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令和4年度 第3回阿倍野区教育会議会議録(令和5年1月31日開催)

2023年3月24日

ページ番号:591065

1. 日 時:令和5年1月31日(火)午前10時~午前11時49分

2. 場 所:阿倍野区役所2階 大会議室

3. 出席者

(委 員 等)髙岡議長、高市副議長、大鳥委員、笹川委員、若林委員

(オブザーバー)中西阿倍野区中学校校長会幹事、村上阿倍野区小学校校長会幹事、辰巳ながいけ認定こども園理事長、田伏長楽保育園園長

(市  側)山田区担当教育次長、佐藤区教育担当部長、筒井教育支援担当課長、伊村保健子育て担当課長、近藤教育支援担当課長代理

4. 議題

  1 教育・子育て施策等について

  (1)阿倍野区における教育支援の取り組み実績について

  (2)令和5年度 阿倍野区運営方針(素案)及び令和5年度阿倍野区事業計画書(素案)について

  2 情報提供

  (1)学校選択制における検証 中間まとめについて

  3 その他

  (1)通学路安全対策会議について

 

○近藤教育支援担当課長代理

 定刻となりましたので、ただいまから令和4年度第3回阿倍野区教育会議を開催いたします。

 本日はお忙しい中ご参集いただきまして、誠にありがとうございます。

 それでは、配付資料の確認をさせていただきます。お手元の資料をご覧ください。

 1枚目、令和4年度第3回阿倍野区教育会議次第。めくっていただきまして、別紙1、阿倍野区教育会議委員名簿。別紙2、座席表。資料1、阿倍野区における教育支援の取り組み実績。資料2、運営方針の見直しについて。資料3、令和5年度阿倍野区運営方針(素案)、(教育関連の取組)。資料5、学校選択制における検証 中間まとめについて。資料6、通学路安全大作会議 案件一覧、以上でございます。

 資料に不足ありましたら挙手にてお知らせいただけますか。

 大丈夫でしょうか。

 続きまして、本日の会議には、委員5名のみなさま全員にご出席をいただいております。お手元の委員名簿をご参照いただくことで、ご紹介に代えさせていただきます。

 なお、オブザーバーの常盤幼稚園蔭山園長におかれましては、所用により少し遅参されるというふうに、ご連絡をいただいておりますのでよろしくお願いいたします。

 また、今回につきましても、傍聴要領を定め会議を公開します。本日は、傍聴の方はお越しになっておりません。また、議事録についても、後日、公表となりますのでよろしくお願いいたします。

 それでは開会にあたりまして、教育委員会事務局 阿倍野区担当教育次長で阿倍野区長の山田からご挨拶申しあげます。

○山田担当教育次長

 おはようございます。山田でございます。

 みなさまには、日頃から区政の推進にご協力を賜っており、また、本日はご多用のところ阿倍野区教育会議にご出席いただきありがとうございます。

 第8波を数えました新型コロナウイルスですが、重症化はしにくく対応ワクチン接種が進んでいることも受け、水際対策などの制限が緩和されてくる中で、ついに感染症法上の位置づけを5類へ引き下げる方針が出されてきました。ただ、この冬はコロナだけでない、インフルエンザとの同時流行が発生しております。学校園現場では、学級休業が相次いで見受けられるなど、引き続きご苦労が絶えないところですが、年度予定行事などは総じて順調に進行されているところでございます。

 また今年度は、あべのカーニバルやスポーツフェスタを、3年ぶりに現地で開催できました。区内各地域の秋祭りや中学生駅伝大会、小学生ドッチボール大会など、PTAをはじめ、地域のみなさまのご協力により実施いただきました。

 2月11日には同じく3年ぶりとなる、たこあげ大会を開催予定としております。今後とも、学校園のサポートはもとより、阿倍野区の子どもたちのためにできることは着実に行ってまいりたいと考えております。

 先ほど、司会からもございましたが、教育会議につきましては区政会議と同様に、感染対策はもとよりといたしまして、みなさまの利便性向上のために今後もオンライ併用の形で開催してまいりますので、みなさまのご都合に合わせてご出席いただければ結構でございます。

 本日の会議では、「令和4年度の教育支援の取り組み実績について」、また「令和5年度運営方針及び事業計画書の素案について」のご説明をいたします。次年度に取り組む、教育施策につきましては、これまで教育会議や区政会議で頂戴いたしましたご意見を受け予算化しているところでございます。本日、みなさまからいただきますご意見につきましても、4月から各事業を実施する中で可能な限り取り入れてまいりたいと考えております。

 委員のみなさまには、それぞれのお立場から忌憚のないご意見をいただければ幸いです。

 本日はどうぞよろしくお願いいたします。

○近藤教育支援担当課長代理

 それでは、ここからの進行を髙岡議長にお願いしたいと存じます。

 議長、よろしくお願いいたします。

 

○髙岡議長

 議長の髙岡でございます。本日はお忙しい中、ご出席いただきまして本当にありがとうございます。

 本日の会議、みなさまにたくさんのご意向をいただきまして、しっかりとした内容にさせていただこうと思っております。

 それでは、レジメの1つ目でございます。教育・子育て施策について、まず事務局からのご説明をお願い申しあげます。

○筒井教育支援担当課長

 教育支援担当課長の筒井でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

 私から、資料の1~4について、ご説明をさせていただきます。後半部分につきましては、保健子育て担当課長の伊村課長より説明をさせていただきます。

 まず、「阿倍野区における教育支援の取り組み実績」につきましてご説明させていただきます。主なものを3つ、本日はイメージをしていただきやすいように写真と動画を前方のスクリーンで見ていただこうと思っておりますのでよろしくお願いいたします。

 では、資料1でございます。「グローバル人材育成支援事業」でございます。中学生のスピーチコンテストと小学生の英語発表会が印象的かなと思います。また、小学校で英語の授業が始まるのが3年生からですが、その前の1、2年生を対象に小学校英語レッスンということで、ネイティブスピーカーとの触れ合いにより英語に親しんでもらう、異文化への理解を進めてもらいたいということで実施をしております。

 スクリーンをご覧ください。左側の2枚は、小学校の英語レッスンの様子でございます。ネイティブスピーカーの先生は1、2年生にとって、とてもいい体験になっているというふうに思っております。右側の写真ですが、中学生スピーチコンテスト受賞者で、下のほうが小学生の英語発表会の際に、最後にみんなで撮った集合写真になります。事前に先生にご指導いただきまして、みなさまお家でも練習を重ねて、前日には、ここ大会議室でやったんですけれども、リハーサルをいたしまして、本番当日は緊張しているお子さんもたくさんいらっしゃいましたが、身振り手振りも加えたり、衣装をつくって着ているお子さんもいらっしゃったり、いい機会になったというふうに思っております。コロナ禍ということでございまして、観客につきましては、参加者のご家族2名までということにさせていただきましたので、広くたくさんの方には見ていただいてはないんですけれども、令和5年度も予定をしておる事業でございます。

 次に、「子どもの体力向上支援事業」でございます。次のページでございます。小学校対象の事業でございまして、小学校へ運動指導員を派遣いたしまして、運動のコツなどを指導する事業でございます。写真は、跳び箱、鉄棒、ボール運動の様子でございます。ご指導いただく種目につきましては、水泳や短距離走、リズムダンスなどもございます。この事業では、運動のコツを知って運動を楽しむことにより運動が好きになり、それが体力向上につながっていけばというふうに思っております。令和4年度は8校で53回ご利用いただいております。令和5年度につきましては、予算を少し増やしまして60回の開催といたします。

 では、次に進んでまいります。音楽体感事業でございます。小学校の講堂などを会場にいたしまして、プロの演奏によるクラシック音楽、楽器や曲の紹介など音楽・芸術に興味を持ち、感性豊かな人材の育成につなげたいと思っております。本日は、3分ほどの動画をご用意いたしておりますので、流してまいりますのでご覧になってください。

(動画再生)

○筒井教育支援担当課長

 ありがとうございました。

 私、先日、苗代小学校で音楽体感事業を見学させていただきました。楽器の音と振動を間近に感じることができまして、とてもよかったです。本事業につきましては、中学校からも利用したいという要望をお受けしておりまして、教育会議でもご意見をいただきましたので、小学校に加えて5年度は中学校にも拡大してまいりたいというふうに思っております。

