ページの先頭です
メニューの終端です。

令和5年度 第2回阿倍野区教育会議会議録(令和5年9月14日開催)

2023年10月10日

ページ番号:609733

日時

令和5年9月14日(木曜日)13時30分~15時05分

場所

阿倍野区役所2階 大会議室

出席者

委員等

  • 髙岡議長
  • 髙市副議長
  • 笹川委員
  • 若林委員

オブザーバー

  • 浅田阿倍野区中学校校長会幹事
  • 當麻阿倍野区小学校校長会幹事
  • 谷本常盤幼稚園園長
  • 辰巳ながいけ認定こども園理事長
  • 田伏長楽保育園園長

市側

  • 山田区担当教育次長
  • 佐藤区教育担当部長
  • 筒井教育支援担当課長
  • 竹田保健子育て担当課長
  • 近藤保健子育て担当課長代理
  • 宮下教育担当課長代理

議題

1 教育・子育て施策等について

  1. 阿倍野区における教育支援の取組みについて

2 情報提供

  1. 高校合同説明会(7月29日、7月30日開催)
  2. 民間事業者を活用した課外学習事業(学習クラブ)
  3. 中学生英語スピーチコンテスト、小学生英語発表会(9月17日開催)
  4. 令和6年度阿倍野区学校案内

3 その他

  1. 通学路安全対策会議について

会議内容

○宮下教育担当課長代理
 皆様お待たせしました。ただいまから、令和5年度第2回の阿倍野区教育会議を開催いたします。本日は皆様お忙しい中、ご出席いただきありがとうございます。私は区役所教育担当の宮下です。本日もよろしくお願いします。
 開会に先立ちまして、資料確認をいたしますので一緒にご確認ください。まず、教育会議のレジュメ。別紙1の委員名簿、資料1阿倍野区における教育支援の取組み、資料2教育支援の取組み概要、資料3-1から3-6まで枝番を振っています、事業の説明資料。資料4スクールカウンセラー事業の資料、資料5通学路の安全対策会議の案件一覧。ここまでが本資料です。
 以降、参考資料として、高校合同説明会、阿倍野学習クラブ、中学生英語スピーチコンテスト、小学生英語発表会、令和6年度阿倍野区の学校案内を配布してございます。
 資料に不足があればお知らせください。
 では続きまして、本日の出席者の確認です。委員のうち大鳥委員におかれましては、所用によりご欠席です。委員4名、オブザーバー5名にご出席いただいております。本会議につきましては、傍聴要領を定め、会議を公開いたします。議事録につきましても、後日公表となりますのでよろしくお願いします。
 それでは開会に当たり、教育委員会事務局阿倍野区担当教育次長で阿倍野区長の山田からご挨拶申しあげます。

○山田区担当教育次長
 こんにちは。山田でございます。皆様には、日頃から区政の推進にご協力を賜っており、また、本日はご多用のところ、今年度第2回目の阿倍野区教育会議にご出席いただきまして、ありがとうございます。
 今年の夏は厳しい猛暑が続いてきたわけですが、各地域において、夏祭り、盆踊りなどが新型コロナを乗り越え、4年ぶりに行われました。この間の大きなブランクもあり、準備・運営にはご苦労も多かったようですが、子どもたちを中心に多数の皆様のご参加を得ながら、各地域とも盛況に開催をされていました。学校のほうは2学期に入り、一般的にその当初は生活リズムが整わず、心身に支障をきたすなど、子どもたちにとってリスクの高い時期と言われます。また、今年は数多くの台風が日本列島へ向かってきて、各地で集中豪雨が発生するなど不安定な天気が続いています。学校内外において子どもたちの健康を守る、安全安心を確保することは、言うまでもなく重要なテーマでございます。

 さて、阿倍野区が区制80周年を迎えている中、第50回目の開催となる「あべのカーニバル」は、区民センターとその周辺へと場所を移して行います。また、2025年大阪関西万博の機運盛り上げのため、10月最終週の土日には、「ABENO EXPO 2023」としてキューズモール会場を中心に開催をいたします。その直後には、「あべのスポーツフェスタ」の開催と行事が続きます。皆様のご協力、ご参加をよろしくお願いいたします。
 この教育会議の中で、当区での各種取組へのご提案をはじめ、学校でのICTの活用や教員の働き方改革、課題を抱える子ども、家庭の問題など、様々な角度からご意見を賜りました。本日の教育会議では、現在進めております区の教育子育て関連施策事業について改めてご説明をさせていただきます。これから大阪市では、令和6年度に実施する事業の予算要求を行う時期を迎えますので、今後の教育子育て施策に関して本日の教育会議でご意見を頂戴したいと存じます。委員の中には、今月末をもって任期満了を迎える方もおられ、このメンバーとしては本日が最後の教育会議になります。
 委員の皆様には、それぞれの立場から忌憚のないご意見を賜りますようお願い申しあげ、ご挨拶とさせていただきます。本日はどうぞよろしくお願いいたします。


