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令和5年度 第1回阿倍野区教育会議会議録(令和5年6月27日開催)

2023年7月26日

ページ番号:603727

日時

令和5年6月27日(火曜日)13時30分~15時35分

場所

阿倍野区役所2階 大会議室

出席者

委員等

  • 髙岡議長
  • 髙市副議長
  • 大鳥委員
  • 笹川委員
  • 若林委員

オブザーバー

  • 浅田阿倍野区中学校校長会幹事
  • 當麻阿倍野区小学校校長会幹事
  • 谷本常盤幼稚園園長
  • 田伏長楽保育園園長

市側

  • 山田区担当教育次長
  • 佐藤区教育担当部長
  • 筒井教育支援担当課長
  • 竹田保健子育て担当課長
  • 近藤保健子育て担当課長代理
  • 宮下教育担当課長代理

議題

1 教育・子育て施策等について

  1. 令和5年度 阿倍野区教育会議 開催計画
  2. 令和4年度 阿倍野区教育会議 開催状況
  3. 令和4年度 阿倍野区運営方針の自己評価
  4. 令和5年度 阿倍野区教育・子育て施策関係事業
  5. 令和5年度 阿倍野区運営方針

2 意見交換、その他

会議内容

○宮下教育担当課長代理
 みなさまお待たせしました。定刻でございますので、ただいまから令和5年度第1回の阿倍野区教育会議を開催いたします。本日はお忙しい中お集まりいただきまして、ありがとうございます。私、区役所教育担当の宮下でございます。よろしくお願いします。会議に先立ちまして、資料の確認をさせていただきます。失礼ですが、着席させてもらいます。資料一緒にご確認ください。
 まず、教育会議の次第。別紙1、委員名簿。資料1としまして、今年度の教育会議の開催計画。資料2としまして、令和4年度の会議開催状況。資料3-1としまして、令和4年度の区運営方針自己評価の概要版。資料3-2としまして、令和4年度区運営方針自己評価の詳細版。資料4としまして、教育・子育て施策関係事業一覧。資料5としまして、令和5年度区運営方針(概要・教育関連取組)。資料6としまして、がんばる先生をご紹介という記事。資料7が、学校選択制にかかる検証報告書。資料の8としまして、通学路安全対策会議案件一覧。資料9としまして、教員の働き方改革のチラシ。最後資料10としまして、阿倍野区制80周年関連事業という資料です。不足がございませんか。あればお知らせください。
 では続きまして、本日の会議出席者の確認でございます。全委員5名にご出席をいただいております。なお、オブザーバーのながいけ認定こども園辰巳理事長におかれましては、所用により欠席でございます。
 本日は、今年度最初の会議ですので、ご出席のみなさま、私からご紹介をさせていただきますので、お一言ずつご挨拶を頂戴できればと思います。別紙1の委員名簿をご参照ください。
 まず、議長であります阿倍野区地域振興会会長の髙岡委員でございます。

○髙岡議長
 みなさま、こんにちは。髙岡でございます。よろしくお願いします。

○宮下教育担当課長代理
 副議長であります大阪キリスト教短期大学教授の髙市委員でございます。

○髙市副議長
 よろしくお願いいたします。

○宮下教育担当課長代理
 阿倍野区PTA協議会会長の大鳥委員でございます。

○大鳥委員
 大鳥です。よろしくお願いします。

○宮下教育担当課長代理
 阿倍野産業会より笹川委員でございます。

○笹川委員
 笹川です。どうぞよろしくお願いします。

○宮下教育担当課長代理
 阿倍野区PTA協議会副会長の若林委員でございます。

○若林委員
 若林です。よろしくお願いします。

○宮下教育担当課長代理
 続きまして、オブザーバーのみなさま、ご紹介いたします。阿倍野区中学校校長会幹事、昭和中学校、浅田校長でございます。

○浅田阿倍野区中学校校長会幹事
 浅田と申します。どうぞよろしくお願いします。

○宮下教育担当課長代理
 阿倍野区小学校校長会幹事、阪南小学校、當麻校長でございます。

○當麻阿倍野区小学校校長会幹事
 當麻でございます。よろしくお願いします。

○宮下教育担当課長代理
 常盤幼稚園、谷本園長でございます。

○谷本常盤幼稚園園長
 今年度より常盤幼稚園にまいりました谷本でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

○宮下教育担当課長代理
 ながいけ認定こども園、辰巳理事長は、ご欠席でございます。長楽保育園、田伏園長でございます。

○田伏長楽保育園園長
 田伏です。よろしくお願いいたします。

○宮下教育担当課長代理
 続きまして、職員紹介をいたします。阿倍野区担当教育次長で、阿倍野区長の山田でございます。

○山田区担当教育次長
 山田でございます。よろしくお願いいたします。

○宮下教育担当課長代理
 阿倍野区教育担当部長で、阿倍野区副区長の佐藤でございます。

○佐藤区教育担当部長
 佐藤でございます。よろしくお願いいたします。

○宮下教育担当課長代理
 教育支援担当課長、筒井です。

○筒井教育支援担当課長
 筒井でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

○宮下教育担当課長代理
 保健子育て担当課長、竹田です。

○竹田保健子育て担当課長
 竹田です。どうぞよろしくお願いいたします。

○宮下教育担当課長代理
 保健子育て担当課長代理、近藤です。

○近藤保健子育て担当課長代理
 近藤です。よろしくお願いいたします。

○宮下教育担当課長代理
 私、教育担当課長代理の宮下です。よろしくお願いします。
 なお、本会議につきましては、傍聴要領を定め、会議を公開します。また、議事録についても後日公表となりますので、よろしくお願いします。
 それでは、開会にあたり、教育委員会事務局、阿倍野区担当教育次長で、阿倍野区長の山田からご挨拶申しあげます。

○山田区担当教育次長
 改めまして、こんにちは。山田でございます。みなさまには、日頃から区政の推進、ご協力を賜っており、また本日は、ご多用のところ、また暑い中ですね、今年度第1回目の阿倍野区教育会議にご出席をいただきありがとうございます。新型コロナの位置づけが、先月から5類に引き下げられ、ようやく行事等も普通にできるようになってきました。これまでのみなさまのご尽力に感謝を申しあげますとともに、マスクの着用はご自由にということでございますが、引き続き、感染症対策などへのご協力よろしくお願いいたします。
 阿倍野区では、各種会議等、オンライン化を進めており、これまでも区政会議や、教育会議、校長先生方との教育行政連絡会などもTeamsによる会議開催も行ってきたところです。この教育会議につきましても、みなさま利便性向上のために、今後もオンラインを併用できる形で開催をしてまいります。もちろん会場へお越しいただくのも歓迎でございますけれども、みなさまのご都合に合わせて、オンラインご出席いただいても結構でございます。
 阿倍野区、今年度区制80周年の節目を迎えております。80周年記念、あべのんをモチーフにしたロゴマークを作成し、区民のみなさまにご活用いただいたり、区役所庁舎には、横断幕を設置をしまして、また、区内各地域にも、のぼり旗をお配りをしながら、区制80周年PRに努めております。
 また、2025年大阪・関西万博の機運の盛り上げのために、今年度24区万博として各区でイベントを開催することになっております。阿倍野区では、10月28日と29日にAbenoExpo2023として開催する予定ですので、みなさまのご協力をお願いをいたします。
 さて、私と教育担当とで新任の校長先生の学校への訪問をさせていただきました。やはり、課題を抱える子どもやご家庭の対応は、各校に共通する問題でございますので、引き続き十分に連携をさせていただきたいと思います。
 また、子どもたちには、夏休みが近づいてまいりました。今年も区役所を中心に、8月8日の火曜日に、アベノキッズサマープロジェクトを開催をいたします。今後とも、各校へのサポートはもとより、阿倍野区の子どもたちのためにできることは着実に行ってまいります。
 本日の教育会議は、主に令和4年度の阿倍野区運営方針の評価および5年度の運営方針についてのご意見を頂戴したいと存じます。今月、17日に区政会議も開催をいたしましたが、区教育会議は区政会議と連動しておりまして、区政会議においても、令和4年度の振り返りと、5年度事業につきまして、ご説明、ご意見を頂戴したところでございます。本日は、子ども・教育に特化してご意見を頂戴したいと存じます。
 委員のみなさまの中には、9月末に任期満了を迎えられる方もおられまして、その方々につきましては、本日を含め、あと2回の教育会議の開催を予定をしています。委員のみなさまには、それぞれの立場から、忌憚のないご意見を賜りますようにお願い申しあげましてご挨拶とさせていただきます。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

○宮下教育担当課長代理
 それでは、ここからの進行を髙岡議長にお願いしたいと存じます。議長、よろしくお願いします。

○髙岡議長
 みなさま、こんにちは。今日またお忙しい中、ご出席賜りまして心からお礼申しあげます。議長させていただきます髙岡でございます。本日は円滑な議事の運営、そしてまた活発なご議論させていただきまして、みなさまのご協力をよろしくお願い申しあげます。
 それでは、本日の会議の予定になっておりますが、一応予定としては15時半とご提示させてはいただいておりますが、みなさまの活発なご意見出ました折、ちょっと若干でもお時間を延ばさせていただくこともございます。どうかご理解をいただきたいと思っております。
 今日もたくさんの資料がございます。教育・子育て施策について、事務局からのご説明をお願い申しあげます。ゆっくりと説明していただいたらけっこうかと。

