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近代大阪の気風が育てた女性画家の作品 一括(8点)

2019年1月9日

ページ番号:34038

近代大阪の気風が育てた女性画家の作品

きんだいおおさかのきふうがそだてたじょせいがかのさくひん

指定作品名    島 成園(しませいえん) 「祭りのよそおい」 「無題」 「伽羅の薫」
            木谷(吉岡)千種(きたに(よしおか)ちぐさ)   「をんごく」 「浄瑠璃船」
            生田花朝(いくたかちょう) 「四天王寺聖霊会図」 「春昼」
            融紅鸞(とおるこうらん) 「群芳」

分野/部門

有形文化財/美術工芸品[絵画]

所有者

大阪市

所在地

大阪新美術館建設準備室  大阪市福島区野田1
大阪市立美術館  大阪市天王寺区茶臼山町
大阪城天守閣  大阪市中央区大阪城

紹介

 近代の大阪は、島成園を筆頭に多くの実力ある女性画家が活躍した。
 その内容は質、量ともに東京、京都を圧倒するものがあり、大阪の近代画壇の特徴のひとつといえる。
 その背景として、大阪は江戸時代以降、女性画家が多く活躍しており、女性が参加しやすかったこと、また富裕層の子女は一般教養として絵を習業することがおこなわれており、女性画家が育ちやすい土壌があったことがあげられる。
 大阪における女性画家の活躍は、まさに近代大阪の気風が育てたものといえる。
 そのうち、島成園(しませいえん)は濃密な美人画を得意とし、大阪における先駆的な役割を果たした。
 木谷(吉岡)千種(きたに(よしおか)ちぐさ)は古きよき時代の大阪情緒を題材とし、洗練さを加えた優雅な世界を展開した。
 生田花朝(いくたかちょう)は郷土大阪の歴史風俗を画題とし、名所絵図にみるような俯瞰的な描法を得意とした。
 融紅鸞(とおるこうらん)は新世代の南画家として、江戸時代からの伝統と異なる新しい花鳥画を長く描き続けた。

 いずれも近代を代表する女性画家といえる。

※掲載画像の無断使用(複写・転用など)を禁じます。

木谷(吉岡)千種「をんごく」の写真 

木谷(吉岡)千種「をんごく」(大阪新美術館建設準備室所蔵)

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