 資料1の説明につきましては以上でございます。

 続きまして、資料2、「運営方針の見直しについて」でございます。

 資料の2、4ページになってございます。運営方針の様式の見直しがございました、これは大阪市の統一の様式でございます。左側が旧様式で右側の様式に見直されました。新様式につきましては、後ろにつけております資料3、ページで言いますと6ページからになります。阿倍野区におきましては、大阪市の統一様式の他に8ページ以降のようになってございますが、「令和5年度阿倍野区事業計画書(素案)」、「阿倍野区運営方針の具体的な取組」というのを作成いたしております。ここには、教育に関連するものを集めて本日、資料とさせていただいております。

 めくっていただいて、9ページをご覧ください。経営課題が1~5までございますが、教育会議で検討いただきますのは、経営課題2の「子どもたちの健やかな成長をサポートします」でございます。

 続いて、10ページをご覧ください。経営課題2、「子ども・青少年が安心して教育を受け、成長できるまち」です。ICTを効果的に取り入れた学校教育の推進ということで、子どもが安心して成長できる教育環境が推進されている状態をめざします。小中学校における、一人一台端末の導入を機に、不登校の課題への対応としてもICTを活用します。アウトカム指標につきましては、子どもが安心して成長できる教育環境が推進・整備されていると感じる区民の割合、令和6年度までに70パーセント以上とし、区民モニターアンケートの指標に令和5年度より変更をいたします。具体の事業につきましては、11ページをご覧ください。11ページの上側です。具体的な取組2-1-1、「学校園への取組や子どもの能力向上のための支援」です。主な取組といたしまして、阿倍野区教育会議の開催3回、令和4年度実績2回となっていますが本日を入れまして3回となります。左上の写真はオンラインで実施した教育会議の際の様子でございます。

 次に、阿倍野区教育行政連絡会議の開催、5回程度としておりますが、これは区長と小学校長のみなさま、また中学校長のみなさまとの連絡会議でございます。

 その次、教員サポート講習会の実施をしてまいります。その次が先ほど説明申しあげました、グローバル人材育成事業で小学校1、2年生の英語レッスン、中学生スピーチコンテスト、小学生英語発表会を実施いたします。

 次の網掛けの事業ですが、運動支援員の派遣ということで先ほどご説明させていただいたものでございますが、運動のコツを指導する事業でございます。令和5年度は、これまでの53回から60回に回数を増やしております。次の網掛けの事業ですが、音楽家の派遣ということで、音楽体感事業です。これは小学校だけでしたが中学校にも拡大いたします。ということで、黄色の網掛けの2つが拡充いたしました事業でございます。

 めざす指標といたしましては、各教育支援事業の取組が有効であると感じる保護者の割合80パーセント以上でございます。

 具体的取組2―1―2「不登校児などの相談支援」のところから伊村課長よりご説明申しあげます。

○伊村保健子育て担当課長

 保健子育て担当課長、伊村でございます。よろしくお願いいたします。

 不登校などの相談支援についてです。継続した事業でございます新たな拡充であったり、そういう要素はございませんけども、学校に行きづらさを感じているお子さん方の居場所、基礎学力の定着を図ることを目的といたしまして、学習支援の場の開設をタブレット端末なども活用しながら開設をしてまいります。自宅学習にもつながるような取組も入れていきたいと思っております。

 事業については、学校やこども相談センターと連携した取組によって、強化していけるものと思っております。引き続きよろしくお願いいたします。

 子どもの社会参加の促進と保護者の負担低減を図ることができるよう相談を実施します。これは随時行っております。コロナの影響もあったか、少し相談件数が4年度においては、低いのかなというふうには感じております。学校との連携によってこの件数、なるべく相談は少ないほうがいいんですが、相談が必要であるのに少ないということにはならないように取組みを進めたいと思っております。学校以外の居場所でスタッフや参加者と関わることで自身の力を引き出す場ということで、週1回開設をしております。あとは学習支援の場についても週1回の開設、これは令和5年度においても引き続き行ってまいります。「不安感や負担感の軽減が図られた」と回答した、相談者の割合90パーセント以上を目指し取組を進めてまいります。

 次です。13ページお願いいたします。「子育てしやすく、全ての青少年が健やかに育つ環境づくり」として、戦略2―2でございます。阿倍野区で身近な地域において、安心して子育てができる、また、お子さん方が健やかに育つ環境がある、そういうことを感じていただける割合が向上するように本年度も進めてまいります。6年度までに70パーセント以上ということで目標を掲げております。令和3年度、4年度においても、70パーセント以上ということになっておりますが、決してこの数字に満足しているわけではなくより高い割合をめざして進めます。

 14ページです。具体的取組2-2-1「子育て支援サービスの充実」です。写真に出ておりますのが、つながりフェスタにおける展示です。今年度においては、オンラインも併用しながら縮小ではありますけども、区役所前の駐車場において少しイベント的なことを縮小版で開催することができました。当日は天気もよく、やっぱりイベントは必要だなと、たくさんの親子の方が来ていただいたので、とても感じておるところでございます。その写真がつながりフェスタにおいて、子育て支援連絡会の取組を展示いたしましたので、このような写真を入れております。右の写真親子の居場所「ぴああべのん」です。こちらの区役所の3階の子育て支援室の隣にスペースございまして、そちらに相談者の方がお子さん遊ばせながら相談できるという取組みを進めておりますので、分かりやすいようにかなりグッズをすべて持ちよって写真を撮っておりますが、こんなに詰め詰めではなく、もうちょっとスペースを確保しながら動きやすい状態で、なおかつ安心して相談をお子さん遊ばせながらできるような取組みをしております。概要を先に述べずにすみません写真からいって分かりにくかったかもしれませんが、子育ての支援専門員を配置して、子育て支援サービスについての相談・問合わせに対応してまいります。

 事業ですが、主な取組で掲げておる事業はすべてではございません。主だったものを掲載しております。前年度から大きな変更はございませんが、やはり相談時間を少し感染症が拡大しているときには相談時間を縮めたり、また回数を減らしたりということを行いましたので、令和5年度はそういう縮小せずに取組みを進めていけるかなと思っております。今年度の専門家による相談、作業療法士・理学療法士・言語聴覚士による助言指導も入れながら多くの方が相談していただけるような取組み、相談しやすい状況、相談があるということが分かる状況を周知して取組みます。オンラインについても併用で随時行っております。子育て支援サービスについては、カウンセリングの助言を受けこちらも「不安が軽減した」と回答した相談者の割合を90パーセント以上と掲げ継続して行ってまいります。

 次に、具体的取組2-2-2「児童虐待防止の促進」です。社会福祉士などの専門技術や知識を有する職員を配置して、ヤングケアラーを含むハイリスクケースまたは潜在的に虐待リスクの高い家庭等を早期に発見して、早期に対応を行ってまいります。児童虐待の防止の地域協議会についても年12回以上継続して行ってまいります。こちらが4年度実績においても、令和の3年度実績と比べまして、やっぱりなかなか園訪問ができないような状況もあったりして回数減っておりますが、令和5年度については通常の取組みができるように区役所サービスや関係機関につなげることができた支援対象者の割合を80パーセント以上を目標に取組みを進めてまいります。

 15ページをお願いいたします。具体的取組2-2-3「妊娠期から子育て期までの切れ目ない相談支援」についてです。切れ目なく相談支援を充実させるために周産期ケアの専門家である助産師による専門相談や乳幼児を対象とした心理相談、発達相談を行ってまいります。主な取組みとしては、助産師による専門相談と具体的取組に掲げておることを実施してまいります。心理相談においては、保育園等の先生方からも、充実、要員の配置を前々年度からもご要望いただいておるところでございますが、どれだけ工夫した取組みによって、たくさんの方に相談ができるような取組みを進めていきたいと思っております。助産師専門相談の結果、「育児不安が軽減されたと感じる」回答した人の割合こちらも80パーセント以上を目標に取組を進めます。

 簡単ですが以上でございます。

○筒井教育支援担当課長

 では、議長よろしくお願いいたします。

○髙岡議長

 ありがとうございます。

 ただいま、ご説明いただきまして文章の中でも、映像でもお話いただきました。

 今、ご説明ありました件につきまして、委員のみなさまから、ご質問またご意見をいただきたいと思います。もし、ご意見ございましたら、挙手していただきましたらありがたいと思いますが。いかがでございましょうか。

 こちらが、ご指名申しあげましょうか。よろしいですか。でしたら、高市委員から何かございますでしょうか。

○高市委員

 最後の具体的取組のところの、2-2のところで「児童虐待防止対策の促進」というところで、具体的取組のプロセスのところで、関係機関につなげることができたというのは、素晴らしい取組だと思いまいした。

