多加志のこころざし(令和3年8月号)
2021年8月1日
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終戦の日(8月15日)を迎えるにあたって
戦後76年、昭和、平成、令和と時代が移り、戦後生まれの人口が8割台半ばとなり、先の大戦が、「記憶」から「歴史」に変わるなかで、特に若い世代には、この日を機会に「平和の大切さ」について是非考えていただきたいと思います。
先日、ドラマで主人公が大学受験を目指す若者に、「権力者にとっては、何も疑問に思わず、馬車馬のように働いて税金を納める国民のほうが都合がよい。」「ルールを作っている者にとっては、都合が良いから、今の仕組みがある。」「なぜ社会はこうなのか、本質を見抜き、自分なりの答えを出す力を身につけろ! その時、初めて馬車馬は人間になれる。」「勉強はこの国で許された唯一の平等だ。」といった台詞を投げかけていました。台詞すべてに賛同した訳ではないのですが、「なぜ勉強が必要なのか?」のひとつの答えとしては「あり」だと感じました。
「太平洋戦争はなぜ起こったのか。」「世界各地で起こっている紛争はなぜなくならないのか。」「平和を守るためには何が必要で、何が大切なのか。」是非、自分なりの答えを見つけてください。
このようなことを考えながら、先の大戦で散華(さんげ)され、今日の我が国の繁栄と平和の礎となられた、戦没者並びにすべての戦争犠牲者の御霊(みたま)に心からの哀悼の意を表し、今年も静かに終戦の日を迎えたいと思います。
北野高校の壁に残る機銃掃射痕
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