多加志のこころざし(令和4年3月号)
2022年3月1日
ページ番号:560562

終活について
令和元年度に大阪市役所が行った高齢者実態調査で、「介護が必要になったときに、希望する暮らし方」について、「介護サービスを受けながら、現在の住宅に住み続けたい」が32.0パーセント、「家族などの介護を受けながら、現在の住宅に住み続けたい」が22.7パーセントとなっており、両方を足すと、在宅を希望する割合は54.7パーセントとなっています。
しかしながら、実態は病院や診療所でお亡くなりになる方が71.8パーセントで、自宅は17.9パーセントにとどまっています。
昨年9月、父が悪性胸膜中皮腫により享年84歳で亡くなりました。入院をすると、新型コロナの感染予防対策として面会が制限されるので、父は家族に会えない寂しさから帰宅を強く希望し、3回の検査入院以外は家族による介護、医療は通院と自宅での酸素吸入とで、2年間の闘病生活を送っておりました。しかしながら、最後は排出できなくなった胸水による呼吸困難で救急搬送され、入院後しばらくして息を引き取りました。最後まで在宅を希望していた父の望みをかなえることができなかったことについては、今でも残念な気持ちです。
一方、自宅での介護は家族の負担も大きく、母の認知症の進行もあり、訪問診療や訪問看護などの在宅医療と介護との連携が、いかに重要であるかを実感しました。
今後、この経験を淀川区政に活かしていければと考えています。
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