 その一方で、2-2-3で質問と意見ですけども、こちらは虐待のリスクを軽減するために、妊娠期からということになっているんですが、主な取組を見ますと、健診のときなどに相談を受けているということで、周産期ケアの専門家の助産師がいらっしゃるんですが、子どもではなくて妊娠期からの相談もつながっているのかという、そこのところがこの取組みの中では、出産してからのことが中心になっているのかなと思ったのが分からないところでした。

 それで、意見としましては、いろいろな不安軽減がされているということで、それは素晴らしい取組だと思うんですけども、2-2-2のように、関係機関にただ心理的な相談・不安を取り除くだけではなくて、いろんなリスクを抱えている方とかのために関係機関につなげるということも目標に掲げてはいいのではないのかと思いました。

 以上です。

○髙岡議長

 ありがとうございます。

 それでは、笹川さん何かございますでしょうか。

○笹川委員

 失礼いたします。まず、10ページの現状のところに書いています。中段より下ですが、「小中学校における不登校児童生徒数の増加傾向が続いている状況にあります。」ということと、あと関連して、次のページの2-1-2の、「不登校児などの相談支援」と、ここが関連していると思うんですが、いろいろとこういう相談支援をするための場づくりというのをしていただいているとは思うんですが、まず先ほどもおっしゃったように、利用率が少ないということがあって、それを増やすための方法をもう少し考えていただいたほうがいいのかなということ1つと。あと、不登校になる原因というのがいろいろあると思うんですね、親子関係であったりとか、友人関係あと発達障がいがあったりとか起立性調節障がいがあったりとか、摂食障がいで来ない子もいますし、あと、最近多いのは、インターネット社会になっていまして、昼夜逆転になっている子どもだったりとか、オンラインゲームであったりとか、インターネット中毒なっている子どもが非常に多くなっているというのも、1つの原因なのかなと思うんですが、なぜ、不登校なのかという、まず原因の把握の方を先にいただく内容かなと、場所も大事なんですけどね。まず原因をリサーチした上で、その原因に対する対策を、これがまた学校の教職員、先生方だけではなかなか難しいので、これこそ区役所と協力して解決していかないかなというふうにそこを考えています。非常に曖昧な話になるかもしれませんけど、まず原因の把握と、それを解決するための手段を今期も継続みたいな形で考えていただけたらなというふうに思っています。

 以上です。

○髙岡議長

 ありがとうございます。

 それでは、続いて大鳥さん何かございますか。

○大鳥委員

 2点ほど、不登校に関してですけども、不登校に関しては不登校自体がいいのか、悪いのかみたいなところまでも話はきているのかなと思いまして、学びの多様化ということで、ICTを使っての授業なども取り入れていくという中で、役所としては不登校をどういったところに置いていくのか、今までは不登校はあかんという形で、学校に行けるようにどうしたら良いかみたいなことが話合われていたかもしれないですけど、今後、学びの多様化ということでICTを使った上で、不登校の理由等もあるとは思うんですけど、そこをどういうふうな位置づけにしていくのか、今、不登校児などの相談支援というふうになっているんですけど、これは困っている人を支援するという話になっているのか、今後はこんな学び方をしたいんですという、課程をどういったところに導いていくのかというところにもっていくような話になっていくのか。区役所としては、この辺りを教育としてはどういうふうに考えてはるのかというのを聞きたいのと、あと、不登校であって虐待、虐待に関してもヤングケアラーなどのハイリスクケース、潜在的に虐待リスクが高い家庭というふうに書いてあるんですけど、これに関してもどこまでがそういうふうに見てはるのかと、あと、そういうリスクの高いところじゃないと、これは起こり得ないと考えてはるのか、全く普通の家庭と思われているところに、実際にヤングケアラーになるケースが突如として現れることもあり得るとして考えたら、リスクの高いとこだけに目を向けていくのが正しいのかどうかと思うんですけど、その辺のとこに関しても広く児童虐待やヤングケアラーの知識をつけていくというふうな考え方はないのかということをお聞かせください。

○髙岡議長

 ありがとうございます。

 最後までいきます。若林さん、何かございましたら。

○若林委員

 失礼します。最初にご説明いただきました、事業の実質のところで、グローバル人材とか体力向上、音楽体感というところで、どれも親としてはありがたい取組みだなと思って聞いていました。気になったところでは、スピーチコンテスト、これもいい取組みだと思うんですけど、参加人数が13人ということで少ないなという印象は受けるので、人数が増えていくような仕掛けを何かしていただけたらありがたいなと思っています。

 質問もあるんですけど、体力向上のところで運動指導員の派遣というお話があったんですけれども、具体的にどんな方が指導に来てくださるのかというところ教えてください。

 あと体力向上と音楽体感もそうなんですけど、実績が7校とか8校とかいう形になっているんですけど、これは希望制のものでやってない学校もあるという理解で正しいのか確認させてください。音楽体感事業というのは、なかなか家庭ではできないことをしていただいていると思っているので、これは親としては本当にありがたいなとぜひ続けていただきたいと思います。

 以上です。ありがとうございます。

○髙岡議長

 ありがとうございました。

 みなさま方からご質問いただいたわけですけど、事務局から回答お願いします。

○伊村保健子育て担当課長

 伊村でございます。まず、副議長からご意見いただいた妊産婦、切れ目のない相談支援のところで、妊娠期からというところ、これが主な取組みのところで読み取れないということだと思います。確かに、ここに主な取組みに掲げてはおりませんが妊娠期の相談をどうするのかというところなんですが、母子手帳を取りに来ていただいたときに、おからだの状態であるとか今後について母子手帳発行とともに保健師が面談をさせていただいています。その中で、課題が高いなと感じたような件については支援室と共有いたしまして、特定妊婦ということで取組を進めますし、必要な支援については計画を立てて必要な機関につなげるようにアプローチを行っております。具体的な取組みのところで、それが読み取れないということをご意見いただいきましたので入れさせて分かるようにしたいと思います。

 次に、不登校に関してです。笹川委員からご意見をいただきました。原因の把握について、子どもサポートネットという事業で推進員が今、阿倍野区には3名おりますが、一学期には1回程度は、学校と小中学校と連携をしてスクリーニング会議というのを開催しております。学校で先生方の気づきで、お子さんの状況を把握して会議にかけるべきお子さん方の状況を区役所と共有させていただいて、どういう支援が必要かというのを福祉的な支援なのか、教育的な支援なのかということでお話し合いをさせていただいて、どんな支援が必要かいうところ、また不登校の原因というのはなかなか特定しがたいところもあるかとは思うんですけども、どういったアプローチが必要かというのは学校と共有して把握に努めているところでございます。

 次に、不登校に関して学びの多様化ということで、大鳥委員からご質問いただいたところです。区役所といたしましては、お子様方の状況、さっき笹川委員からもご意見いただきました、いろんなお子さん方によって原因がない場合というのもあると思います。ご家庭の状況、親御さんの状況、本人の状況などを把握して、どんな学びにつなげていけるのかというのは、決して学校で学べることは、やっぱりそうなればいいとは思うんですけども、そのことだけを目的にしているわけではなく、このお子さんがどんなことで社会につながっていけるのか、それを共に考えていく輪の一つとして、学習支援であったり居場所の開設を今、行っているというのが今の状況です。週1回ではありますが、家庭児童相談員との相談との中で、この方にとってこういう場があるよと紹介をして、来ていただけるんであれば活用いただきたいというような、今の取組みでして、それには必要なことは学校等の連携というのが一番必要ですし、小中学校でも居場所というのを開設して、取組みなどを進めておられますので、いろんなアプローチ、いろんな場ができてそのお子さんが、何か社会とつながれる場がどんなことが良いのかというのを今、手探りでやっているというのが現状だと思います。

 学びの多様という観点はやっぱり必要で、そのためにICTを入れて、区役所もそこを推進していけるような取組みをできればなというふうには思っています。

 虐待についてです。児童虐待防止の取組として、「あべのわ」というチームをつくって、保育園等回らせていただいているんですが、これは阿倍野区独自の取組みです。決して、ハイリスクケースだけが虐待ではなく、回ることによって日常の保育園等での活動の中で、お父さん、お母さんのこういうところが少し気になりますよとか、お子さんのこういうところが気になりますよとか、日常の状況をお話いただいて、そこに虐待の目がないのかどうか、それを専門的な知識を有する職員でもって、草の根的な活動の一つとして、行っているところです。決して、目立つような虐待の部分だけに特化したことではなく、日常の状況から虐待リスクを感じ取って取組みをいろんな機関と共にやっていく、そして家庭へいって、家庭でアウトリーチできるということが、この事業の目的ですので、そんな中でいろんな気づきを我々も学ぶところがあって、我々もどうしていこうかということを各関係機関と一緒に考えていっているような状況です。ただ、線引き的な知識を有する職員がいてますので、子ども相談センターとも連携しながら適切に進めていっているところです。