○筒井教育支援担当課長
 ありがとうございます。教育支援担当課長の筒井でございます。着座にて失礼いたします。私と、保健子育て担当課長の竹田課長から資料についてご説明を申しあげます。できるだけ意見交換の時間を多く取りたいと思っております。説明につきましては、主なものを抜粋して進めさせていただきますので、説明が不十分なものなどございましたら、後ほどご質問をお願いいたします。少し長くなりますが、資料1から5までをまとめて説明させていただき、ご意見を頂戴したいと思っております。
 では、早速ですが資料1をご覧ください。
 令和5年度の教育会議の開催計画(案)でございます。一番上の段、教育会議のところを右のほうへ見ていってください。教育会議につきましては、今年度3回の実施を予定しております。本日は、令和5年度の施策や、4年度の自己評価についてご議論を頂戴したいと存じます。第2回目は、8月下旬から9月の初め頃に開催をいたしまして、6年度施策につきましてご意見を頂戴したいと思っております。次に、委員改選と、記載しておりますが、区長の挨拶の中にもございましたが、委員のみなさまの今期の任期につきましては、この9月で任期満了となります。1期目の方につきましては、継続いただくことが可能でございますので、ぜひとも引き続きお願いしたいと思っております。2期目の方につきましては、残念ですが、9月末で終了となります。つきましては、現メンバーでの開催は、本日を含めてあと2回ですので、どうぞよろしくお願いいたします。第3回目につきましては、委員改選の後のメンバーとなりまして、1月前後を予定しております。このときは、6年度施策について、6年度区運営方針(案)、5年度の教育会議の振り返りについてご議論いただきたいと思っております。区教育会議は、この図にありますように、区政会議、区運営方針の策定と連動しておりますので、どうぞご確認のほどよろしくお願いをいたします。
 続きまして、資料2をご覧ください。こちらは、令和4年度の阿倍野区教育会議の開催状況でございます。昨年度、みなさまと令和4年7月の28日、2回が9月の29日、第3回目が1月31日と3回開催をいたしました。ご協力ありがとうございました。
 では、続きまして令和4年度区運営方針(教育関連取組自己評価)について説明を申しあげます。資料のほうが3-1というのが概要版、資料3-2が全編になります。説明は、資料3-1の概要版のほうでさせていただきたいと思っております。
 通しのページの4ページ目をご覧ください。運営方針のうち、経営課題2が教育関連の取組となってございます。上段が評価結果の総括でございます。かいつまんで説明をいたします。上から2つ目、子どもの体力向上支援事業の継続実施により、運動が苦手な児童等への効果的に働きかけることができました。また、グローバル人材育成支援事業で、英語学習の機会を広く提供することにより、児童生徒の英語学習への意欲が向上いたしました。また、小学校へ音楽家を派遣し、クラシック音楽を鑑賞してもらうことで、音楽・芸術への興味を抱かせることができました。これらの事業は、昨年度みなさまからもご意見を頂戴した授業でございます。ほかにつきましては、またご一読をお願いいたします。4ページ、下段ですが、戦略2-1と2-2がございます。2-1の目標は、各教育支援事業の取組が有効であると感じる保護者、地域住民等の割合を、6年度までに80%以上としておりますが、94.4%と目標は達成しております。2-2の目標は、安心して子育てしやすく、子ども・青少年が健やかに育つ環境があると感じる区民の割合を、6年度までに70%以上としておりますが、78%と目標は達成しております。2-1、2-2ともに引き続き取組を進めてまいります。
 次のページ、5ページからは、さらに詳しくそれぞれの取組について記載をしております。2-1-1「学校園の取組み支援」ですが、取組実績といたしまして、教員サポート講習会につきましては、11回、阿倍野区教育行政連絡会は合計6回、阿倍野区教育会議につきましては3回開催をいたしました。目標は達成しておりますが、引き続き取り組んでまいります。2-1-2です。「学力・体力等の向上支援」ですが、取組実績としまして、小学校1・2年生対象の英語レッスンが23回、スピーチコンテスト・英語発表会が各1回、運動指導員の派遣が53回、民間事業者を活用した課外学習事業は、文の里中学校、松虫中学校で実施をしております。音楽家の派遣は、9回実施をしており、好評でございます。目標につきましては、それぞれ達成しておりますが、引き続き授業がより効果的に実施できますよう取り組んでまいります。
 2-1-3からは、竹田課長より説明をさせていただきます。

○竹田保健子育て担当課長
 すみません。保健子育て担当課長の竹田です。2-1-3からは、私から説明させていただきます。まず、6ページ上段の2-1-3「不登校児などの相談支援事業」につきましては、まずは目標設定の考え方について、先般の区政会議のほうでも少しご意見ございましたので、説明させていただきたいと思います。
 目標につきましては、不安感・負担感の軽減が図られたと回答した相談者の割合80%以上ということでございますけども、前回の区政会議では、不登校児が実際に減ったのかどうかとかが分かりにくいというようなご指摘があったところでございます。不登校への対応につきましては、教育委員会が、不登校が生じないような学校づくりとか、遅刻・早退・欠席しがちな児童生徒への早期支援については教育委員会で取り組んでおりますほか、学校外の学習の場として、市内3か所に設置している教育支援センターによる支援など、教育委員会で行っております。
 区の役割といたしましては、各区にスクールソーシャルワーカーが配置されておりまして、学校等と連携して組織的・計画的な対応、心に問題を抱える生徒さんには個別対応支援というのか、学校になじめない等の悩みを持つお子様やその保護者に対しての相談業務というのを行っております。こういった役割分担の前提の下、区の目標設定につきましては、不登校の状況の改善ではなく、不登校家庭を支えるという意味で、相談事業についての満足度という指標を設定いたしております。まずは、目標設定の考え方についてご説明させていただきました。
 具体の取組実績といたしましては、資料に記載のとおり、相談の延べ件数は215件、週2回居場所および学習支援の場を開設しており、不登校等の課題のある子どもへの支援の場であります、ぴあホームには、延べ133名が来所されました。目標につきましては、おおむね達成いたしておりますが、引き続き満足度の高まりを取り組んでまいります。その下、2-2-1「子育て支援事業」でございますが、取組実績といたしましては、少し字が小さくて見にくくて恐縮ですが、子育て講演会とか、親子フェスタなどの各種イベントを開催するとともに、子育てミニニュースや、子育てマップを発行し、子育て支援を行っております。また、発達が気になる子どもの支援と保護者の仲間づくりとして、各種のカウンセリング事業を行っております。目標につきましては、それぞれ達成いたしておりますが、引き続き事業がより効果的に実施できるように取り組んでまいります。
 続きまして、7ページ上段の2-2-2「児童虐待防止対策の促進」でございますが、阿倍野区では、児童虐待防止アウトリーチ(訪問支援)事業といたしまして、社会福祉士等の専門技術や知識を有する職員を配置し、区内学校・幼稚園・保育園等を訪問を行うほか、他部署との情報交換や家庭訪問等を行い、潜在的に虐待リスクの高い家庭等を早期に発見し、早期対応を行っております。取組実績は、資料に記載のとおりで、アウトリーチ対象者数のうち、行政サービスや関係機関につないだ割合は、83.8%となっており、目標は達成いたしておりますが、これにつきましても引き続き重大な児童虐待ゼロをめざし、取り組んでまいります。その下、2-2-3「妊娠期から子育て期までの切れ目ない相談支援」でございますが、取組実績といたしましては、助産師による専門相談を月1回、年12回、心理相談を月5回、4、5歳児発達相談を9回行いますほか、保育所・幼稚園での巡回相談等を行っております。助産師専門相談の結果、育児不安が軽減されたと感じると回答した人の割合は、90.5%でありまして、目標は達成いたしておりますが、引き続き事業を効率的に実施してまいります。

○筒井教育支援担当課長
 続いて、筒井よりご説明申しあげます。資料4をご覧ください。「阿倍野区教育・子育て施策関係事業一覧」でございます。こちらのほうは、4年度から予算を変更してるものを中心に説明をさせていだきます。1番の「区の教育事業」のうち、上から3つ目です。4年度の予算が872,000円から1,429,000円に増額になってございますが、これは、音楽体感事業につきまして、これまで小学校だけでしたが、5年度より中学校へ拡充をしたことによる増でございます。次に、3番です。「発達障がいサポート事業」ですが、330,000円から61,000円に減額になっております。この事業につきましては、令和2年度より、教育委員会の事業に一元化されておりまして、令和3年度からは移行期間でございました。実績としても、区の予算の利用はなくなってきていましたが、残してほしいという学校がございましたので、少額残して減額をしております。本事業は、校外学習や宿泊授業などにおいて、行動面でのサポートが必要な児童生徒のサポーターへの報奨金でございます。7番です。「子どもの体力向上支援事業」ですが、1,108,000円から、1,220,000円に増額になっています。こちらは、実施回数を増やすために増額したものでございます。こちらも教育会議のほうでご意見をいただいた分でございます。15、16につきましては、市民協働担当の防災関連事業のうち、子どもに関する事業でございます。15番、「区防災事業」のうち「ジュニアリーダーの拡充」について、30,000円から418,000円に増額になっていますが、これは、防災ジュニア事業の拡充のためでございます。次、16番「阿倍野区安全なまちづくり推進事業」のうち、子どもを対象とした事業の部分のみを今計上してるんですけれども、496,000円から663,000円に増額になってございます。これは、子どもへの啓発物品を充実させるための増額でございます。ほかの事業につきましても昨年度から少々増減がございますが、事務的な費用の変更や、経費の精査などによるものです。事業一覧の説明は以上でございます。
 続きまして、資料5の「令和5年度の運営方針」につきましてご説明申しあげます。4年度と様式が変更になっております。よりシンプルな形になっています。こちらも、かいつまんでの説明とさせていただきます。経営課題2「子ども・青少年が安心して教育を受け、成長できるまち」です。運営方針のうち、本教育会議で議論する課題が経営課題2でございます。上から五、六センチのところに「めざす成果及び戦略」というところがございます。そこをご覧ください。めざす状態としましては、子どもが安心して成長できる教育環境が推進・整備されている状態です。中期的な取組の方向性としましては、小中学校の特色を生かしたさらなる学力・体力の向上を支援するとともに、不登校の課題への取組も進めます。また、全小中学校における学習用ICT機器の導入を機に、ICTを安全に活用した学校教育の推進を支援していきます。さらに、不登校の課題の対応としても、ICTを活用するなど、新たな生活様式のもと、有効な手法を積極的に取り入れ、すべての子どもが、それぞれの夢を実現するために、たくましくチャレンジできるようサポートをいたします。次の、アウトカム指標でございますが、子どもが安心して成長できる教育環境が推進・整備されていると感じる区民の割合、6年度までに70%以上としております。指標につきましては、18歳以上の区民2,000名を無作為に抽出してお願いする区民アンケートになります。これまでは、この項目につきましては、区民アンケートを実施しておりませんでしたので、令和4年度以前の実績の数字はございません。今年度より実施してまいります。
 次のページ、21ページですね、を、ご覧ください。具体的取組2-1-1「学校園の取組や子どもの能力向上のための支援」でございます。主な取組としましては、ここに記載のとおりでございます。教育会議につきましては、みなさまの協力のもと、本年度も進めてまいります。次の、教育行政連絡会につきましては、小学校・中学校・幼稚園の校長先生のみなさまと今年度も引き続き実施してまいります。また、教員対象の事業といたしまして、教員サポート講習会のご要望をお聞きしながら、実施をいたします。子どもたち向けの事業といたしましては、小学校1・2年生を対象とした英語レッスン、中学校英語スピーチコンテスト、小学校英語発表会、運動指導員の派遣、音楽家の派遣など、学校と相談をしながら、より効果が発揮できるように実施してまいります。この項目のプロセス指標といたしましては、各教育支援事業の取組が有効であると感じる保護者の割合、目標80%以上として取り組んでまいります。
 2-1-2からは、竹田課長より説明をさせていただきます。

