ねずみ対策について
2021年12月1日
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近年、衛生水準が向上し、ねずみが媒介する腸チフス・ペストなどの感染症は減少しましたが、都市化による住環境や生活様式の変化に伴いにともないねずみによる被害も経済的、衛生的にも多様化しており、住吉区でもねずみによる被害・相談が寄せられています。
ねずみの習性や特徴をよく理解し粘り強く防除を実施しましょう。
また、大阪市では毎年12月から2月はねずみ防除強調期間としています。
ねずみの種類と特徴
家ねずみには、クマネズミ、ドブネズミ、ハツカネズミなどがいます。 相談が多いのは、クマネズミとドブネズミです。
写真出典
公益社団法人日本ペストコントロール協会
クマネズミ

尾は体より長く、耳も大きい。ビル内など屋内に生息する。
体長18cmから20cm。
ドブネズミ

尾は体よりやや短く、耳は倒しても目まで届かない。下水道など水気の多い所に生息する。
体長20cmから26cm。
ハツカネズミ

小型のネズミ。雑草地から侵入し、住宅やビル内に住みつくこともある。
体長6cmから9cm。
ねずみの被害
- 直接、人を咬んだりします
- 食品や家具、電気コード等をかじります
- 感染症や食中毒菌を媒介します
- ノミやダニなどが寄生しています
- 精神的に不潔感、不快感を与えます
ねずみの習性
食べる

雑食性で、1日に必要なエサの量は体重の4分の1から3分の1、妊娠時には自分の体重の約半分ものエサを食べます。
かじる
伸び続ける門歯を削るため、家具、柱、電気コードなどあらゆるものをかじります。
縄張り
数匹から10数匹の集団を形成し、エサを確保するための縄張り(テリトリー)を持ち、他のねずみの侵入を排除します。
決まった通路を通るので、いつも通る場所は、ねずみの体の汚れがこすれて付いて、黒く汚れています。(ラットサインといいます)
ねずみの防除
食べ物を与えない
ねずみが生息できない環境をつくることが重要です。特にエサになるものの管理が効果的です。
- 食品は出しっぱなしにせず、密閉容器や戸棚に収納しましょう。ペットの食べ残しや仏壇等のお供え物にも注意しましょう
- ゴミ箱はふたのできるものを使いましょう。流しの三角コーナー等の生ゴミにも注意しましょう
巣の材料や巣の場所を与えない
ネズミは物陰を住みかにします。住みやすい環境を与えないよう、片づけることが大切です。
- 室内や家周りの整理整頓をしましょう。押入れやの奥や物置など普段あまり出し入れをしないところも、定期的に整理整頓し、清掃しましょう
- 段ボール箱は、中が見えないので、知らない間にねずみの巣になっていることがあります。気をつけましょう
- 巣の材料にされやすい、ビニール袋や紙・布類は、保管場所を決めて、ねずみに使われないように管理しましょう
侵入するすき間や穴をふさぐ
ねずみは、1センチメートルほどの穴や隙間を通り抜けることができます。
- エアコンパイプ周り、台所のパイプ周り(ガス・水道・排水)などにすき間があれば、金属たわしや網目1センチメートル以下の金網などで塞いでおきましょう
- 床下通気口の格子や雨戸の戸袋、ドア下、屋根と壁のすき間、シャッターの上下部から侵入してくることがあります。注意しましょう
薬剤による防除
餌にまぶすものや、そのまま食べさせるものがあります。ネズミの通りそうな場所や潜んでいそうな場所などに置きます。駆除薬には即効性のあるものや4、5日間連続して食べさせることで効果を発揮するもの等があります。腐敗したネズミの死骸からウジやハエなどが発生しにくいよう、駆除薬は冬期に使用しましょう。
- 毒エサを使用する場合は、他にエサとなるものが周りに無いようにしましょう
- 子どもや高齢者、ペット等が間違って食べないよう注意しましょう
- 薬剤を使用するときは、使用上の注意をよく読み正しく使用しましょう
器具による防除
ねずみの通り道等に、粘着シートや捕そかご(ねずみを生け捕りにするかご)等の仕掛けを設置し、捕まえて処分します。
- 周りを片付けて仕掛けを設置するのは不自然で、ねずみに警戒されます。できるだけ周りの雰囲気を変えないように設置しましょう
- ねずみは、ものに沿って歩く習性があります。壁際やコーナーに置きましょう
- 粘着シートの設置枚数が少ないと、飛び越えて通っていくことがあります。ねずみが出入りするすき間や通り道に敷き詰めるように、多めに並べて設置しましょう
- 粘着シート上にエサを置くと、ねずみが手前で止まり、かかりにくくなります。シートにエサは置かないようにしましょう
- 捕そかごの仕掛けには、親指くらいの大きさのエサを付けます。付けるエサは、ねずみに食べられたもの(被害をうけた食品)と同じものを、わからなければ、サツマイモ、ソーセージ、さつま揚げなどを試してみましょう
- 設置した仕掛けの位置が頻繁に変わると、ねずみが警戒します
捕れなくても、4から5日は位置を変えないようにしましょう。
ねずみの防除に関する相談
住吉区役所保健こども家庭課(区役所1階19番窓口、電話06-6694-9973)では、ねずみに関する相談、捕そかごの貸出しを行っています。(無料)
お気軽にお問い合わせください。
啓発リーフレットのダウンロード
リーフレット:ストップザ・ネズミ(pdf, 880.66KB)ねずみの特徴と防除方法が記載されたリーフレット
リーフレット:捕そカゴ設置方法(PDF形式, 378.72KB)捕獲かごの使用方法
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このページの作成者・問合せ先
住吉区役所 保健こども家庭課
電話: 06-6694-9973 ファックス: 06-6694-6125
住所: 〒558-8501 大阪市住吉区南住吉3丁目15番55号(住吉区役所1階)