 以上でございます。

○筒井教育支援担当課長

 教育支援担当の筒井でございます。若林委員から、ご質問いただきました、一つ目、グローバル人材ですけれども、スピーチコンテストの参加人数が少ないということで、各校に仕掛けを考えてはどうかということでご意見をいただきました。参加者が増えるようにといったことも令和5年度考えていきたいと思いますし、それと同時に5年度実施をしながら6年度以降の状のあり方ですね、コンテスト形式がいいのかとか、そういうことも事業全体のことを含めて検証したいと思います。今後のことも一旦考える時期なのかもしれないので検証していきたいと思っております。

 2つ目、ご質問いただきました、体力向上支援事業なんですけれども、運動指導員を派遣している事業になってるんですけれども、こちらの資格というんですかね、これがスポーツリズムトレーニング協会の公認のインストラクターの派遣というふうになっております。インストラクターというのが、柔道歴約7年であるとか、野球歴約3年とか、サッカー歴が約3年とか、あと、例えば指導歴というのが約7年とかといったような資格でもってインストラクターというふうになってございます。今、やっていただく種目につきましては、各小学校さんに希望をお聞きしまして実施をさせていただいております。実績のところ、小学校10校になってないねということだと思うんですけども、ご希望をお聞きしながらさせていただいているというのと、また学校さんとのスケジュールとかもあるのかなというふうに思います。今は、10校にはなってないんですけども、ただ各学校さんにご利用いただけたらなというふうには思っております。また学校さんにおいては、また別の事業をご活用されているという場合もございます。

 あとは、音楽体感事業ですね、今日ほんの少ししか見ていただくことができなかったんですけれども、そういう体験も「親にとってはいい体験です。」とおっしゃっていただいてとてもうれしく思います。

 ありがとうございます。

○髙岡議長

 ありがとうございます。

 でしたら、また高市様が先ほどのお話の中の回答的な、ご納得いただけましたでしょうか。よろしいですか。

 ありがとうございます。

 笹川様どうですか。どうぞ。

 

○笹川委員

 伊村課長ありがとうございました。学校と協働して、いろいろとその原因については、区役所としては理解を深めて対策するということでは、お聞きしたと思うんですが、先ほど、いろんな原因については例えばインターネットに関する中毒状況にあるような、子どもに関してですが、例えば、薬物並みに今、危険な中毒の1つじゃないかなというふうに考えてます。薬物の乱用防止については、既に勉強会であったり、そういう水際で教えていくような体制というのは各中学校もそうですし、各地域のいろんな団体もそういう活動をしているので、薬物については子どもたちの理解というのは昔より大分、深まっているんじゃないかなと思います。ただ、インターネットに関しては、実は便利な仕組みなんですけど、非常に危険な要素も含んでいるというふうに考えています。ただ、学校教育、教育指導要員の中に、例えば、インターネットに関する教育に関する単元というのは多分ないんじゃないかなと思っています。ですので、それは学校ではなかなか難しいので役所であったり、例えば私、昔関わっていたPTAとかではスマホサミットであったりとか「大阪スマホサミット」というのはやっていました。そういったもの例えば、阿倍野区版で縮小して各中学校回って、中学校というよりも正直言って小学校から教えていかないといけないと思うんですね。これは危ないというのを教えていく。本当に今、こういうのが現実問題として、全国的に闇バイトの強盗とかで今、いろんなニュースなっておりますけど事件化しているような時代になっています。ですので、その辺は真剣に考えていただいて前向きに取り組めるような材料としてもっていただけたらなと思います。

 くどいようですけど、学校の先生方にすべてお願いするのは難しいので役所なり、例えばPTAなり地域の青少年指導員だったりとか、そういうところと協働して、例えば、そういう活動するとかというのを一度考えていただいたら、子どもたちが危険性を理解できるんじゃないかなというふうには思っているので、そういうところから不登校に入っていってしまったりとか、親には言えないようなことをやってしまったから、もう学校にも行けないとか、というふうになってしまったりしている子も、やっぱり中にいるんじゃないかなとは思いますので検討していただけたらなというふうに感じています。

 以上です。

○髙岡議長

 ありがとうございます。

 さっきと同じテーマで、大鳥さんの先ほどの行政からの何かお話について。

 

○大鳥委員

 不登校のことに関しては、相談支援などと「ぴあホーム」というのは、学校で入学時に紹介したりとかいうのはあるんですか。

 

○伊村保健子育て担当課長

 それはしておりません。

○大鳥委員

 これも結局、不登校になったから、こんなんあるよというのでは遅くて、不登校になる前に不登校になった場合、こういうのがありますよということを知っているとみんな利用しやすいんじゃないのかなと思って。不登校になるつもりで学校に入学する子はいないんですけど、どうしても、そういうふうになってしまうということが今、多いということなので不登校になることが悪いとか、こういうところがあるということを悪いイメージとして捉えずに、「こんなときは、こんなことができますよ。」とか、「こんなところがあるので安心して行ってくださいね。」ということを言えたほうが僕はいいんじゃないかなと思うので、それやったらみんなが安心して、安心してじゃないけど、「あー、ちょっと頼ってみようかな。」とか、親御さんが「そういえば、こんなこと区役所やっているって言っていたよな。」というので、そのときに相談しやすくなるのかなというふうには思います。

 あと、虐待防止に関しても、先に伝えておくことヤングケアラーに関しても、みんなにもっと知ってもらう、僕らでも、言ったら最近出てきた言葉じゃないですか「ヤングケアラー」というのは、だから深くは知ってないしやっぱり悪いイメージがあるんで、なかなか表に出せないことだと思うんですけど、もっとみんなに知ってもらうことが大事なんかなと思います。

○髙岡議長

 ありがとうございます。

 若林さん、先ほどの行政の回答でお分かりいただけましたでしょうか。

○若林委員

 はい。ありがとうございます。

○髙岡議長

 ありがとうございます。

 どうぞ。

○大鳥委員

 スポーツのやつで、全校に行き渡っていないという話で、やっぱりこれ53回という回数に問題があるかなと。これ1年間で53回運動指導しているんですよね。常盤小学校にしても、児童数多いのでクラスの数も多い、音楽の授業やったらそれなりの数をこなせると思うんですけど、運動指導を一気に100人というのは無理やと思うので、やっぱり回数をこなして、みんなに行き渡るようにしないといけないというので、この辺、ちょっとどかっと予算増やしていただいて回数を増やしていただければ、みんな学校にも行き届いて、学校のほうがいるかいらんかという話は僕ちょっとあれなんですけど、良いのではないかなというふうに思います。

 よろしくお願いします。

○髙岡議長

 ありがとうございます。

 筒井課長からお願いします。

○筒井教育支援担当課長

 先、笹川委員からいただいたご意見、インターネットとかスマホとかそういうのを使って、子どもさんが中毒的なことになるとかいうのもありますね。PTAさんでもスマホサミットとか、そういうのをされていたというようなことも聞いておりますが、今後、区役所でできる事業というのは、どこまでできるか分からないんですけれども、学校さんとかPTAさんとか地域、教育委員会なんかにも、連携・相談しながら子どもたちを守っていけるような検証会というものが分からないんですけど、そういった対策を検討したいなというふうに思っております。

 阿倍野区におきましては、教員サポート講習会ということで教員向けにはなるんですけども、そういったものでも共有できるのではないかなと思っています。以前にもスマホの関わり方みたいな講座もやったことがありますので、そういったものをできる方策を考えながらやっていきたいなと思っております。ご意見ありがとうございます。

 あと、大鳥委員からいただきました、回数が少ないということなんですけども、令和5年度はほんの少しですけど60回に何とか増やしてはみているんですけれども、また、ほかの予算との兼ね合いも考えながら、学校さんの人数も気にしながら検討していきたいと思います。ありがとうございます。

○髙岡議長

 ありがとうございました。

 今、ちょうど議論でいろいろと出てございます中で、オブザーバーの先生方からご発言いただくというのが一番流れとしていいのではと思います。まずは、村上先生から何か虐待の問題とか不登校の問題とか、あるいは学校園等で課題が出てございますけどもいかがでございましょう。

