョンH30（素案）」は、住吉区が近い将来基礎自治行政を総合的に推進していくうえでの、めざすべき区の将来像を示したものであり、また将来像の実現に向けた施策展開の方向性を区民の皆さんに明らかにするため策定するものです。

＜住吉　自立した区民・地域の「和」で創るまち＞

• 古くからの歴史・文化に彩られ、教育環境にも恵まれた住吉区では、この特質を活かし、連綿と続く人々の営みの中で築いてきた人と人、人と歴史、人と自然の調和を念頭に、区民主体のまちづくりを行うという観点から、区政運営を推し進めていきます。

＜将来像を見据えた目標＞

• 伝統・文化・歴史と私たちの現代生活との「和」、ならびに、地域の各種団体と区役所との「和」をさらに充実、発展させていきます。
• 「大阪にふさわしい大都市制度」の実現へ向けて、区民の「自己決定・自己責任」、地域の「自主運営・自己責任」を最重要視する区政運営を推進します。

＜施策展開の方向性＞

次の5点を施策展開の方向性と位置づけ、マネジメントしていきます

1. 自治体型区政運営の推進　権限、財源の移譲を受けた公募区長が、ニア・イズ・ベターを念頭に区民とともに地域に根ざした特色ある区政を実現します。
2. 法令等の遵守　常に法令、または客観的な根拠に基づき施策を実施します。
3. 個人の自立と地域の自立　個人においては「自己決定・自己責任」、地域においては「自主運営・自己責任」を徹底します。
4. 区民サイドに立ったサービスの提供と検証　区民の「声なき声」を把握することで、区民ニーズをより的確に捉えたサービスを提供します。また、本当に区民が望む成果が得られたのか検証します。
5.  区役所・公務員改革の断行　区役所業務の効率化に向け、職員の意識改革を進めます。並行して、徹底的な業務手法の見直しを行うとともに、区間・区役所内競争環境を設定します。

＜施策の柱＞

1　住民自治の推進

地域に根ざした特色ある区政の実現に向け、住吉区の人々がもつ「和」の精神を活かし、区民が「自己決定・自己責任」のもと自立して区政に参画できる「仕組み」づくりを進めます。

（主な施策）

• 予算策定への住民参画
• 効果的な区民意識の調査
• その他、地域活動協議会の支援、行政区版「事業仕分け」、住吉区ボランティアNPOセンターの設置、区政会議改革など

2　高齢者、障がい者、子ども等が心地よく暮らせるまち

「みまもり・ふれあい・支えあい」により、地域の中で、地域の様々な課題の解決に取り組める環境をつくり、高齢者、障がい者をはじめ、誰もが安心して暮らせる社会をつくります。

（主な施策）

• 孤立死ゼロ作戦
• 子ども・若者育成支援事業
• その他、地域福祉の再構築、虐待防止対策、保育サービスの充実、子育て支援など

3　住吉区にふさわしい教育の充実

住吉らしい歴史・文化に根ざした「和」「徳」の心を基軸とする教育を基盤に、区民や児童・生徒・保護者が自ら選択できる教育施策を学校園との連携を図りながら展開します。

（主な施策）

• 学校園との連携強化
• その他、学校選択制の導入、中学校給食制度の普及、校区問題の全面解決、歴史・文化・伝統・神話教育など

4　安全・安心の確保

助け合い、支えあいによる、災害や犯罪に強いまちづくりを進めます。

（主な施策）

• 防災プランの策定、災害時支援体制の整備、街頭犯罪減少に向けた啓発活動など防災・防犯等の取組
• その他、地域防災リーダーの育成、防災資機材の配置、放置自転車対策の強化など

5　活力とにぎわいに満ちた住吉区

住吉の魅力の根源となっている歴史的資源を活用し、にぎわいと活力に満ちた「観光のまち住吉」をめざします。

（主な施策）

• 歴史的資産を活かした観光振興策の推進
• その他、各種団体やNPO法人との連携や、他の自治体との協力による観光振興策の推進など

6　区役所改革の断行

基礎自治体型の区政運営に向け、様々な区民が集うまちづくりの拠点となる区役所をめざします。また、徹底的な意識改革を通じて企画力、説明力に優れた職員づくりを行います。

（主な施策）

• 窓口業務の抜本的な見直し
• 職員づくり
• 広報・情報公開の徹底
• その他、区役所職員全員参加のラウンドテーブル、コンプライアンス研修、政策説明のインターネット放映など

（意見募集は終了しています）

「住吉区将来ビジョンH30（素案）」について、12月3日（月）～12月28日（金）までの間、区民の皆さんからのご意見を募集します。
募集方法等詳細はこちら