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今も残る旧庁舎の面影

2024年3月28日

ページ番号:608748

旧庁舎は建て替えられましたが、現庁舎においてもその面影や備品の一部が残されています。

外観

前面は旧庁舎のイメージを残し、3階建てになっています。老朽化のために取り外された玄関の円柱も復元されました。

旧庁舎正面
現庁舎正面

玄関アプローチ(車寄せ)については、歩道との関係で縮小して復元されています。

旧庁舎玄関アプローチ
現庁舎玄関アプローチ
正面玄関壁面の飾り

壁面の飾り(テラコッタ)は、旧庁舎からシリコンで型を取り復元したものです。

3階講堂

旧庁舎建設当時は演台もあって立派な講堂でしたが、後年は内部の模様替えなどで事務室として利用されていました。現庁舎建設にあたって、その講堂を建設当時の姿に復元しました。

旧庁舎の講堂の様子
現庁舎での行動の様子

ステンドグラス

現庁舎の講堂にあるステンドグラスは昔の写真を参考に復元したものですが、北側の2枚は旧庁舎に残っていた建設当時のステンドグラスを取り外し、歪みがあったため一度バラして再度組み直し、移設したものです。

旧講堂のステンドグラス
現講堂でのステンドグラス

阿部式電気時計

建設当時、庁舎に設置していた時計は阿部式電気時計でした。写真は親時計で、当時の契約書によると価格は400円でした。この親時計に、庁舎正面壁面の塔用時計と、各部屋のトーマス型の子時計(16寸が7個、12寸が9個)が接続されていました。子時計の値段は16寸が54円、12寸が35円でした。親時計は現在も3階講堂に保管されています。

旧庁舎に置かれた親時計
講堂内に保存されている親時計
講堂内に保存されている親時計(裏)

庁舎正面壁面に設置されていた36寸塔用嵌込時計は、内部照明器具付きで380円でした。時計自体はもうありませんが、ガラス盤が今も倉庫で保管されています。

旧庁舎正面の塔用時計
倉庫に保管されていた塔用時計盤

区有建物記念誌

区有建物記念誌の銅板
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庁舎建設に尽力した天王寺財産区会議長をはじめ27名の工事関係者の功績を永久に伝えるため、当時の天王寺区長がその芳名を銅版に刻し、旧庁舎3階講堂に掲げたものです。
この銅板は現庁舎でも3階講堂内に飾られています。

復元区長室

現庁舎では旧区長室(左)も復元され、201会議室(右)として活用されています。

旧区長室
201会議室

定礎内容物

定礎式の様子

旧庁舎の定礎には、建築にかかわる関係者の名が記された銅板のほか図面や当日(昭和2年10月1日)の新聞が収められていました。

定礎内容物

毘沙門池記念碑

建設当時の毘沙門池記念碑

区役所が建つ地にあった毘沙門池の歴史を永久に伝えるため、昭和3年6月に、工費約2千円をかけて記念碑が建設されました。
現庁舎においても同じ場所に存置され、歴史を伝えています。

記念碑完成の様子
現在の記念碑の様子

碑文(大阪市天王寺財産区誌より)

毘沙門池記念碑誌

毘沙門池者。古。天王寺一郷之灌漑用池。水利權屬元毘沙門池普通水利組合。而爲元大阪府東成郡天王寺村共有。明治三十年。際大坂市域擴張。編入于南區。明治四十二年。設置天王寺財産區管理之。大正十五年十二月。就實測坪數五千百九十二坪中。存其六百三十坪歸財産區。賣却其餘矣顧。毘沙門池。往古則係史蹟。近世則潤耕圃。而今池埋屋建。景物一變。現斯市街。乃恐將來或失其舊蹟也。於是。仍區會決議。建碑以使後世知其所沿革云爾。

昭和三年六月 大阪市天王寺區長 杉村信義

関連ページ

区庁舎の歴史

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