○村上校長

 常盤小学校の村上でございます。まず、体育の授業で私のところの学校も利用させていただきました。各学年6クラスあります。体育の時間は、2クラス合同で体育の授業しているんですけれども、この回、1年生で利用させていただきました。跳び箱の写真が映っていたと思うんですけども、単元の4時間を丸々お願いして、3グループ、4時間で計12回、常盤は使わせていただいて、とても有効で先生方にも、こんな場をつくれば子どもたちは楽しく跳び箱ができるのかとか、入門期に、このような進め方をすれば子どもたちはこう伸びていくんかというようなことが分かりましたので、また来年度も使わせていただきたいと思いますし、もし欲張りでなければ、2年生もいかせていただけたらなということでお願いしようかなと思っています。

 英語も1年生、2年生が使わせていただきました。ただ、音楽だけは1学年200人ほどおりますので、これ1回で聴けるフロアが難しいところがありましたから音楽についてはご遠慮させていただいたところがあるんですけれども、そのような形でこの事業は有効に活用させていただきました。

 一方、不登校のことですが、原因は伊村課長おっしゃるように様々であります。やはり、どうしても行きにくい子のところに関しては、担任で家庭訪問させていただいて「学校でこんなことがあるよ。」とか、「こうだよ。」ということで、自分の得意な事とか、算数が得意な子、それから図工が得意な子、家庭科が得意な子、いろいろ言っているんですけども学校での様子を話す。教材を少し持って行って、こんなことやったんやということを少し放課後やっております。大事なことはつながりをしっかり途切れさせないということだろうというのでいます。やっぱり、顔を子どもたちのところに出す。お家に行かせていただくということで、とても子どもたちにとっても保護者の方にとっても安心につながるのかなというふうに感じています。

 その中で、出て来れるようになった子どもには別室ということで、常盤小学校「ホットスペース」ところがあるんですけれども、そこで空いている教員がいる場合は、そこで対応するんですけれども、子どもサポートネットの支援員の方にもたくさんお越しをいただいて、共に対応をさせていただいているというところがあります。そういうところで勉強しながら少しでも学校に来れる状況をつくっていきたいなというのが学校で、今やっているところでございます。

 すみません、雑駁なりますけども以上です。

○髙岡議長

 ありがとうございます。

 中西先生、恐れ入ります。

○中西阿倍野区中学校校長会幹事

 失礼します。不登校の問題、特にいろんな事業まだ、うちでは参加できてないんじゃないかなと思います。音楽なんかは、来年からもしよかったら使わせていただけたらと思っています。大きな学年は、確かに2学年おるんですけれど、利用させていただけたらなと思っています。

 ただ、不登校の問題で、一つ最近になって助けていただいたということもあります。ここ2年間、恐らく区役所の居場所づくりの学習会等でお世話になっていた女の子ですけど、先週、親子さんで、2学期に全く不登校やったんですけど、2学期に1度来れることができて、先週お越しになられて「3年になったら普通に登校がしたい。」と、やはりそういう機会をずっとつくっていただいて、なかなか学校としてもコンタクトが取れないとか、うまく学校に行けない、親御さんも大分、今までのところは回って苦労されたようなんですけど、お母さん自身もいろんなサポートここであったり、区外のいろんな施設とも利用して、最終的には居場所づくりでずっと支えていただきながら、最終的に、先週そういうふうなことを言って来ていただいたというようなことも助かったなと言う感じに今、思っています。いろんな取組みの中で、子どもを助けていただいたという。なかなかすべての子どもたちに、それはいかざるのか言うたら、それは先ほど大鳥さんおっしゃったように、いろんなまた宣伝なんかもアイデアとして取り入れていただいたらいいのかなと、ご紹介のやつはね。

 あと、子どもサポートネット、スクリーニング会議でも、学期に1回ずつ、うちでもやっと順調に回り始めるところです。特に、うちは週に1回、今ちょうどこの時間やっているんですけど、生活指導の打ち合わせというので、子どもの今の状況、各学年で打ち合わせる会議に区役所からも定期的にできるだけ参加していただいています。実は、課題が多いということでご協力を個別にお願いをしているということもあって、そういうつながりがあると思います。中学校では、小学校でもきっとそうだとは思うんですけど、究極はやっぱり子どもたちが自らのからだを傷つける、命に関わる課題になるというのがやっぱり、我々の一番ケアせないかんとこですので、正直言ってたくさんの課題について担任の先生方が日々、担任の先生方が、あるいは学年で対応しているというのは、かなりなご苦労いただいているところ、今、働き方改革云々というのは、我々も求められているところですけど、やっぱりそういう意味で学校だけで、先ほども笹川様も言うていただきましたけど、学校だけですべてができるというのは、昔はそうやって学校だけでいろんな方法を使って抱えてはきましたけれど、それもやっぱり限度きている中で、やっぱりどうやって子どもたちが安全を守るかというのは本当に大きな課題だと今に思います。

 それから、やはりそういうときに、先ほど、「ぴあ・あべのん」というので、やっぱり保育所、幼稚園、厄介の目をもって子どもたちを見ていく機会を増やしているという。やはり、今、学校とこういう区役所との連携というのは、さらに太いパイプでつなぐ必要があるのではないかなというふうに思います。

 学校は確かに、何百人という子どもたちを見て、その家庭とも含めてですので、基本的には、広く子どもたちは触れることができる、ただ個々の先生方に動ける限度もありますし、専門性が高いわけでもありません。でも、今、うちで居場所づくりでお世話になったお子さん何て言うのは、やっぱり専門性の高い方々が普段から接していただいていて、区役所の方々がいろいろ接していただいていて支えていただいたというのに想像します。そういう意味で言うと、専門性高いけれども、相談に来た子を受け入れることは区役所にはできるけれど、学校はやはりそうではないという現状なんか考えると、逆に区役所も専門性と学校の広い子どもたちを受け入れている状況がうまく結びつけば、より広いセーフティーネットというのは、阿倍野区内に広げることができるのではないかと、そういう意味で、やはりより積極的に逆に言うと、学校もやっぱりSOSを出さなければいけないですけど、やっぱり子育て支援室には大変なことだと思いますけど、人かも分かりません、人の充実感も分かりませんけれど、あらゆる方法で機会の充実、窓口の充実でよりやはり学校園・幼稚園・保育園も含んでですけれど、そことそれらの方々と学校がうまくより強い連携を持てれば、本当に子どもたちを広く守ることができるものが実現できるんではないかと、でも、これは、まだまだ形のあるものではないかも分かりませんけれど、それが今、中学校現場から見ているだけなんで、勝手な言い方かも分かりませんけど、今、とても必要なことではないかなと思っています。

 そういう意味で、今後もどの中学校もそうだと思うんですけど、そういうつながりとか支えというのは、今まで以上に、逆に言うと区役所も含めた積極的な周りからの支援を我々も求めますし、逆に言ったらそういうところに積極的な支援をやっぱりいろんなところで、チャレンジしていただけたらありがたいないうふうにやっぱり思います。

 すみません、勝手な私だけの意見になってはいかんのかも分かりませんけど、少しそんなことをここ1年、ここへ寄せていただいて考えているということです。すみません。

○髙岡議長

 ありがとうございました。

 それでは、幼児教育の形として、田伏様何かご意見ございますでしょうか。

○田伏長楽保育園園長

 長楽保育園の田伏と申します。私から、2-2-1の子育て支援サービスの充実というところで、発達が気になる親子の居場所ということで「ぴあ・あべのん」、僕も、実際やられている会場行かせていただいたくこともあるんですけども、週1回やられているということで、どれぐらいの参加者がいているのか、延べ人数で結構ですけども、2回以上来られた方が、どれくらいにいるのかというところが少し気になるかなというところで、保育園・幼稚園に在任している園児さんはなかなか平日にやっているというところで、親御さんもお仕事があるので、参加することは難しいと思うんですけども、恐らくは未就園の親御さんが、発達が気になるということで利用されているというところだと思うんですけども、それの人数がどれぐらいあるのか、未就園のやっぱりお子さんというのは、発達が気になるというところをどこで気づかれるのかな。やはり、発達が気になるというのは、保育園・幼稚園・在園している園児さんですと、集団の中で気になってくるお子さんというのが見えてくるんですけども、どうしても親と一対一で子育てしている中で、ほかの子と比べることができない、特にひとりっ子の一人目のお子さんの場合ですと、ですので発達の気づきというのがなかなか、難しいんじゃないかなというところで、3カ月健診ではさすがに分からないでしょうけど、1歳半健診とかで少し引っかかった方にご案内をして利用していただいているのか、どういったきっかけで「ぴあ・あべの」を利用されているのかなというのが少し気になるところです。

