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ハチについて

2024年3月25日

ページ番号:41552

 ハチは、草木の害虫である蝶や蛾の幼虫などの昆虫を捕食したり、植物の受粉の手助けをするなど、自然界のバランスを保つうえで重要な働きをしている昆虫です。

 スズメバチ以外は本来攻撃性は少なく、巣に触れたり刺激したりしない限りは攻撃をしかけてくることはまれなので、生活に支障をきたさず、手をのばしても触れることのない巣は、できる限りそのままにしてあげましょう。

 ハチの巣を駆除する場合は、土地の所有者又は管理者が自らの責任で行ってください。大阪市では、原則として他者の所有又は管理する土地のハチの巣の駆除は行っておりません。

ハチの種類と特徴

スズメバチ

コガタスズメバチの写真

コガタスズメバチ

コガタスズメバチの巣の写真

コガタスズメバチの巣

 スズメバチは、ハチのなかでもおおむね20~40mmと最も大きく、巣に近寄るだけで、攻撃を仕掛けてくることがあります。4月ごろから11月にかけて、きれいなマーブル模様の丸い巣を作ります。冬になると新女王バチ以外はすべて死んでしまい、新女王バチが土中や朽木などで越冬します。巣は1年で使い捨てられ、新女王バチは新たな巣を作ります。

 大阪市内では、庭木や街路樹、人家の軒先などに営巣したコガタスズメバチが見られることがあります。

アシナガバチ

フタモンアシナガバチの写真

フタモンアシナガバチ

アシナガバチの巣の写真

アシナガバチの巣

 アシナガバチは、おおむね15~25mmであり、4月ごろから家の軒先や樹木の枝に巣を作り、巣はシャワーヘッドのような形をしています。スズメバチ同様、女王バチ以外は越冬できず、巣は1年限りで使い捨てられます。

 巣を刺激しなければ襲ってくることはありませんので、人の手が届かないところに営巣された巣については、できる限り駆除せずにそのままにしておきましょう。

アシナガバチ・スズメバチの生態

 4~6月に女王バチが単独で巣を作り、6~7月に働きバチが羽化し、7~8月にオスと新女王バチが羽化します。新女王バチとオスが秋口に巣を離れて交尾後、新女王バチだけが越冬して、また新たに巣をつくります。巣は1年で使い捨てられます。

ミツバチ

セイヨウミツバチの写真

セイヨウミツバチ

ミツバチの分封の様子の写真

ミツバチの分封の様子

 ミツバチは、12mm前後と小さく、春になると女王バチと働きバチの一部が新しい巣を作るために巣分かれ(分封)し、木の枝などに女王バチを中心として働きバチが塊となり、新しい巣を作るのに条件のよい場所を探す行動をとります。よい場所が見つかるまで数時間から数日の間、同じ場所に群れます。分封の間はおとなしく攻撃性がないため、新しい営巣場所を見つけて他へ飛び去るまで、そのままにしておきましょう。古い巣は、新女王バチが引き続き使用します。

 ミツバチはむやみに人を攻撃してくることはありません。一度刺したら針が抜けてしまい、そのハチは死んでしまいます。そのため、ミツバチに刺された時には必ず皮膚から針を抜くことが必要です。

ハチの巣の駆除について

 ハチの巣を駆除する場合は、土地の所有者又は管理者が自らの責任で行ってくださいハチの種類に応じて、次のように対応しましょう。

 大阪市では、原則として他者の所有または管理する土地のハチの巣の駆除は行っておりません。

スズメバチ・ミツバチの巣

 スズメバチは、巣に近寄るだけで攻撃を仕掛けてくることがあります。ミツバチはむやみに人を攻撃してくることはありませんが、働きバチが大群となっている場合も多く見られます。