○竹田保健子育て担当課長
 2-1-2「不登校児などの相談支援事業」について、まず目標設定の考え方につきましては、先ほど説明させていただいたとおりでございます。区としての主な取組といたしましては、学校に行きづらさを感じている子どもの居場所および学力定着を図ることを目的といたしまして、学習支援の場を提供いたしますとともに、子どもやその保護者のための相談事業を随時実施してまいります。この項目のプロセス指標といたしましては、不安感・負担感の軽減が図られたと回答した相談者等の割合、これを目標90%以上として取り組んでまいります。
 続きまして23ページをご覧ください。めざす成果及び戦略2-2「子育てしやすく、すべての子ども・青少年が健やかに育つ環境づくり」でございます。まず、その下のめざす成果及び戦略をご覧ください。めざす状態といたしましては、身近な地域の中で、安心して子育てしやすく、子ども・青少年が健やかに育つ環境があると感じられる状態でありまして、中期的な取組の方向性、その下になりますけども、子育て世代が安心して子育てができるよう様々なニーズに対応し、きめ細やかな取組を行い、子ども・青少年の健全な成長を支える地域の取組を支援します。また、専門技術や知識を有する職員を配置し、関係機関と連携して訪問支援を行うなどにより、早期発見・対応に努め、児童虐待の未然防止やリスクの軽減を図ります。次のアウトカム指標でございますが、安心して子育てしやすく、子ども・青少年が健やかに育つ環境があると感じる区民の割合が、令和6年度までに70%以上としております。
 続きまして24ページをご覧ください。こちらから、具体的取組になりますけども、具体的取組2-2-1「子育て支援サービスの充実」でございますが、具体的な取組の内容につきましては、昨年度と同様、子育て講演会や、親子フェスタなどの各種イベントの開催、子育てミニニュースの発行、各種のカウンセリング事業を継続的に行ってまいります。目標につきましては、カウンセリングや助言を受け、不安感が軽減したと回答した相談者等の割合を昨年度の達成状況が86.1%でございましたので、今年度につきましては、90%以上に設定しております。その下2-2-2「児童虐待防止対策の促進」でございますが、昨年度同様、児童虐待の未然防止やリスク軽減を図るため、社会福祉士等の専門技術や知識を有する職員を配置して、潜在的に虐待リスクの高い家庭等を早期に発見し、早期対応を行います。また、昨年度同様、虐待を受けている子どもをはじめとする支援対象児童等の早期発見や、適切な保護を図るために、関係機関等が集まり、月に1度要保護児童対策地域協議会を開催するとともに、必要に応じて個別ケース会議を開き、児童虐待防止に取り組みます。目標につきましては、昨年度同様、区役所サービスや関係機関につなげることができた支援対象者の割合を80%以上に設定しております。
 続きまして25ページをご覧ください。最後の具体的取組2-2-3「妊娠期から子育て期までの、切れ目ない相談支援」でございますが、妊娠期から子育て期までの切れ目ない相談支援を充実させるため、助産師による専門相談、乳幼児を対象とした心理相談・発達相談を行います。具体的な取組内容につきましては、昨年度と同様でありまして、目標につきましては、助産師専門相談の結果、育児不安が軽減されたと感じると回答した人の割合を、昨年度の達成状況90.5%を受けまして、昨年度は60%以上としておりましたが、今年度は80%以上に変更しております。説明につきましては、以上でございます。議長、よろしくお願いいたします。

○髙岡議長
 ありがとうございました。資料が1から5までございまして、みなさま、事前にお送りしますので、ご覧いただいてると思いますけども、何か、ご意見、ご質問があるようでしたら、お受けさせていただこうと思います。まずは、挙手いただきましたらすぐマイクを持ってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。ご指名させていただいてよかったでしょうか。よろしゅうございますか。それでは、恐れ入りますが、髙市様のほうから何かございましたら。恐れ入ります。

○髙市副議長
 それでは1つ。具体的取組2-2-3のところで「妊娠期から子育て期までの切れ目ない相談支援」についてですけれども、目標が60%以上に対して、90.5%という非常に高い満足度だと思うんですけれども、なのでとても効果的な専門の相談支援だと思うんですが、この専門相談は4か月児健診のときに併設されていて、相談ができるということですけれども、4か月児健診に来ない人へのフォローなどはされているかどうか。もし、分かりましたら、教えていただけたらと思います。以上です。

○髙岡議長
 それでは、笹川さん、ございますでしょうか。後にいたしましょうか。

○笹川委員
 はい。後でいいです。

○髙岡議長
 後でいいですか。それでは、大鳥さん。よろしくお願いいたします。

○大鳥委員
 すみません。先ほどの予算のとこで。発達障がいのサポート事業のほうで、市のほうに移管されていっているような話やったんですけど、どういう形で移管されていってるのかっていうのが、ちょっと知りたいなと思いました。

○髙岡議長
 ありがとうございます。とりあえず髙市様、大鳥様の、事務局のほうからご回答いただけますでしょうか。竹田さんからお願いできますか。

○竹田保健子育て担当課長
 すみません。まずちょっと1つお詫び申しあげないといけないですが、4か月健診と書かれておりますけども、すみません、3か月児健診の間違いでございます。まず、申し訳ございません。定期健診につきましては、3か月、1歳6か月、3歳とやっております。資料をつくるときに、3か月を4か月と間違っておりまして、今まで気づかなかったのが本当に申し訳ございませんでした。1つ訂正させていただきます。
 先ほどのご質問の、実際は来られなかった方へのフォローというところですけども、資料等持ち合わせておりませんので、分かりませんけども、電話相談等もさせていただいておりますので、どういう方が3か月児健診の対象かというのは分かっておりますので、フォローさせていただいてるかと思いますけども、担当にも確認させていただいて、後ほどご報告させていただきます。よろしくお願いいたします。

○髙岡議長
 ありがとうございます。

○筒井教育支援担当課長
 筒井でございます。大鳥委員からご質問いただきました発達サポートの分の市への移管についてなんですけれども、こちらの事業については、令和2年度より局へ一元化をされているところでございます。ですので、基本的にはもう教育委員会の事業になってるところなんですけれども、突発的にちょっと必要になった部分などをフォローするために、区役所にも一部予算を残していたところでございます。で、それが一定落ち着きましたので、減額をしております。一部の学校で、まだちょっと残しといてほしいというご要望がありまして、61,000円だけ残しているという状況でございます。

○髙岡議長
 ありがとうございます。大鳥さん、分かっていただきましたでしょうか。

○大鳥委員
 支援員のほうが、市から来るということですか。

○筒井教育支援担当課長
 すみません。そこが説明不足でした。人ではなくて、お金の部分が、市からのお金になったっていうことで。支援される方については、学校のほうとかでお探しになっておられたりとか、これまでもご支援されてる方っていうのがいらっしゃるんですけれども。その報償費につきまして、一部を突発的な場合に備えて、区のほうで予算を持っているということでございます。

○髙岡議長
 よろしいですか。

○大鳥委員
 はい。

○髙岡議長
 髙市様のほうは、今の回答でよかったでしょうか。どうですか。何かございますか。はい、どうぞ。

○竹田保健子育て担当課長
 すみません。先ほどの3か月健診ですけども、区役所では、3か月健診は毎月やっておりますので、来られなかった方については、電話のほうで健診の受診を督促させていただいて、次の3か月健診のときに健診を受けていただくよう督促させていただいているようでございます。すみません。申し訳ございませんでした。

○髙岡議長
 ありがとうございます。密にやっていただいているいうことですね。ありがとうございます。それでは、恐れ入ります、笹川さん。マイク持ってまいります。どうぞ、お使いいただきまして、お願いいたします。

○笹川委員
 失礼いたします。具体的取組の2-1-1「学校園の取組・支援」というとこら辺ですね。今期も継続審議、といいますか、継続の議題として上がってると思うんですが、ここに書いてることとは少しちょっと離れるのかもしれませんが、今、教員の働き方改革っていうことについて非常に今言われてることだと思うんですが。その事について、どこまで区としてサポートしていくのか、絡んでいくのかっていうとこらへんが、あんまり議題に上がってないのかなというふうにはちょっと思っております。区の教育行政連絡会、これは、校長会との打合せ会議だと思うんですが、そこでいろいろと意見を聞いてらっしゃると思うんですが。私たちが、その立場でよく聞こうとしてる例えば、教員の方が急に病気になられて、代わりの方を探そうと思ってもなかなか委員会に言っても人があてがわれないと。もうリタイアした先生方とかに学校長からとか、お願いして、それでももう人がいなくなってきてるとかということがすごく多いというふうに聞いとりますし。今、非常に現場では保護者対応とかが非常に難しくなってると。それはもう幼でも小でも中でも一緒だと思うんですが、聞いとります。その保護者対応も、結局現場任せになってらっしゃって、学校長が苦労されたりとか、教員の方が精神的にちょっと病んでしまって、休職状態になるようなことも、うちの区だけじゃなくて、各区でいろいろとその起きてるっていうふうに聞いとります。やはり、その子どもに関するいろんな取組事ってのはもちろん大事なんですが、やはり教員があっての教育ですので。教員のサポート、ま、ICT講習会は当然ですけど、それ以上にやっぱりその今言ったような、働き方改革によって現場が大変になってるってことに関するフォローを、やっぱり区としても行政としてもやっぱり取り組んでいただくべきじゃないかなというふうに思います。
 また、区長さんにおかれましては、教育委員会の次長も兼ねていらっしゃるわけですから、その辺のこと、やっぱり委員会のほうに、例えば、これはもう行政だけの問題じゃないと思うんですけど、ありがちな話ですが、本社からいろんな不要不急の報告事項とか、作業とかがけっこう現場に下りてくることって常にあると思います。その辺の精査も含めて、やはり現場から逆に吸収していただいて、それもまた委員会にも持っていっていただきたいなというふうには思ってます。ですので、この2-1-1、この項目的にこう今、幾つか今期も決まってはいるものの、その辺の本当の意味での教員のサポート、学校のサポートをしていただきたいなというふうに思っておりますが、いかがでしょうか。

○髙岡議長
 ありがとうございます。最後に恐れ入ります。若林さん、何かございますか。

○若林委員
 はい。そうですね。令和4年度のところで、そのプロセス指標っていうところで、大きく達成しているものっていうのが幾つかあると思っています。具体的取組の2-1-1とか、2-2-3とか。それに対して、今年度またちょっと割合が上がってるものもあるんですけども、前年度の実績よりも低い形の目標立ててらっしゃるっていうところで、これが本当にいいのかなっていうところ。他に何かプラスした指標が必要じゃないのかなって思うところがちょっとあります。以上です。

○髙岡議長
 ありがとうございます。でしたら、今の若林さんのご意見につきまして、何か。

○筒井教育支援担当課長
 ありがとうございます。達成しているにもかかわらず、次の指標がちょっと低過ぎですねっていうご指摘やと思います。確かに、そういった部分もあるのかなというふうに思っています。内容的には、より充実できるように進めてはいきたいと思ってるんですけれども、指標についての数字っていうのは、高くはしてないんですけれども。また、次年度に向けて、そこも検討していきたいと思います。ありがとうございます。