 あと、次、2-2-2のところで児童虐待防止のところにあるのは、うちの園もいろいろと要対協、それに関わらず連携させていただいているところなんですけども、情報の共有するために「あべのわ」という組織をつくっていただいたと思うんですけども、やはり、当該園児さんをお預かりしている立場の保育園としては情報もほしい、いただきたいなというところが正直なところです。虐待の兆候とかがあれば、子ども相談センターのから、まず、園にお電話いただけるんですけど、聞いていただくのは本当にいいことかなとは思うんですけども、やはりお預かりしているお子さんも見ているし、保護者の方も実際どういう方かというのを一番近くで見ているので、やっぱり虐待される兆候があるのか、親御さん何かどうかという判断もしやすいので、聞いていただけるのは非常にありがたいんですけども、それのとき後報告がほとんどないことが多いので、虐待の情報があって委員会の意見を聞いて、実際、保護者の方とどうなったかという結果が全然分からなくて、ただ守秘義務があるのでもちろん保護者の方には聞けないですし、ただ、あれからどういうふうになっているのかなと、それが結局、要対協につながってそこで分かるというよりも、やはり情報共有をさせていただいて、園でも何か支援ができることがあればしたいとは思いますし、お子様の情報が、どれぐらい阿倍野区に下りてきているのかというのも分からないんですけども、そちらも可能であればお願いしたいなと思っております。

 以上です。

○髙岡議長

 ありがとうございました。

 それでは、辰巳先生、何かございますでしょうか。

○辰巳ながいけ認定こども園理事長

 ながいけ認定こども園、辰巳です。今、田伏先生のときに言いたいことは言っていただいたので、あれなんですけども、本当に、阿倍野区の方が各園に回っていただいて、現場も見ていただいて、話もうちのとこの先生たちの話も聞いて、勉強はすごく取っていただいていることに感謝しています。

 あとは、今、言われたようなことと同じように、それをどう活かしていくかと言う辺りのことを共有できたらありがたいのかなと思っています。

 今、私も中西先生の話も聞いていて、やっぱり今までの時代と変わってきて、やっぱり学校園が、それぞれで全部背負うんではなくて、いろんなところで風通しのいい、だからできるところできないところをいろいろあると思うので、できないところはお願いしますという、風通しのいい環境で子どもを育てていければいいのかなと思っていますので、そういうふうなことを区と学校園と協力して今後もいろいろとお願いできたらありがたいと思います。

 どうも、いつもありがとうございます。

○髙岡議長

 ありがとうございました。

後ほど、また1回お聞きしたいと思いますが、ここで取りあえず、レジメの2つ目をご説明いただこうと思います。「情報提供」、そして3つ目が「その他」につきまして事務局からご説明お願いしたいと思います。

○筒井教育支援担当課長

 議長ありがとうございます。

 では、2番の「情報提供」に移ってまいりたいと思います。ページで言いますと16ページ。冊子になったものがあると思います。「学校選択制における検証 中間まとめについて」ということで資料番号が5番でございます。学校選択制にかかる検証 中間まとめ令和4年10月ということになってございます。学校選択制は小学校、中学校及び教育学校の入学に際しまして、子どもや保護者が就学する学校を選べる制度として、平成26年度入学から順次導入区を拡大して、令和元年度入学から全区において実施された制度でございます。阿倍野区におきましては、平成27年度から導入をいたしております。令和4年度末に検証結果の取りまとめを行うために、学校選択制ワーキンググループというのを設置がされまして、学校選択制が子どもや保護者の意向を添える就学制度であるかどうか、当初、期待していたメリットが生じているのか、課題は生じていないかなどの分析を行っています。今回は、中間まとめといたしまして、令和5年1月13日、ここ10月となっているんですけども公表されたのは、令和5年1月13日でございます。教育委員会のホームページにおいて公表されたものでございます。また、お目通しをいただければと思いますが、資料の中のページの35ページに、現段階での有識者の意見・分析協力の記載がございます。今日は、ご紹介はしませんので、お目通しいただければというふうに思います。今回の結果につきましては、中間まとめでございます。引き続き、ワーキングで議論がされまして、学校選択制が良い制度になるよう引き続き検証がされるということでございます。

 続きまして、「その他」の「通学路安全対策会議について」ご説明を申しあげます。資料番号が6でございます。令和5年1月24日に、「第4回 通学路安全対策会議」が開催をされました。区長、阿倍野警察署長、建設局の平野工営所長、また今回は、丸山小学校の校長にも加わっていただきました。案件一覧ご覧ください。おさらいになる部分もあるかと思います。これまでの教育会議の中でも、ご紹介させていただいているんですけれども、一つ目が丸山小学校についてでございます。こちらにつきましては、区政会議におきまして正門前の道路にガードレールがないという案件でございます。

 右側の対策内容等をご覧ください。学校敷地をセットバックしてガードレールを設置できないか、またガードレール設置以外の対策について検討をしてまいりました。ここには、実施済みの対応と下線がついているところは、これから実施のものになります。ガードレールの設置については、道路幅員が足らないでありますとか、埋設物あるなど課題が多いのですが、工営所・警察署・学校、教育委員会とも連携をいたしまして、可能な対策から順次進めているところでございます。下線が引いてあるところ、学校の北西交差点に十字の交差点標識の設置、また南西の三叉路ですけれどもT字の交差点標識を設置して、それぞれにカラー塗装というんですかね、弁柄色、レンガみたいな色なんですけれども、赤い色の施工をしてドライバーに注意喚起をするというふうなことでございます。今年度中、5年2月と書いてございます。今年度中に施工予定というふうになっております。2つ目でございますが、こちらは晴明丘南小学校の校区で吉野家に関する案件でございます。こちらは、東側一方通行、吉野家のところ東側、一方通行のところにグリーンラインを今年度中に設置予定でございます。前回の教育会議の中では検討中ということでご報告させていただいていたんですけれども、今年度中に設置ができるということになりました。そして、このとき吉野家の横の道以外にも、南港通から阿部野神社までの道でありますとか、それに並行する、もう1本の道につきましても、地域と学校と工営所、区役所も一緒に現場を歩きまして、また警察署のご協力もいただきながら、合計3箇所において今年度中にグリーンラインを設置できるということになりました。

 これについての説明は以上でございます。

 あと1点、今、「広報あべの 2月号」お配りさせていただいていると思うんですけれども、こちら、第1面のほうが、「すべては子どもたちの笑顔のためにやってみようPTA活動」ということで、PTA活動のご紹介のページになっています。こちらPTAげんきフェスタの際に、終了後にみなさまで撮影いただいたお写真になっています。PTAの役員のみなさまの写真でございます。そして1ページめくってもらいまして、2ページのところにはPTA活動についてのご紹介の記事も掲載をさせていただいているところでございます。

笹川委員も写っておりますし、大鳥委員も真ん中に写っておりますし、若林委員も写っております。ありがとうございます。

 説明は以上でございます。議長、よろしくお願いいたします。

○髙岡議長

 ありがとうございます。

 格好良く写っていますね、ありがとうございます。

 終了時間が11時半のご予定でしたが、お時間延ばしていただいて、もうちょっとみなさまのお話を聞かせていただこうと思います。ご理解願います。

 今、全体的なもので、今のご説明とともに前段の問題もございますし、わざわざ先生方からもご意見いただきました。それについて、また委員さんから最後になりますが、一言ずつ何かご意見があるようでしたら、お話をいただきたいと思います。そこで逆に、若林様から何かお聞きしたいと思いますが、何かございますか。

○若林委員

 今日の、ここのことと関係ないことかもしれないんですけど、ちょっと私、気になっていることで学校選択制、ちょっとは関係するのかなと思うんですけども、うち長池小学校ですけど、長池とかでも児童数が増えてきていまして、今、35人学級になっていくというところもあって、教室が足りないということになっています。特別教室をなくしていくよというふうに学校からは聞いているんですけども、それも親としては、すごく切ないなと思って聞いているので、何とかならないのかなというのをずっと思って。うちも図工室がまずなくなり、理科室がなくなりというような話を聞いていて、他校さんも同じような状況で図書室がない学校もあるというふうにも聞いているので、そこは聞いていてすごく切ないので親としては、何かできないのかなと思っているところがあります。すみません、関係ない話で。ありがとうございます。