 駆除が必要な場合は、専門駆除業者(有料)に依頼しましょう。

アシナガバチの巣

 アシナガバチについては、大群で多数の人を襲う危険性がなく、また、駆除を行う場合は比較的容易に駆除を行えます。

 駆除が必要な場合は、次の方法により駆除してください。ただし、危険と感じた場合には駆除を止め、専門駆除業者(有料)に依頼しましょう。

アシナガバチの巣を取り除くためには

時期

  • ハチは暗くなると巣に戻り活動が鈍るため、夜に駆除作業を行います。
  • ハチは光に向かって飛ぶ習性がありますので、照明器具などで巣を照らさないようにしてください。(懐中電灯を使用すると、ハチが灯りに向かって飛んでくることがあります。使用にあたっては赤いセロファンをかぶせるようにしてください。)
  • 春から夏にかけてであれば、ハチの巣は駆除しやすいですが、9月以降は、越冬の準備のため攻撃性が増してくることもあり、むやみに近づいたりすると襲ってきます。見つけても、好奇心でのぞくことは避けた方がいいでしょう。
  • 一度でも巣が発見された場所は、翌年度以降も営巣される可能性があります。春先の巣の小さい時期であれば、ハチも少なく、より安全に駆除できるので確認しましょう。

駆除する際の服装

  • 駆除の際には、長袖、長ズボン、軍手、帽子を着用し、なるべく体の露出をなくします。ハチは黒いものを攻撃する傾向があるため、黒色を避け、白っぽい服装で行うようにしてください。
  • 香水や整髪料等の中には、ハチを興奮させる成分が入っているものがあります。なるべく使用しない方がいいでしょう。

駆除方法

(1) 市販の殺虫剤(ハチ用ではなくても、ゴキブリ用や蚊、ハエ用でも可能)で十分効果があります。ハチ駆除専用の殺虫剤には、薬剤が3メートルほど飛ぶジェットノズル式のものがあり、遠くから薬剤散布ができるため、より安全です。

(2) 巣から1~2メートル離れた風上よりゆっくりと近づき、ハチが落ちるまでたっぷりと噴射してください。巣に向かって20~30秒間噴霧すれば簡単に駆除できます。

  殺虫剤が数秒でも体に付着すると、ハチは攻撃性がほとんどなくなり、飛び立ったまま巣へ戻ることなく死亡します。薬剤のかかったハチは人を刺すことはありません。驚いて作業を中断せずに、巣に向かって薬剤を噴霧し続けてください。

(3) すべてのハチが落ちて死んだことを確認した後、ハチの巣を棒で落とします。

(4) ハチ及び巣は素手で触れずに、ビニール袋に集めてごみとして捨てます。

ハチに刺されないために

  • ハチの巣に近づかないようにしましょう。
  • むやみにハチの巣を攻撃しないようにしましょう。
  • 庭木の剪定の際にハチの巣がないか注意しましょう。
  • 天日干しの洗濯物にハチが紛れ込む場合があるので、取り入れの際には注意しましょう。

ハチに刺されたら

応急処置

(1) 傷口から毒を強くしぼりだします。

(ミツバチに刺された場合は、針が残っているので抜きましょう。)

(2) 傷口を流水で洗います。

(3) 刺されたところが、かゆみや発赤など炎症を起こしている場合は、ジフェンヒドラミンなどの抗ヒスタミン薬が配合された軟膏を塗るとよいでしょう。(アンモニア水やオシッコは効きません。)

(4) 傷口を氷などで冷やします。

症状が改善しない場合は

 しばらく様子をみて症状が改善しない場合、又は次のような場合は、すぐに医師の診察を受けましょう。

  • アレルギー体質及びその恐れのある方
  • 発疹、発熱、めまい、動悸、呼吸困難、全身のむくみ、吐き気などの症状がある場合
  • 刺された部位が数か所ある場合
  • 目に毒が入った場合

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このページの作成者・問合せ先

大正区役所 保健福祉課 健康づくりグループ 生活環境担当
電話: 06-4394-9973 ファックス: 06-6554-7153
住所: 大阪市大正区千島2丁目7番95号

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