○髙岡議長
 よろしいでしょうか。ありがとうございます。先ほどの笹川さんのご意見、ありがとうございます。何か、市の職員のほうから。

○筒井教育支援担当課長
 働き方改革についてなんですけれども、まず、区としてもなんですけれども、大阪市としましては、教員の働き方改革に取り組んでところでありまして、いわゆる残業時間を毎年少なくするとかいうことを目標に取り組んでるところです。ちなみに、令和3年度の状況では、20ある政令指定都市の中でも、本市は3番目にちょっと残業時間が少ない状況というふうにも聞いています。ただ、平日とか、夜間とか、土日祝とか、教員の長時間労働力の要因の1つで、時間外の保護者さんへの対応とかもあるかと思うんですけども、例えば、音声ガイダンスによる対応を行うであるとか、時間外の負担の軽減っていうのを図っているところです。また後ほど、ご説明をさせていただこうかなと思ってた部分で、今日、資料のほうにも入れさせてもらってるんですけれども、働き方改革の取組ということで区役所でしてる分でございますとか、あとは、5月になるんですけれども、働き方改革の取組の理解を求めるための市長メッセージを、学校から保護者の方に発信をさせてもらったところでございます。またその資料の分については、後ほどご説明をさせていただきます。

○髙岡議長
 笹川さん、よろしゅうございますでしょうか。後からまたご説明いただければ、ありがとうございます。

○笹川委員
 そうですね。はい。

○髙岡議長
 ありがとうございます。何か、委員さんとして、そろそろご意見を出していただければ有難いのですが、何か第二弾おっしゃっていただけたらけっこうなんですが。はい。どうぞ、若林様、恐れ入ります。

○若林委員
 あの、ICTを効果的に取り入れた学校教育の推進っていうことで。各1人1台端末っていうのが導入されているかと思います。中学生とかであれば、けっこう使いこなしてるなっていう感覚あるんですけど、小学生、なかなか難しいんだと思うんですけど、特に低学年とかなったら、学校の中でなかなかそれを使うことも難しかったりすると思うんですけど。この間みたいなコロナでっていうふうになったときに、親も子もけっこう慌ててそれを使いましょうみたいな形になるので、日頃から活用できるような、学校の体制もそうですし、学校のインフラもそうだと思いますし、保護者も巻き込んだような形で、日々そういうITリテラシー教育じゃないですけど、そういうのを継続してやっていただけるとありがたいなと思います。

○髙岡議長
 ありがとうございます。何か、それ以外ございますか。ちょっと予算的なことをお尋ねしてよろしいでしょうか。
 これがですから、資料が多いものですから。5年度でちょっとご発言させてもらいますのは、ページ数にして21ページですけど。これの、不登校児などの相談支援が、若干これ3年度から4年度増えてますが、5年度がまた減っているっていうことで。このやっぱり減ってる、ちょっとした金額でしょうけど、何かやっぱりあれですか、5年度はちょっと減らしたという感覚での金額でしょうか。下の段ですね。

○近藤保健子育て担当課長代理
 ご説明させていただきます。21ページの3年度決算額につきましては、学習支援のお金と、今、相談を担っている家庭児童相談員という職員ではなくて、専門の心理職の職員をアルバイト的に雇用しておりまして、その雇用費経費が含まれた金額になっております。そこを月曜日から金曜日まで相談を受けられる職員を常駐にしたいということで、子育て支援室の家庭児童相談員に、不登校相談を担っていただくというふうに、相談を担う人を変更した。そのときに、大阪市の予算的なことになるのですが、その経費が区長の区まちづくり経費ではなくて、区CM予算になっている。今回、運営方針は基本的には、区まちづくり予算の分の経費を計上させていただいてるため、使っている予算が減ったようには見えておるんですけれども、減ったわけではありません。
 そこが、分かりにくいかなと思いまして、先ほど筒井課長から説明させていただいた資料4「阿倍野区の教育・子育て施策関係事業一覧」の不登校に関する②「不登校児などの相談支援事業」という分があるかと思うんですけども、その人件費の部分を分かるように含んだ金額で表示させていただいております。これで見ていただくと、人件費ですので、ベースアップなどの兼ね合いと消耗品等の経費を調整した分も合わせて若干減っておりますが、不登校対策として使っているお金という意味では、そんなに変わらないという形になっております。資料によって数字の出方が違うので、委員のみなさま混乱させてしまったようで申し訳ございませんが、ご納得いただければと思います。よろしくお願いいたします。

○髙岡議長
 ありがとうございます。いやいや、やはり不登校っていう問題で、ちょっとした予算が減っていくいうことになるか、いや、内容変えていってはるんかなとちょっと心配だなってことがありましたが、今のご意見で安心いたしました。ありがとうございます。そのほか、何かございますか。
 それでは、お時間もまだございますので、ここでオブザーバーの先生から、今の委員の意見とか、先生自身の何かご意見があるようでしたら、一言でもご発言いただければなと思います。それではまず、當麻先生から一言何かおっしゃっていただけましたら助かります。

○當麻阿倍野区小学校校長会幹事
 失礼します。先ほど、笹川様からもお話ありましたが、学校現場への支援ということで、区のほうからもたくさんの支援をいただいているところで、日頃から感謝しているところであります。学校として、やはりちょっと踏み込めない部分っていうのが、やはり家庭のほうまでは踏み込めない。例えば、生活保護を受けている家庭、それから就学援助受けている家庭の中で、やはり虐待が疑われるんだけども、そこまでちょっと踏み込めないっていうところを、区役所の子育て支援のほうと連携して取り組みたいなっていうことが、そういうケースが多くなっているかなというふうに捉えています。そういったときに、できるだけ迅速に踏み込めるような、そういうシステムを何とかつくれないのかなっていうことは、学校現場としては非常に今、苦慮しているところではあります。子ども相談センターとも連携しなければいけないところではあるんですけども、そういったところが、区と学校としっかり連携して、子どもの安全、それから虐待防止、そういったところを進めれたらなというところは、今の学校現場、特に小学校で希望としてあります。以上です。

○髙岡議長
 ありがとうございます。それでは、浅田先生、恐れ入ります。

○浅田阿倍野区中学校校長会幹事
 失礼します。2点ありまして、1点は、具体的取組2-1-3で「不登校児などの相談支援事業」なんですけど、区役所とも学校連携さしあげて子育て支援のサポート得ながらあるんですけど、学校として一番、今重要なポスト、位置であるスクールソーシャルワーカーが去年、今年として配置された中で、やっぱりこう人は変わっていくと。基本的には、そういう重要事項担うような人は、週1回学校に在住していただいて、それから学校でいわゆる不登校、あるいは、家庭的に支援を要する子のご相談を行政をつないでいただくと、そういう役割をしていただける方が、こうできるだけ固定していただくと、非常に相談しやすい場面があるかなと思ってます。これはまず1点と。あと、もう1点、これはもう地域として阿倍野区の子どもの中で、リーダー育成というので、資料4の「防災ジュニアリーダーの拡充」とあるんですけど。どの学校でも、区役所それから地域、消防署と連携しながら防災訓練や、減災訓練しとるんですけど、やっぱり地域の方が、中学生に頼る場面って非常にあると。だから、中学生にその防災リーダーっていう自覚を持って、地域を支えてもらえたらっていうようなお話もつい先だっていただきましたので、この防災ジュニアリーダーの拡充っていうものが、具体的にどう進められていくのかっていうことと、具体的に学校とどのような連携を今後考えていただけるのかなっていうのも興味津々でございます。以上です。

○髙岡議長
 ありがとうございます。そしたら、今あの恐れ入りますが、當麻先生、それか浅田先生からいろいろオブザーバーいただいたお話なんですけど、何か事務局のほうで回答的なものございますか。あるいは、ご参考の意見出していただいて。

○竹田保健子育て担当課長
 先ほど、学校支援ということで、不登校の関係とか、虐待とかっていうことで、ご意見あったところでございます。区役所といたしましては、こどもサポートネット事業ということで、スクールソーシャルワーカーとかですね、あとこどもサポート推進員が支援させていただいておりまして、また、学校のほうでもスクールカウンセラーですね、これは定期的ではない、常駐してるかどうかは不明ですけど、そういった方々もいらっしゃるということでございます。区役所といたしましては、このこどもサポートネット事業の中で、スクールソーシャルワーカーが、大体1学期に1回ぐらいスクリーニング会議等を、そういった課題を持つお子さんに対してはさせていただいて、そのスクリーニング会議の結果によって、必要があれば各福祉の部署等につないでいくといったところはさせていただいているところではございます。ただ、いかんせん人が変わるっていう部分につきましては、実は私たちも一番悩んでるところではございますけども、スクールソーシャルワーカーは会計年度任用職員でございますので、最高でも3年という形になるので、できるだけ人が定着していただいて、各学校との付き合いが深くなるような形でやっていけたらいいなとは思っておりますけども、私どもも実は、そこのところは課題だということで認識しております。以上でございます。

○髙岡議長
 ありがとうございます。ジュニア防災リーダーの件につきましては。

○筒井教育支援担当課長
 すみません。ジュニア防災リーダーの分なんですけれども、ちょっと実は詳しくは聞けておりませんで、また市民協働担当、防災担当のほうに詳しく聞いて、またご報告をさせていただきたいと思います。申し訳ありません。

○山田区担当教育次長
 ジュニア防災リーダーですが、以前からある制度になります。各地域でのまちなか防災訓練の中でもご活躍いただいたりしています。やはり、中学生、地域にずっとおられる方ですので、しかも若いときからそういう防災意識を持っていただくことが大事ということで、ちょうど力も発揮できる年代になっています。そういった中で、過度に期待をするわけではないんですけども、ジュニア防災リーダーとして、小学校の6年生ぐらいに、こう声をかけながら、中学になったらご就任いただきたい、そういう仕組みでございます。ここで、予算を確保している点でいうと、やはり憧れてほしいというのがあって、キャップ、帽子ですね、ちょっとかっこいいのをつくりまして、それをお配りして、ジュニア防災リーダーになっていただく。もちろん学校の中でも使っていただけると思いますし。地域との関係で、まちなか防災訓練の中でも、ご紹介いただいている地域もあり、そうところで意識を持っていただくとか、決して負担をかけているわけではないようにしたいと思いますが、ぜひご活躍いただきたいということで、力を入れている取組のひとつでございます。
 それから、當麻先生にお話いただいた、学校がなかなか踏み込めないところですよね。恐らくこれは、個人情報の壁というのがあったりするので。役所の中でも、どうしても情報を自由に行き来できないところがあったりはするんですけれども、できるだけ先生方と情報共有できないかということ、もちろん、重篤な状況になってきたときにはこれはもう当然、共有、もちろんさせていただくということなんですけども、なかなか見極めが難しいということでのお悩みなのかなと。学校自体が踏み込めるような仕組みにできないか、その辺りは、また教育委員会との会議等もございますので。これは、先ほどの笹川委員からもありました、教員を本当にサポートするという観点も含めて、教育委員会とも話し合いをしていくテーマとして取り上げたいと思っております。一旦以上でございます。