○髙岡議長

 ありがとうございます。

 一つずつにして聞いていきましょうか。どうですか、何か今の若林さんの。

○筒井教育支援担当課長

 今、子どもさんが今、増えている学校さんの中では教室が足らなくなって、教室が足らないということであれば、また増築とかというのもあるんですけれども、今後の児童数のことも勘案しながら、場合によっては特別教室を、一時的には普通教室に戻すといったようなこともあると聞いております。また、教育委員会にも、お尋ねをしながら、なかなかハードな部分になるので、すぐにどうっていうのはできないのかもしれないのですけれども、ご意見があるということをお伝えをしていきたいと思っております。ありがとうございます。

○髙岡議長

 ありがとうございます。

 大鳥さん。

○大鳥委員

 はい。

 僕も、学校選択制についてなんですけど、大分、読むのに時間がかかる資料ではあるんですけど、そもそも学校を良くするためにできた制度、地域のためにもという制度だったと思うんですけど、地域としては結局、地域じゃない子たちが学校に来ているということで、防災の面であったり、子ども会での活動であったりというところで、非常に困っている点があるんじゃないのかなと防災訓練の視点でもそういう問題が出てきているので、実際の災害のときには本当にどうするのかということは決まっているのかどうか、そんなことも考えながらいかないとあかん、考えられているんやったらあれなんですけど、どんどん選択制、使われている子どもたちが増えていっている中で、それがいいことなのかそれによって問題が起こってくるのかということも考えながら進めていっていただきたいなというのと、もう一つ選択で児童が増えている学校に関しては、いい学校だという評価がされると思うんですけど、その学校に対してじゃあ予算が増やしていってもらえているのか、ということが実際はないと思うんです。行政としては、それはできないことやと思って、そこは均一にいくはずやのに、結局、これで子どもたちの数をそっちばっかり増やす対策を取っているのは、何か政策的にはねじれているのではないかなと思うので、その辺をきっちり話合っていただいて、きっちり決めていっていただく必要はあるんじゃないのかなと。

 あと、今、若林さんが言った、子どもたちが増えているということに関して、この間も阿倍野区のPTAの新年互礼会がありまして、各学校いろいろ発表していただいた中で、阿倍野区どんどん人口増えている、学校の増築もどんどんされていっているようで、すごく阿倍野区は人が増えて、みんなが住みたいまち、住み続けたいまちになってきているのかなというのは思いますので、こういった選択制とかもうまく利用していっていただけたらなというのは思います。

 あと、通学路に関しても子どもたちが増えているので当然、危険度は増していると思います。なので、もっと安全対策に対しては、素早い対応が必要なんではないのかなと、あそこのグリーンラインとか、赤い塗装とかも僕らは教えてもらって「こんなんやりますよ。」というふうに教えてもらったから「ここ危ないところやから、こんなんしてくれてんねんな。」というのは分かるんですけど、一般の方々はそれを理解しているのかどうか。グリーンラインが引かれているから、「児童通学するから気をつけなあかんで。」というのも、グリーンラインを見て、それをしているのか、朝の見守りの人たちがいてるから「気をつけなあかんねんな。」と思っているのかというところもあるので、もっと広くそれをみんなに伝えていただきたい、いうのがあります。

 以上です。

○髙岡議長

 ありがとうございました。

 それでは、笹川さん何かございませんか。

○笹川委員

 若林委員と大鳥委員が、ほとんどしゃべってしまったので話すことはないんですが、まず、「検証 中間まとめ」の文章、私もざっと目を通させてもらったんですが、この制度を続けるためのという形に読み取れます。ですので、内容について比較的良いと思っていますという意見が多いということで、誘導されているようなまとめ検証かなというふうに感じています。

 先ほども、大鳥委員もおっしゃっていましたけど、例えばPTAでもそうですし地域活動協議会でもそうですし青少年指導員でもそうですし、その上で言ったら民生委員とか、その地域でいろいろ活躍していただいている各種団体の方々の担い手が、このことによって大分難しくなっています。一番、直近で言うとPTAがメンバ―を集めるのに、例えば「違う地域から来ているので分かりません。やりません。」要は、自分の権利を主張される方が非常に多いです。選択制というのを使っている方とは思います。ですので、例えば、この制度というのは、そもそも論で言いますと、東京の例を参考にして大阪市導入をしたと思うんですが、東京23区で直近の状況みなさまご存じでしょうか。小学校は13区で廃止をしています。中学校は6区で廃止をしています。東京の流れがすべてではないんですが、やはり東京でも地域との連携が取れないとか、やはり現実的じゃないということで、特に小学校では廃止の方向で流れが出ています。ですので、中間のまとめは大事だと思うんですが、中間ということは、これから効果の検証だということだと思うんですが、見直しすべきことは早く見直しをしていかないと、無駄な経費が出ていくばかりなので、そういう財源があるのであれば、先ほどからいろいろと出ているような問題があるところに財源を投入してください。というふうに思いますので、阿倍野区だけの問題ではないと思いますが、阿倍野区単独で、もし廃止ができるんであればしていただいたほうが地域と学校との連携というのは非常にもっと深くなっております。

 以上です。

○髙岡議長

 ありがとうございます。

 それでは、高市様から何かございますか。

○高市副議長

 私も、東京の事例を見ていました。なので、先ほど学校選択制が良い制度になるように検討というお言葉だったんですけども、廃止も含めて根本的に見直す、特に、小規模校の問題も大きくて、ひょっとすると統廃合でなくなってしまうかもしれない、選択制は格差が大きくなるというふうに聞いていますので、その辺は、ワーキンググループが中心でされると思うんですけども少し気になったところです。

 そして、先ほどの村上校長先生からも跳び箱が12回されていたということなので、60回を12回で割ると5校しかできないということになるので、やはり回数の制限が厳しいのかなと思いました。それから最後ですけれども、子どもたちの笑顔のためにということで、多様な問題があるので、今日一日、本当に実感したのは、多様な問題にあったようなつながりとか多様な受け皿が必要だと思いますので、その辺とても連携が大切にされていてよかったと思いました。

 以上です。

○髙岡議長

 ありがとうございます。

 それでは、最後にオブザーバーの先生方から一言ずつお言葉をいただきたいと思います。

 村上先生、お願いいたします。

○村上阿倍野区小学校校長会幹事

 ありがとうございました。子どもたちを健やかな成長を願って、子どもたちが本当に安心して学べるような形でこういうお話を利用していただくということは、とても学校にとってありがたいことであります。本当に応援をしていただける方々がたくさんいていただいて、私たちもまた、これからも頑張っていきたいと思いますし、先ほどからお話あるように、今の状況もまた、どんどん学校としても発信をしていって、お力をまたいただければというふうに思っております。今日はどうもありがとうございました。

○髙岡議長

 ありがとうございます。

 中西先生。

○中西阿倍野区中学校校長会幹事

 私も同じ、村上先生とほぼほぼ同じです。このような機会で、たくさんご審議いただいて、学校からもやっぱりいろんなこと伝えながら区役所が連携を取っていただいて、やっぱり阿倍野区の子どもたちをどういかに守るかというのが、さらに議論され実際にそれによってたくさんの子どもたちの安全が守られるということが進むことを願っています。本日、この機会どうもありがとうございました。

○髙岡議長

 ありがとうございました。

 それでは田伏園長先生。

○田伏長楽保育園園長

 阿倍野区の教育会議ということで、大まかな流れとしては就学後のお話にはなると思うんですけども、我々のような就学前の施設の点検も見ていただき、そこについて連携も図るということで、こういう場を設けていただいてありがとうございます。また、今後もよろしくお願いいたします。

○髙岡議長

 ありがとうございました。

 最後に、辰巳先生お願いいたします。

○辰巳ながいけ認定こども園理事長

 ありがとうございます。やっぱり阿倍野区はすごく学校園、こういう教育会議やったりとか区政会議であったりとかで、本当に蜜に連絡をしてもらえているのはありがたいなと思っています。ほかの区の幼稚園団体の話を聞くと連携が全くできてないところも、ほとんどなのに幼稚園・保育園の意見もいろいろ聞いていただけるので非常にありがたいなと感謝していますので、またよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

○髙岡議長

 ありがとうございました。

 今の学校選択制にしましても、朝、私、パトロール隊で立たせていただいていますとね、帽子の色が違うんですね。今日は苗代に行きはんねんな、これから高松やなということで、当然、私は常盤としての小学校のパトロールですけども、ほかの学校の子どもたち来ますと「気をつけて行きや。」と言う感じで、ちょっと遠い距離を歩いて行っているわけですね。大鳥さんから、ご質問あった防災につきまして、地域で私も責任者やっておりまして、2年間ほどはコロナ禍でストップしていました「まちなか防災」ですが、3年前、常盤小学校の村上校長先生の前任の校長先生のときで日曜日の登校日として、地域まちなか防災訓練に1,300人の子どもたちと保護者の方を含めて3つの学校で町会が分かれて開催しましたが、そのときに課題で出たのは、選択制の子どもたちがどこの部署に入るかいうことがありました。そのときに、付属天王寺小学校へ非難する方が一番人数少なかったものですから、付属天王寺小学校へ、選択制の子どもたちが常盤小学校に集合して、教頭先生が引率して付属天王寺小学校に合流して一緒にやったということもございます。選択制のお子様をどうするかと、地域事業の中で入れていくのをどうするかということも、これからいろいろと学校、地域では子どもたちも受け入れをさせていただいて、防災に勉強のためにということは十分学びで考えておりますので、一緒にまたアドバイスいただければとそう思っております。

 ありがとうございます。

 ということで時間もちょっと遅れましたが、ここで佐藤副区長、何か今までの流れの中での回答をふまえて何かございましたら。

○佐藤副区長

本日は、熱心にご意見いただきまして本当にありがとうございます。本日は、来期の運営方針、「教育・子育て支援関係の運営方針」とか「学校選択制」や「通学路安全プログラムの状況」などを区からは共有させていただきました。非常にいろいろなお立場から多種多様な意見をいただいて、本当に良い機会になったと思います。現場での運用、特に不登校に関する制度のご紹介であるとかそういったことですね。私どもは、やっていると思っていても広報・周知等々でみなさまのニーズに応えきれてないところもたくさんあるんだなというところ改めて気づかせていただいた点につきまして、対応できるところは速やかに対応してまいりたいというふうに思っております。

 また、一方、不登校の問題、みなさまからたくさんご意見いただきました。不登校は悪いことではないと認識しつつも、子どもたちが、これからの人生、社会につながっていくために、多様化の中でICT活用も含めていろんな対応していかなければいけない、行政は多様な受け皿と選択肢を設けながら試行錯誤を繰り返して、粘り強くやっていかないといけないんだなということ、改めて感じた次第です。なかなか、不登校の問題はこれで大丈夫とか、これが特効薬というのが対応としてない中で、効果的な選択肢をどのように設けていけるのか、学校の先生方や地域の方のご意見なんかもお聞きしながら、進めていけたらな…というふうに思っております。引き続きのご助力よろしくお願いいたします。

○髙岡議長

 ありがとうございました。

 それでは最後に、山田区長様から。

○山田区長

 本日は、それぞれ現場からの大変貴重なご意見、ご議論いただきましてありがとうございました。これまでも現場の各学校を訪問させていただいたんですけれども、コロナという中で遅ればせながら、初めて、ながいけ認定こども園さん、長楽保育園さんを、年末年始に訪問させていただき、意見交換させていただいたところでございます。本日また、みなさまから様々なご意見を頂戴したところでございました。本当に我々としても、いろいろな課題であったり、現状というのをしっかりと受け止めていかないといけないと改めて認識したところでございます。

 個別の質疑もしていただいたところなんですけれども、一つ、まず学校の子どもの数が予算とどう関係しているのかというところがあったと思います。これについては、教育の予算も全体がなかなか把握できないぐらい、いろんな予算があって国のお金も出てくるので、詳細が見えないところがあるんですけど、ただ、一つ言えることは人数割りで予算を割り振っている事業もあるんですね。ですから、選択制で人数が増えたところが全く考慮されていないということはないというのは、一つ言えることでございます。

 それから、予算の関係で体力向上であったり音楽体感事業、いいものだというふうに評価いただいているところについては続けていきたいと思うんですが、十分な予算がどうかというところ、それから、全部の学校で利用されないと、そこが課題なのかと思います。予算的に、区内の子どもたちが少なくとも1回は体験をしていただけるということ、それ自体がまだできてないということですから、予算が足りないからできてないということにはならないようにしたいと思っています。できれば複数回とか、より多く使ってもらえたらいいんですけれども、限られた予算ということで少なくとも1回体験いただける等、やはり我々でも先ほども、改めてああやって録画でも聴かせていただいて心が洗われることもあると思うので、子どもたちが生演奏を聴くというのはすごい機会でしょうし、体育の先生以上のと言いますか、専門家にプロの技を前で見せていただくというのも、すごい機会かと思いますので、そういうのを体験してほしいなというふうに思っているところでございます。

 それから、スマホの弊害の問題、これはたいへん大きな課題で、全国的な問題かと思います。区長会議の課題にもなって、議論されているところでございますので、本日は時間もない中で、阿倍野区において、例えば子どもたちの中でそういう話し合いができるような機会を持っておられるかどうかとかですね。もし、それがないとしても、市内でどこかそういうことをやって、まさにスマホ学校サミットというものなのかなんですけれども、どういう成功事例があるのか調べさせていただいたうえで、区役所として何かできるかどうか検討してまいりたいというふうに考えているところでございます。

 それから、通学路の安全対策のことであったり、不登校あるいはヤングケアラー、そういったことについての取組みをもっと知ってもらうことが大事と、これは改めて、そういうふうな認識したところでございます。早い段階から、悪いイメージではない形で積極的に行っていることを、もっとPRできたらというふうに思っているところでございます。

 学校選択制の問題が非常に厳しいといいますか、ご意見いただいたところかと思いますし、これは制度の継続を前提にしたアンケートではないかというような、確かにそういうところが感じられるところかと思います。ここは、やはりベースに確かに制度をうまく継続していくために、特にご指摘ございました、地域外の子どもが通学をしている、そういったことの課題にこれをどう捉えるか、親御さんにしては、子どももですが「そちらの学校に行きたい。」というニーズには応えているという、まず、そこがメリットという中で、地域を越えた通学ということの課題、それをどう改善していけば、親御さん、子どものニーズに応えられるのかとか、そういうことだと思いますので、その辺は、引き続きの課題と思いますけども、阿倍野区だけが違う対応をすることはできないという前提で、みなさまご理解いただきたいと思いますし、やはり、ここは引き続き全体の市役所の動き中で考えていきたいなというところでございます。

総じて、学校の問題をもともとは学校の中で完結することが多かった時代から、風通しのいい形という表現もございましたけれども、多様な連携で広いネットワークのようにセーフティーネットができているという言葉もいただきました。そういう気持ちで我々も、子どもの安全をしっかり守っていくというところにもっていきたいと思います。

 いろいろといただいたご意見を整理しまして、今後の取組みに活かしていきたいと思いますし、みなさまと共に今後も、子ども教育に関して課題解決に取り組んでまいりたいという所存でございます。

 本日は、みなさまお忙しい中、本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

○髙岡議長

 ありがとうございました。

 先ほどの言葉足らずでございましたので、一つは追言させていただきたいんですが、なぜ選択制の子が附属小へ行ったかということ、常盤小学校では、一応、常盤が16町会、文の里が5町会あります。学校の中で、地域子ども会をつくっておられますもんですから子どもたちが1人のところもあれば20名のところまで町会で子ども会を統制されている、それが何かの災害あったときには、その町会の第一次避難所に行くということの建前を構成しており、村上校長がなさっておられる、そこで選択制の子どもたちが、その町会の枠がないもんですから、その子どもたちをどうするかいうことで選択制の子どもたちだけは集められて、附属天王寺小学校へ来たということの流れなりますので、話の前半がなかったものですから、何を言っているのかな言うて疑問もっておられたと思います。ご理解いただけましたらと思います。

 そういうことで、常盤では、まちなか防災において、学校側と共に一緒に地域の子どもたちを守っているという原点がございますことを最後ご報告させていただきます。

 阿倍野の宝である子どもたちを区民全員で守りたいという気持ちをみなさまが思っておりますので、どうぞよろしくお願い申しあげます。

 今日は、本当にいろいろとお時間も20分過ぎてしまいました。みなさまのいいご意見出していただきましたこと、この場を借りてお諮り申しあげます。

 それでは事務局へお返しいたします。

○近藤教育支援担当課長代理

 議長、副議長ありがとうございました。

 また委員のみなさま、オブザーバーのみなさまにおかれましても長時間のご議論ありがとうございました。

 今回もメールでご意見シートをお送りさせていただきます。本日の会議で伝え切れなかったことなどがございましたら、ぜひ、ご提出をお願いいたします。

 以上をもちまして、本日の教育会議を終了させていただきます。

 本日は、お忙しい中ご参加いただきどうもありがとうございました。

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