○髙岡議長
 ありがとうございます。
 浅田先生の防災ジュニアリーダーの件ですが、地域の立場から、要は、行政のほうからお話がありまして、地域の立場として、本当にありがたいなと思ってる流れがあります。私たち思ってるのは、やはり地域でしたら、いざ災害があった折、昼間なんかでしたら、当然みんな勤務行って、防災避難とか、地域の方の若い層がみんな仕事に行ってると。ということは、もう地域にいてないと。じゃあそれを誰が守るかとなりますと、お年寄り関係とか、子どもたちということで・・・と、無理なために、中学の子どもたちでしたらすぐ下校が地域ですからできると。地域に帰ってきて、その子どもたちが、若干でもいいでしょうから、その地域のお手伝いをして、大人の方がお帰りになるまで、何とかカバーできる方法を考えたらということで、多分基本的にはジュニアリーダーの発足の話やと思うんです。
 阿倍野区の5校の中学校では、2年生を対象に防災教室をやってはいただいておりまして、地域から防災リーダー、女性クラブお手伝いに行かせていただいて、一緒にやらせてはいただいてるんですが。その子どもたち全員がジュニアに入れっていうことは私なんか言えませんし、先生方もそれ言えないことやと思います。私が1つ言うてますのは、防災リーダー10連合の全員が受けました。各町会で3名単位組織されて、令和5年度も阿倍野消防署で訓練を地域の中学1年生・2年生・3年生に対して、メンバーがいてるようでしたら、防災リーダーで、声かけてほしいと。その子どもが、防災リーダーの動き、あるいは、やり方を見ながら、興味を持って、登録をしてもらえれば。そこの地域から行政のほうへお話しし、逆に先生のほうへは、こういう子どもたちの学校の子どもたちが登録されましたという逆の形で持っていくのも1つの方法じゃないかということを考えております。子どもたちが地域のみなさま方の姿を見て、私も手伝いたいなって気持ちを持つような、防災リーダーであってほしいなとも、ちょっとうるさく申しあげるんですけど。子どもたちが先生にやりたいおっしゃる方もおられれば、どんどんと組織していき、僕たちはジュニア防災リーダーなんだと。自信を持って地域で動けるという形を私らはとしてはもっと期待したいわけです。ですから、中学生1、2年生の子どもたちは、絶対地域に帰っていって頑張れよと。私たちが今、それをメンバーだと、何人メンバーいてるかいうことを把握する役割があるということを思ってもおりますんで。これからまた地域におきまして、いろいろ先生方にはご迷惑をおかけいたしますが、ご協力いただければ助かります。
 常盤幼稚園の谷本先生、初めてお越しいただいまして申し訳ございません。何かございましたら。

○谷本常盤幼稚園園長
 事業一覧表見て、阿倍野区の教育事業のすごさを実感しています。私が現在関係しているところは、幼児期の教育という部分ですが、今、阿倍野区から幼稚園のほうに支援に来ていただいたり、あべのわさんに関わっていただいたりしています。やはり、将来の人格形成の基礎というところで、今、私たちが何をすべきかを、実際目の前の子どもを見て、いろいろ考えます、10年前、20年前よりも生活が変わってきているので、子どもの姿も変わってまいりました。お家の方、親という部分でも、どうやって子育てをしたらいいのかと悩んでほしいと思っています。このような事業を活用して、ちょっと心配なので相談してみようかと思って行かれる方にとってはありがたい事業だと思います。
 現在、当園では、3歳が20名在籍しております。お家の方は子どもがかわいくて、このまま育ってほしいと願うところですが、今、何をこの子に身につけさせておくべきか、しつけや生活習慣の部分で悩まれています。親がどのように手を差し伸べたらいいのか、その差し伸べ方がなかなか分からず、何とかなるだろうというように思う方もいらっしゃいます。このような状況で幼稚園に入園される方も多くなっています。お家の方も、幼稚園の先生の話を聞いて「そんなことをしておかなければいけなかったんですね」「入園したら何とかなると思ってた」というようなこともあります。お家の方だけで頑張ることではないですが、今、子育てとしてやるべきことっていうのは一体どこでお家の方が情報を得て、それを自分の子どもにどのように返していっているのかが、見えないと感じています。現在、SNSなどで様々な情報が溢れてますが、お家の方は自分の都合にあった情報を取ってらっしゃるので、捉え方も様々です。
 今、このような阿倍野区の事業の中で、親力支援や、子育て支援の中で、気づきがなかなか難しいお家の方には外に出てきていただいて、「みんなで子ども育てていきましょ」と、自分だけではないというところをもっと発信できたらなと思います。幼稚園としては、今、未就園児活動もしています。毎月1回、2回「よっといデー」を開催しています。毎回20名から25名の方が来られます。その中で、周りの子どもを見て、お家の方が何か気づいてくださったらと思っています。私たち教員も、何かお家の方から発信してもらえればお答えできます。お家の方が、今のこの時期に、「子どもをしっかりかわいがってあげたらいいよね」など何とか、機会をとらえてお伝えしたいのですが、なかなかその機会が難しいです。子育て世代に、もっともっと悩んでほしいなとも思います。阿倍野区の中では、子育て世代の意識はどうなのか、子どもの実態、親の実態に今のこの施策がどのように働いているのか、しっかり現場の私たちの目の前の子どもと併せて、一緒に子育てができたらいいなというふうに私は思っています。今、幼稚園で抱えている現実として、お話をさせていただきました。

○髙岡議長
 ありがとうございます。それでは、田伏先生、何かございましたら。

○田伏長楽保育園園長
 私のほうでも、今、谷本先生がおっしゃったように、家庭の保護者の方への情報発信っていった意味で、もう少しいろいろなことができるかなと思っています。こちら、資料3-1の6ページの下段の2-2-1のところで、前回、私のほうからちょっと具体的な数字があればなということをお話したことで、具体的に実績のほうを載せていただいてありがとうございました。こちら、見せていただいて、先ほどのお話とはまた別に、やっぱりその発達が気になる方の親子の居場所、ぴああべのんっていうのを阿倍野区役所でされてると思うんですけども、週1回以上、55回延べ271人という利用。僕が予想してたよりも多いかなといったところで。やっぱりその発達が気になる、今言ったように、なかなか自分のお子さんだけ見てると発達が気になるかどうかっていうのが分からない中で、発達に関して気にされてる方の居場所があるっていうところが、すごく良いなかで、やっぱりこの271人の方が来て、相談していただいてるというところで。また引き続き続けていただければなとは思うんですけども。
 その次のページの7番の下段のところで、4、5歳児発達相談が9回、利用者数が14名というところで。うちの保育園でも少し前までは、その発達気になるお子さんに対して、区役所のほうで4、5歳児の発達相談できれば予約していただいて、ご利用いただければということでご案内してたんですけども、最近はちょっと区役所のほうに相談行っていただいて、そちらでどういう話になっていくかっていうところで。その4、5歳児の発達相談受けられる方が、うちの園でも大分少なくなってこられて、そのままその発達検査のほうに行かれて、療育手帳取得される方とかが増えては来てるんですけど。
 その区の考え方というのか、市の考え方というのか、その4、5歳児の発達相談でも意見書いただくという形よりも、その発達検査を進めて、その療育手帳取得ですとか、その診断書をとっていく方向にかじをきってるのかなと思うんですけども。そちらのほうはどうなのかなというところが気になりました。本当に数年前までは、4、5歳児発達相談予約してくださいって保護者の方にお願いしても、なかなか予約が取れず、半年待ちだったりしてたので。もう少し利用人数も多いのかなと思ってたんですけども、こちらのほうが減ってきてるというところで。そういった4、5歳児の発達相談だと、やっぱり意見書になると、小学校へつなぐっていうのがまた難しくなってくるので。その発達検査とか療育手帳取得に向けてお話を進める方向に向かっているのかっていうところ、お聞かせいただければと思います。以上です。

○髙岡議長
 ありがとうございます。事務局から谷本先生、田伏先生の何かお話につきまして、ございますか。

○近藤保健子育て担当課長代理
 田伏先生のおっしゃった4、5歳児の発達相談について、区役所では保健師が3歳児健診を受健した方で、気になるお子さんなどにご案内してるケースがあると聞いております。療育手帳の取得ではなくて、いわゆる児童発達支援とていうことであれば、医師の意見書を基に受けていただくことができるんですけれども、療育手帳を取られると、受けられる福祉的なサービスが若干変わってくるというのがありますので。私は直接この4、5歳児の発達相談担当してる部署に、保健師さんのエリアに一緒に座ってるわけではないので、詳しくは分からないんですけれども、保健師さんとかが見られて、このお子さんだったら、心理相談員もいますので、その方が見られて、この方は療育手帳とかを申請されてもう少し福祉的なサービスをきちっと受けられたほうがいいかなということであれば、発達相談につながれるケースもあるかなと思います。特に、発達相談を受けずに親御さんが障がいの受容とかが進んでおられて、もうはっきりさせたいから、こども相談センターや医療機関のほうで、発達検査を受けたいというご希望があればもちろん保護者の要望に沿って、医療機関などを紹介するケースもあると思われる。その辺の詳細ですね、確認したわけではございませんので、保健師さんとか、家庭児童相談員という子育て支援室で発達に関する相談を受けている専門職員がいますので、その辺の連携等につきましては、お調べして、必要であれば、お返しさせていただきたいと思います。返事になってないようで申し訳ないんですが、よろしくお願いいたします。

○髙岡議
 ありがとうございます。事務局からの回答いただければと。

○竹田保健子育て担当課長
 先ほど田伏先生から、4、5歳児発達相談の回数が9回ですけれども、減っているということですけど、これにつきましては、基本的には年12回、月1回を予定していたのですが、そのうち3回は実際には応募者がいなかったので、予定としては、月1回、今年度も年13回予定しているんですけどが、実際には来られた方がいなかった。実績としては9回しかできなかったということで、回数減につきましては、そういった内容になっておるところでございます。
 子育て支援につきましては、阿倍野区につきましては、やはり各種の子育て支援の団体さんが、すごく昔からいろいろ活発に活動されておりましたので、そういった団体との連携も含めまして、子育て支援の、先生のところでもやられているということですけども、そういった輪というのも大切にですね。当然、区役所のほうでもカウンセリング事業とか、講演会とか、つながりフェスタとかやらせていただくのですが、そういった地域の団体さんと子育て支援連絡会というのもつくって、月1回会合等を開かせていただいておりますので、各種団体さんもいろんな情報発信をされておりますので、そういったところとの連携というものを、我々非常に重要視させていただいて、やらせていただいておるところでございます。

○髙岡議長
 ありがとうございます。次に移らせていただきます。
 それでは「その他」につきまして、事務局からのご説明お願い申しあげます。

○筒井教育支援担当課長
 では、「その他」を説明させていただくんですけれども、すみません、ちょっと先ほど、若林委員から、小学校におけるICTのこと、おっしゃっていただいてたんですけど、その回答も何もできてなかったんですけれども、小学校におけるICTを活用されてる状況なんかを、もし後でもお時間あれば當麻先生のほうから教えていただければ助かるなと思ってますので、よろしくお願いいたします。
 あと、谷本先生のほうから、幼稚園における、親御さんの課題のこととかもおっしゃっていただいたと思うんですけど、阿倍野区の事業の中で、「親力アップ」講演会っていうのがあります。教育支援のほうでしてる事業というのが、ほとんど小学生以上の分になるんですけども、教育支援の中でやってる事業で、これが就学前の子どもさん向きの事業になっております。親御さんの、特に幼稚園とか保育園とか、まだ行かれる前の方につきましても、親力を上げていただくために研修会でありますとか、そういうのさせていただいてるところでございますので、また、そういったのもご利用いただけたらなっていうふうに思ってます。毎年、常盤幼稚園さんのほうではお世話になって実施しているところでございます。では、すみません。説明のほうに移らせていただきます。申し訳ございません。
 では、資料6のほうに行かせていただきます。「がんばる先生の広報」についてご説明をさせていただきたいと思います。資料番号6です。こちらは、「広報あべの4月号」に掲載の記事でございます。常盤幼稚園の林田先生にインタビューをさせていただき、掲載したものでございます。昨年の教育会議におきまして、人材不足は喫緊の課題である、教員をめざす学生にいかに希望を与えていくかっていうのは、非常に重要なこと。で、今頑張っている教員に視点を当てて、やりがいなどの紹介をすることは、教員のモチベーションの向上や、学生へ希望を与えることになるというご意見をいただきました。区役所としてできることとしまして、がんばる先生と題しまして、区の広報誌「広報あべの」と、区のホームページに先生のインタビュー記事を掲載し、先生たちのがんばりを区民のみなさまに紹介することにより、先生方への応援になればというふうにも考えております。2枚目は区役所、次のページですね、ホームページでございますが、広報誌の紙面は限られておりますので、ホームページのほうでインタビューさせていただいたことを詳しく掲載をさせていただいてるところでございます。そして、ホームページの一番下、最後のところですね、ここに教育委員会の教員採用関連のホームページのリンクを行っております。教員をめざす方が増えてくれればいいなというふうに考えております。また、順次、中学校、小学校の記事も掲載していきたいと考えております。本日、オブザーバーで来ていただいております浅田校長先生の昭和中学校さんにも、ご協力をいただけるというふうに聞いておりますので、また近々インタビューをさせていただきたいと思っております。ありがとうございます。
 では、次、資料7に行かせていただきます。前回の教育会議では、令和4年10月の中間まとめのほう見ていただきましたが、学校選択制に係る令和5年3月の教育委員会の検証報告書でございます。検証にあたっては、平成26年から、当該年度に入学した児童生徒の保護者へのアンケート結果と、令和2年度、3年度に保護者、地域団体、小学校、中学校長にアンケートを行うとともに、専門家の意見を聴取の上、検証し、報告書がまとめられました。検証結果は、視点の1から9、それぞれにまとめられておりますので、ご確認ください。最後のページになるんですけれども「おわりに」から抜粋をいたしますと、多くの保護者からは、よい制度であると評価されていることから、今後も、制度実施は必要と考え、今後もさらにいい制度としていくため、時代の変化に合った検討も必要ではないかとあります。また、最後の段落では、今回の検証を基に、学校の負担を軽減し、子どもたちの最善の利益を図るため、今後とも、学校・区・関係機関と連携を図りながら、学校選択制などの就学制度そのものが、今後もよりよい制度となるよう、取り組んでまいりたいというふうに締めくくられております。すみません。ちょっと次々行って申し訳ないです。
 次、8番「通学路安全対策会議の案件一覧」のほうをご覧ください。通学路安全対策会議は、阿倍野区役所と建設局平野工営所、阿倍野警察署とともに通学路に関して特に課題のある箇所について検討を行ってきております。今年度の第1回目が4月25日に開催されまして、そのときの資料でございます。前回、教育会議でお話させていただいてから後の進捗でございますが、丸山小学校については、学校敷地をセットバックして、ガードレールを造れないかということで、検討をしてまいりました。道路上へのガードレールの設置について、道路管理者などと協議の中では、道路の幅員などを考慮すると難易度が高く、実現性が乏しいという見解でございました。そのため、それに代わる対策について、教育委員会と相談を続けていましたところ、学校施設の工事を担当する教育委員会の担当部署より、実現性の高い対策案の提示がありました。提示された内容は、道路に沿った形で、学校敷地内に通路を設けるもので、ガードレールの設置と同様の安全対策となるものでございます。今後、教員委員会において予算化や設計などの手続に入りますので、しばらくまだお時間かかるんですけれども、できる限り早く進められるよう働きかけを行ってまいりたいと思います。すみません、後ろの方、スクリーンのほう、申し訳ございません。ご覧になっていただけますでしょうか。教員委員会が考えている案のイメージをご説明したいと思います。今、左側に映ってますのが、丸山小学校の正門です。写真に写ってないんですけれども、手前のほうがあべの筋で、矢印の方向に進むと、西成区のほうにつながっています。この道がガードレールがなくて安全上問題ではないかというご指摘を受けていた場所でございます。図面のほうをご覧いただこうと思います。学校正門付近の図面になります。図面右側があべの筋で、矢印の方向に進むと、西成区のほうにつながっています。図面の右側に正門があります。左のほうに通用門新設というのがあります。今は、図面で言いますと、左側から通学する児童は正門まで学校の塀に沿って歩いていますが、この新設する通用門から校内に入って、正門まで学校内に通路を新設するという案でございます。ガードレールの設置はしませんが、塀の内側を通行することで、安全確保を図る案というふうになっております。これは、イメージ図ではございますが、教育委員会で、今年度中に設計が進められる予定というふうに聞いてございます。すみません。ちょっと資料8に戻っていただきまして、すみません。
 晴明丘南小学校の案件につきましては、令和5年2月にグリーンラインの設置ができましたことをもって、終結とさせていただいております。この資料につきましては、以上でございます。
 続きまして、資料9です。働き方改革に関するチラシでございます。教員の働き方改革ということで、大阪市では、教員の長時間勤務が大きな課題というふうになってございます。教育委員会では、チラシを作成いたしまして、関係各所へ呼びかけをされています。保護者のみなさまへは学校を通じて周知をされていると聞いております。また、教員委員会からの依頼によりまして、区役所からは、6月21日に地域連絡会議、これは区役所で開催しております会議で、髙岡会長はじめ、地域の連合長会長様、地域活動協議会の会長様がご出席の会議でございますが、その会議におきまして、町会長さんや、地域活動協議会の役員のみなさまへのご周知をお願いしたところでございます。ちなみにこのチラシの先生の1人が苗代小学校の先生だそうなんですが、ちょっとどの先生かちょっと確認ができてないです。すみません。
 次に、すみません。続けていって申し訳ないです。「阿倍野区制80周年関連事業」ということで、資料番号10をご覧ください。始めの区長の挨拶の中にもございましたが、今年は阿倍野区制80周年でございます。このチラシには関連事業を掲載しております。10月9日が、第50回あべのカーニバル、今年は阿倍野区民センターとやすらぎ天空館付近での開催でございます。10月28日、10月29日には、キューズモールや、区役所で、2025年大阪・開催万博の機運を盛り上げるため、AbenoExpo2023と題したイベントを開催をいたします。3月17日には、80周年を締めくくる記念イベントを阿倍野区民センターで予定をしております。ぜひご参加をいただければと思います。80周年の取組につきましては、阿倍野区のホームページに特設サイトを設けておりまして、そこで日々情報をアップしております。このチラシの標題のすぐ右側のQRコードから見ていただくことができます。どうぞよろしくお願いをいたします。
 すみません。資料は以上なんですが、ちょっと直接資料には入れてはいませんでしたが、机上配付をさせていただいているチラシのほうも、続けて説明をさせていただきたいと思います。机上配付のほうですね、3種類チラシを置かせていただいております。1つ目でございます。黄色い分です。こちらは、今年度の教育支援担当に関する取組をチラシにしております。裏面のほうに事業等書かせていただいておりまして、QRコードからホームページを見ていただけるようにしております。阿倍野区に転入された方にお渡しする転入パックに入れています。PR動画も配信中でございますので、それは、表面のとこにあるQRコードを読み取っていただくと見ていただくことができますので、ぜひ後ほどご覧いただければというふうに思います。職員が出演しております。
 次に、机上配付させていただいてますこちらです。「アベノキッズサマープロジェクト」のチラシでございます。こちらは、夏休みに子どもたちに区役所などに来ていただいて、楽しみながら学んでもらおうという事業でございます。中、開いていただきますと、中面にメニューを記載をしていますが、すべてのところに協力というのがついてると思うんですけど、協力っていうところに、大学や企業名が入ってございます。こちらの事業は、大学や企業のみなさまの協力で実施をしております。8月8日火曜日受付は9時半なんですが、10時スタートで、開催をさせていただきます。メニューの10と11の辻調理師専門学校さんの分は、ちょっと日程が8月1日になっております。事前申込みの分と、当日参加の授業がございます。事前申込みの分は、締切りが7月の17日でございます。最終面のところのは、ちょっと時間割ふうにまとめていますので、またご覧になっていただければと思います。このチラシは、区内小学校に配付いたしまして「広報あべの7月号」にも掲載をいたします。たくさんの子どもたちに、夏休みの1日に来ていただいて、楽しんでいただけたらなというふうに思っております。
 あともう1枚です。すみません。こちらのグリーンの分です。「第73回社会を明るくする運動」の「講演と音楽のつどい」のチラシでございます。社会を明るくする運動は、みんながそれぞれの立場で力を合わせ、犯罪や非行のない地域社会を築こうとする全国的な運動で、7月は強調月間でございます。阿倍野区におきましては、阿倍野地区保護司会が中心となって、本事業を実施いただいております。7月15日土曜日13時30分より、阿倍野区民センター大ホールにおきまして、全盲の方なんですが、落語家さん、桂 福点さんの講演と、中学生の作文コンテストの表彰式、また区内5中学による演奏と合唱がございます。終了時間は4時半ぐらいというふうに聞いております。笹川委員も保護司としてご尽力をされております。みなさまぜひご参加のほう、どうぞよろしくお願いいたします。たくさん一気に説明して申し訳ございません。私からの説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

○髙岡議長
 ありがとうございます。後からの追加、いろいろとご説明させていただきました。資料番号6番から10番までございました。これからのお時間として、そう時間もございませんけども、みなさま最後に一言ずつでも、今までの流れでも結構でございますし、6番から10番まで資料の件でも結構でございますので、委員さんのほうでご質問ありましたら、おっしゃっていただければ結構かと思います。何でも結構でございます。何かございますでしょうか。ありましたら、挙手お願いいたします。當麻先生、お願いいたします。

○當麻阿倍野区小学校校長会幹事
 失礼します。先ほどのICTのことに関して、ちょっと今の小学校の現状とかふまえて、お話させていただきます。今の小学校の現状としては、まず毎日とにかく1日1回は子どもたちPC、パソコンを開けるということをまず目標にしているというところで、教育委員会のほうも、そちらのほうの指示を優先しているというふうな形で捉えています。心の天気っていうのがありまして、それを毎日1回子どもたちが、例えば今日は晴れマーク、気分がいいときは晴れマーク。ちょっと沈んでるときは、雨マークとか、ちょっと怒ってるときは雷マークとか、いうようなものを毎日1回ぽちっとこう押すというような形で、低学年の子もやっています。でも、本来ですね、このパソコンが導入されたのは、GIGAスクール構想という中での話ですので、最終目標は、授業の中で道具として使っていくっていうところが1つの目標であるんですけども、まだまだそこまでちょっと到達していない。その理由としては、やはり教員の技術が追いついていないというところは否めないかなというふうに捉えています。また、今度ですね、次年度、教科書が変わります。小学校なんですけども。その中で、恐らくデジタル教材っていうのが、さらに充実したものを教科書会社も入れてくるんじゃないかなというふうに捉えていますので、それを活用しながら、恐らく教育のほうも指導のほうを進めていくだろうなと予測しています。今、問題点として、特に低学年については、先ほど若林委員さんからもお話ありましたが、なかなか使えてない現状ではあるんですけども、中学年、高学年になってきますと、自分で休み時間も進んで使うというような状態があります。そこで問題となっているのが、スクラッチでのプログラミングっていうのはやってるんですが、そのスクラッチっていうのはなかなか優秀なソフトで、いろいろなゲームをつくれると。また、インターネットからそういうゲームをダウンロードして、自分でそのゲームをやることもできるということで、なかなか、そこでゲームをやりだして、本来のGIGAスクール構想の目的とは違う方向で子どもたち一生懸命使っているというような状態がありまして、そのゲームを抑止できていないっていう状況があって、管理し切れてないなっていうところが今、非常に問題になっている学校が増えているというところであります。家庭での持ち帰りっていうのも、進めてはおるんですけども、教育委員会のほうとして、充電器っていうのを1つしか配置されてないので、1台につき1つ。それですと、学校の中での充電、それから家庭での充電っていうところで、なかなかそれを持ち回りすることが難しいという現状がありまして。今その学校の中で充電するときには、保管庫というのに入れてるんですけども、保管庫にその充電器をまた配線し直すというような作業が非常に手間でして、非常になかなか持ち帰りという面で進んでないのはその充電器の問題もあるんだろうなというふうには捉えています。以上、ICTに関わってのちょっと補足説明をさせていただきました。

○髙岡議長
 ありがとうございます。あと、どなたかいらっしゃいますか。はい。どうぞ、笹川さん。

○笹川委員
 最後、じゃないですね。資料9の件ですね。すみません。先ほども申しあげました働き方改革についてなんですが、この文面でちょっと気になるところは、真ん中辺に「大阪市では、教員の長時間勤務が大きな課題です」と。で、ちょっと日本語的にどうなんかなと。長時間勤務をなぜしないといけないか、その原因を確認して、改善することが課題だということだと思いますんで、すみません。そこがちょっと気になりましたので。単に、好きで長時間勤務をされてる先生方ばっかりじゃないと思います。ほとんどが、早く帰りたいけど帰れないというところですので、そこをちょっと、もうちょっと文面をちょっと変えてほしいなという感じはしました。で、裏面に行きまして、③の部活動の指導へのご理解・ご協力云々という話が書いてありますが、今、外部指導員とかも各学校入れたりとかしてる所もあると思うんですけど。やはり、まだ表面的にはまだあらわれてないかもしれませんけど、やはりいろんな問題点、課題とかも大分出てきてるんじゃないかなと思います。例えば、最近であれば北九州のほうで、部活動で外部指導員が暴力、部活動中にたばこを吸うとか、そういう問題がニュースにもなってました。なかなかその学校の先生からしたら、いつも指導してもらってる外部コーチなので、なかなか言えなかったとか、いうような話もあったりもしました。けっこういろいろと問題が出てくる可能性もあるなと思いますので、そこは教員のその働き方改革のための外部指導員ではあると思いますが、その辺の一応フォローもしながら進めていかないと、本末転倒になるんじゃないかなと思いましたので、ちょっと意見として言わさせていただきます。以上です。

○髙岡議長
 ありがとうございます。そのほか、いらっしゃいますか。はい。どうぞ、田伏先生。

○田伏長楽保育園園長
 すみません。学校選択制についてのご質問というか、ちょっと将来的な話になってくるかもしれないんですけども、私の子どもも来年、ちょうど中学に進学予定ではあるんですけども。この学校選択制がどうこうっていう以前に、長池小学校の6年生のクラスが今2クラスで、そのまま多分昭和中学行かれても、苗代小学校から少し人数が入ってきますが、私立に中学受験される方もいるということで、むしろ人数が減るんじゃないかっていうふうに言われております。今後、子ども少子化が進んできて、あとその地域性でやっぱり減る地区、減らない地区っていうのが出てくると思うんですけども。方や、文の里中学とか、阪南中学っていうのが、特にその阪南小学校でも教室が足らないってなるぐらい児童数が増えてる所もあります。人気の中学への進学を考えられている方や、それ以外の理由にその地域に住んでる児童数の変化によって、大分ばらつきが拡大してしまっているのかなと。詳しいちょっと数字持ってるわけではないんですけども。その今後、学校選択制も続けていかれる中で、その長期的なビジョンとして、その中学とか小学校の児童数っていうことについて、何かお考えがあればお聞かせいただければなと思います。

○髙岡議長
 ありがとうございます。それでは、委員さん、髙市さん、何か最後に一言ございますか。

○髙市副議長
 まず、学校の先生方の負担感のところで、ICTなんですけども、大学もICT化が進んできてるんですけども、でも教員も最初からしていたわけではないので、困ったときにすぐ教員に使い方を指導してくれるような人が、ぜひ学校に常駐してほしいなというふうに思います。それと、ひとつこの間テレビを見ていまして、八王子市で子どもミライ会議というのが実施されたということで。私たちは大人の視点で教育のことについて考えたりしているんですが、子どもの視点で、子どもからの意見表明という形で、子どもの意見をしっかり聞く場がもっとあればいいなと思いまして。阿倍野区でもそういった子ども会議だとか子どもミライ会議というようなものが、実践されているのかどうか。あと、昨年度の9月に、大阪子ども未来国連会議という、コンテスト形式の民間がしていたものがありまして。そこでは、子どもたちがいろんな発表をして、ある小学校では、子どもたちがSDGsということで、給食のフードロスを紹介して、そのフードロスの食料品を子ども食堂に活用しようというようなことで、賞を取ったというような。それで、私たちは、もうちょっと大人の視点だけではなくって、子どもの意見をしっかり聞くような取組ができたらいいなと思いました。

○髙岡議長
 ありがとうございます。それでは、若林さん、何か最後に一言ございますか。

○若林委員
 そうですね、その先生方の働き方改革っていうのは、保護者としても理解できますし、進めていただきたいと思うんですけど、一方で、地域とかPTAとかとのつながりっていうところで、やっぱり休みの日の行事ごととかもあったりするので。その辺は引き続き柔軟にご協力いただけたら嬉しいなと思います。以上です。

○髙岡議長
 ありがとうございます。委員として最後、大鳥さん、何か。

○大鳥委員
 そうですね、僕らもPTAとして、去年もちょっとお話させていただいたんですけども、この場に幼稚園のPTAの方がいないっていうところで、園長先生らのお話は聞けて、すごく僕たちは勉強になるんですけども、実際の幼稚園の保護者の方がここにいないっていうところで、何でかなっていう。何で呼んでくれへんのかなっていうところと、僕らのPTAのほうでも、幼稚園のPTAだけが、別に存在しているっていう。市幼Pとかっていう形である。で、小学校と中学校は別でちょっと集まるみたいな形になってるんで、ここも何で別になるんかなみたいなことを。この間、市Pの場でちょっと話しても、結局誰も答えれない状態やったんで。その辺、この一貫しての教育っていうことを言ってるところなので、もうちょっとその辺が、一貫した、みんなが一貫したというか、ふうになればいいんじゃないかなとは思います。
 あと、サマープロジェクト、去年やった辻調のオムライス、家に帰って子どもたちが自分で作ったよっていう動画がけっこうインスタに上がってます。ありがとうございます。

○髙岡議長
 ありがとうございます。それでは、オブザーバーの先生、すみません。浅田先生、何か一言、最後にございますか。

○浅田阿倍野区中学校校長会幹事
 すみません。これからのことなんですけどね、今日も実は、講師をお招きして、子どもたちのいわゆるインターネットの活用とか、あるいは問題についてお話をしてもらったんです。今、問題なってるのは、生成AIですね。気になったのが、例えば、小中学校の英語の中間テストの問題をつくってほしいというようなことをAIに聞くと、それの問題できるだろうっていうようなことがあって。いや、これって、今すぐ我々も取り組んでいく課題ですよねというような話を講師の先生としましてね。ぜひとも阿倍野区は率先して、これからも課題をこうみんなで考えるような、そんな場もつくっていただいたら非常に教育現場としては助かります。これは希望です。以上です。

○髙岡議長
 ありがとうございます。それでは、恐れ入ります。幼稚園の谷本先生。何か最後に。

○谷本常盤幼稚園園長
 この資料の体力向上という部分で、阿倍野区を見ていると、その全国平均よりも少し低い結果が出ています。その数値で言いたくはないのですが、実際ここに書かれている「運動することが好きな子どもに育てる」ということが一番の目標だと思います。「指導を受けた種目のコツが分かったと答える児童を90%」達成することで運動することが好きな子どもに育ったかというと、これは何か違和感を覚えました。何かもうちょっと問い方があってもいいのかなと思いました。幼稚園のほうでも体力向上というのは、体を動かすことが大好きな子どもに育てることだと感じています。将来、生涯スポーツとしていろんなところでチャレンジしてほしいと思っております。そこで現在、幼児期の中でも、歩くということを大事にしながら、本日「親子で歩くデー」に取り組みました。月に1回行っていますが、遠い所から通園している子どもも、自転車を押しながらお母さんと、「ここからここまで歩く」というように決めながら歩くことを基本として、やはり子どもたちは知らず知らずのうちに体が強くなっている、その環境をつくるのは私たち大人だっていうことを、いつも保護者の方にお伝えしながら取り組んでいます。ぜひ区のほうでも、事業とは言いませんが、サマープロジェクトなどのようにほかにも、なにか「運動することが大好きな子どもに」と願いを込めたものがあればと思いました。以上でございます。ありがとうございます。

○髙岡議長
 ありがとうございます。以上で、委員のみなさま、またオブザーバーの先生から最後に一言ずつお聞きしました。
 佐藤副区長、みなさま・先生方のご意見について言葉をいただきます。

○佐藤区教育担当部長
 ありがとうございます。本当にいろんなご意見いただきました。たくさん事務方、もしくは区長のほうから回答あった分もあるかと思いますけれども、一部私のほうからもフォローさせていただけたらなと思います。まず、若林委員のほうからプロセス指標に関してのご意見ございました。達成済みの指標を継続していたりとか、それよりも低い指標を掲げているということで。これ、なぜかと申しますと、区将来ビジョンというものがございまして、その将来ビジョンが令和6年までの期間になっておりまして、そこに掲げている目標数値を、その当該期間の最終目標として掲げております。なので、前倒しで達成できた分については、結果として低い数値をそのまま6年度まで掲げているというような状況なっているものもございます。それにつきましては、前倒しで新たな指標を定める等の工夫をする必要もあるかと思いますし、また先ほど谷本先生のほうからですね、スポーツの指標なんかもコツが分かったというところよりも、例えば体を動かすのが楽しいとか、スポーツが楽しいとか、そういう新しい視点の指標に置き換えるというようなことも考えていけるのかなというふうに思いました。工夫してまいりたいと思います。
 それとですね、ICTの活用に関しましては、現場・・・小学校は特にまだ低学年はどこを押したらいいねんっていうところが分からない状況もあり、家庭のフォローができるかどうかっていうのも各家庭によってばらつきがある中で、日々必ず使っていただいてるということで、底上げをいただいてるのかなというふうに思います。私どもも教育サポート等の形で、学校にフォローできるところは事業としても実施してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 あと、生成AIですね。これは、苦労していた夏休みの終わりぐらいに、一番苦労している読書感想文とかね、そういったものもAIにかかると非常に精度の高いものができると。私、もう子どもが夏休み3日前にまだ読書感想文できてなくて、ママできたよって見せてきたら、ほとんど何かあらすじしか書いてなかったみたいな、もうどうやってこれから直そうみたいなの相談受けたことがありました。それでも、こう見破れるというか、そういったものの使い方のいいところ、悪いところっていうのがこれからだんだん選別されていくのかなと思っております。貴重なご意見、本当にありがとうございます。
 教員の働き方改革なんかについても、いろいろご意見いただきました。おっしゃるように、地域活動なんかへの関わりと、先生としての英気を養うための休養、プライベートの確保、両立って大変難しいことかなというふうに思ったりしております。その一歩を踏み出すために、市長メッセージにもありますとおり、こういったことを広くみなさまにご理解いただいて、現状こんなのだというところをまず、共通の認識を持っていただくことから、まずは始めていくのかなというふうにも思ったりしております。表現等々ちょっとまだいまいちだなと思う部分、あるかと思いますけれども、まずは第一歩ということでご理解賜れれば幸いでございます。私からは以上です。本日はどうもありがとうございました。

○髙岡議長
 ありがとうございました。それでは、最後に区長から一言お願い申しあげます。

○山田区担当教育次長
 本日も、みなさまから大変貴重なご意見、ご議論いただきまして、どうもありがとうございました。そうですね、お答えできてないところなんですけど、田伏先生から、学校選択制のことで、いわゆる区内でもアンバランスの問題があったと思います。それはですね、学校の適正規模という課題もあり、課題というか、ベースにあるということでございまして、児童数の推移をどう見るかというところ、非常に難しいところがあります。ただ、ひとつ言えることは、学校選択制によって、すごくアンバランスが生じているということでは決してないという面はあるのかなということで、少し我々なりには分析をしていることもございます。やはり、当初からの地域の特色であったり、あるいは、その後マンションができるとか、そういう動きがある中で生じてきている問題であって。例えば私立に行く方っていうのは、もちろんおられるわけですし、基本的に学校選択制で、出るほうもあれば、入るほうもあるという中で、学校のほうも一定、見極めをしながらクラスをうまく運営していくというところを毎年考えながら、選択制のニーズに応えていってるというところもありますので、引き続き、学校とよく連携して進めていきたいと思っております。もちろん、その地域間で子どもが出入りしますので、安全面で課題があるというところも含めた問題点については、今回のアンケートの中でもいろいろと意見が出ているというところもありますので、制度の改善に向けては、教育委員会との議論を深めていきたいというふうに思っているところでございます。
 とりわけ、笹川委員のほうから、教員の働き方改革の件で、市共通の資料で、恐らく、このおっしゃったところは、大阪市の教員の長時間勤務が大きな課題ですと、こう大きく書いてしまっている。右のほうにその原因がちょっとこう、吹き出しでちっちゃく書いてあったんですね。多分、この表し方の問題かなと。これ、日々新聞でも、それぞれの課題について取り上げられていたりしますので、課題認識はさせていただいているところでございますので、特に部活の外部指導員による問題も発生しているところはもちろんありますので、研修を行ってから学校に入っていただくとか、そういうことも必要ではないかということを検討されてるというふうには聞いておりますので、その辺りも教育委員会ともまた議論していきたいと思いますし、最後に、若林委員がおっしゃっていただいたように、働き方改革の中で、やはり地域とのつながり、これやっぱり大事なので、柔軟に学校のほうも対応していただきたい、まさにそのとおりだと思います。本当に難しいところだと思いますが。ベースとして、先生方には非常に勤務時間が課題になっているという状況はご理解をいただいた上で、学校にとってのメリットもあるような地域とのつながりという理解の中で、いい着地点を見出していくということがそれぞれの地域の中でやっぱり必要なのかなと思いますので、その辺りは、我々も間に入っていろいろと状況も見ながら解決策を探っていきたいと思っているところでございます。
 谷本先生からもありました、保護者の方の意識がいろいろ変わってきている中で、子育てというところ、地域ぐるみでやっていく、本当にこれは大事な視点でございます。先ほど、担当課長の竹田から説明もありましたが、阿倍野区ならではの取組だと思いますが、子育て支援連絡会という、子育て支援に携わっていただいているNPOが30ぐらい集まっているんですかね、なかなかない取組でございます。そういったベースが阿倍野区にはありますので、うまくみなさまで活用していただけるような情報の共有化をぜひ進めていきたい。そういう中で、またみなさまのご意見を出していただきながら進めていきたいというふうに思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。
 今日、出していただきましたご意見につきましては、私どもで整理をいたしまして、まずは、区政会議のほうにもご報告をしながら、今後の施策事業に生かしていきたいと考えております。今後ともみなさまとともにですね、子ども教育に関する課題の解決に積極的に取り組んでまいりたいと考えておりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。本日はどうもありがとうございました。

○髙岡議長
 ありがとうございます。あの、区長、浅田先生からさっきおっしゃっていただいた内容については、出していただきました。

○浅田阿倍野区中学校校長会幹事
 これからの問題ですよね。生成AIについては。大学のほうが、先に進んでいって、恐らく下りてくると思うんですけど。大学ではそれが当たり前のように使われるだろうという前提の下で授業づくりをしていくっていうようになりますんで。我々もこれからは、恐らく学校現場にもいろんな課題が入ってくると思うので、先に手を打っておかないと時代のニーズについていけないというのが、ちょっと私の持論なんで。先に教育課題として取り上げて、学校としてどうしたらいいかっていうとこは、考えとかなあかんだろうと。それも教育行政の1つとして担ってもらわなあかんだろうという意見ですんで。

○山田区担当教育次長
 先ほど、佐藤のほうから回答させていただいたと思っておりますが、おっしゃるとおりで、これも全国的な課題でございますので、先手を打つというところ、本当に大事だと思います。その辺りも含めて、これまた教育委員会のほうと区長会議の中でも、共有しながら取り組んでいく課題かなというふうに思っておりますので、引き続きよろしくお願いします。

○髙岡議長
 ありがとうございます。今日は本当にいろいろと委員さん、またオブザーバーの先生方からもいいご意見いただきまして本当にありがとうございます。私も地域の代表として、今日の教育会議の内容で、もしお手伝いできるところでしたら、一生懸命地域にはどんどんと持ち込み、また、みなさまのご意見を発表したいとそう思っとります。
 それから、このサマープロジェクトが久しぶりに去年から復活しておりまして相当応募多ございますよね。その辺で、ちょっとまた締切りってこと問題にかわいそうなとこありますやろうけど、またそういうPR的なものって、ものすごくやっぱり相当人気があってってことで、報告させていただくこと。それから、がんばる先生のご紹介が常盤幼稚園の林田先生だということ、先生とはしょっちゅうお会いしてる方で、素晴らしい先生であるってことも、ここでご報告させていただきたいと思っております。本当に今日は、お時間ちょっと3分ほど過ぎてしまいまして申し訳ございません。議長を下ろさせていただき、マイクを事務局へお返しさせていただきます。どうもありがとうございました。

○宮下教育担当課長代理
 議長、本日も円滑な議事進行ありがとうございました。委員、オブザーバーのみなさま、長時間のご議論ありがとうございました。
 最後に、事務局から資料を配付して、説明をさせていただきます。

○筒井教育支援担当課長
 すみません。今、手元のほうに新聞記事のほうが届きましたでしょうか。こちらの記事につきましては、本日、髙岡議長が持ってきてくださいました6月19日の毎日新聞の記事でございます。これは、中学校の教員の方が、過労死をされたという記事でございます。奥様が提訴をされてるんですけれども、要は、働きやすさっていうか、長時間労働の是正が進まへんっていうことに関してご意見があるということでございます。また、ご一読いただければというふうに思っております。ありがとうございます。
 あと、すみません。さっき髙岡会長にサマープロジェクトを宣伝いただいたんですけれども、私、ちょっと言うの忘れてました。髙市先生ところのキリスト教短期大学さんに毎年たくさんの学生さんに来ていただいて大変ご協力をいただいているんです。本当にありがとうございます。

○宮下教育担当課長代理
 ありがとうございました。今回もみなさまには、メールでご意見シートというものをお送りしますので、この会議で伝え切れなかったことなどがあれば、記入してご提出いただければと思います。では、以上をもちまして、本日の教育会議を終了させていただきます。また次回もよろしくお願いします。ありがとうございました。

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