○宮下教育担当課長代理
 それでは、ここからの進行を髙岡議長にお願いしたいと存じます。
 議長、よろしくお願いします。


○髙岡議長
 皆さんこんにちは、議長の髙岡でございます。皆様、今日は円滑な議事の運営、また、活発なご議論をいただきますようよろしくご協力をお願い申しあげます。
 それでは、本日は一応15時までの予定とさせていただいております。どうぞその時間までよろしくお願い申しあげます。それでは、資料の説明を事務局からお願いを申しあげます。

○筒井教育支援担当課長
 教育支援担当課長の筒井でございます。では、さっそくご説明をさせていただきます。
 レジュメの1つ目の教育・子育て施策についてでございますが、私と竹田課長よりご説明をさせていただきます。阿倍野区における教育施策につきまして、令和5年度の予算や事業の状況につきましてご説明をさせていただきます。
 あと、レジュメの3つ目その他につきましても、続いて説明をいたします。
 それから、本日特に皆様に検討をお願いしたいと思っております事業がございますので、後ほど詳細にご説明を申しあげますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 では、資料1をご覧ください。教育支援の具体的な取組みを見える化した資料でございます。令和5年度の事業でございますが、色付きの事業は阿倍野区独自の事業で、白は全区共通の事業でございます。小と書いているのは小学校での取組み、中が中学校での取組みでございます。この資料の左側に学校園(学校内)と記載しておりますが、左右の矢印、左のほうは学校園での実施の事業で、右にいくほど地域や家庭など学校外の事業となります。そして上下の矢印ですが、下のほうベーシックと記載しておりますが、上にいくほどステップアップしたものとなっております。このうち、幾つかの事業につきましては、資料3のほうでご説明を申しあげます。
 では次、資料2のほうをご覧ください。これは、資料1の事業と対応していますが、その概要と予算を記載しております。例えば、左側のほうの3番にがんばる先生というのがあるんですけれども、学校園の先生にご協力いただいて実施をしておりまして、予算は0円でございます。予算を計上していないものも含めて記載をしております。
 次の資料ではさらに取組内容や実績をお示ししています。令和6年度に向けまして、限られた予算の中ではございますが、PDCAを回しながら必要な事業の予算を確保しつつも、より良い事業の実施に向けて工夫を凝らしてまいりたいと存じます。

 資料3のほうに移ってまいります。1枚めくっていただきまして資料3-1です。3-1から3-6まで6つ作成をしております。3-1がグローバル人材育成支援事業でございます。委託事業でございまして、受託者は株式会社イングでございます。右側の写真にありますように、3つの事業で成り立っております。事業の1つ目は小学校における英語レッスンです。小学校において、英語の授業は3年生から始まりますが、1、2年生を対象としてネイティブスピーカーを派遣し、英語に興味を持ってもらうことを目的とし、3年生から英語学習へのステップになればというふうに考えております。令和4年度実績ですが、各学校へ希望をお聞きし、7校で23回(62単位)のレッスンを実施しております。あと2つですが、1つは小学生英語発表会、もう1つが中学生英語スピーチコンテストでございます。令和4年度実績では、英語発表会は定員は60名だったんですが、事業者さんのご厚意で、72名応募のあった方全員を受けていただきました。中学校のスピーチコンテストは、15名定員で13名の応募がございました。昨年の教育会議の中で13名は少ないのではないかというご意見も頂戴いたしました。今年度は検証を行ってまいります。この2つの事業につきましては、参考資料ということで後ろに募集の際のチラシをつけております。何枚かめくってもらったら後ろにあるんですけれども、中学生につきましては、募集定員を15名ということで少ないのですが、費用面で現在の方法では人数的にも限界ですので、やり方を変えるであるとか、思い切って中学生のコンテストを辞めることなども含めて検討をしてまいりたいというふうに思っております。また後ほどご意見等頂戴できればと思っております。なお、今年度は次の日曜日、9月17日にここ大会議室で開催をいたします。小学生も中学生も事前にレッスンを受けて、当日成果を発表をいたします。中学生スピーチコンテストは午前9時から、小学生英語発表会は、2部に分けまして、1部のほうは1年生、2年生と5、6年生が正午からでございます。第2部のほうが3年生と4年生とオープンクラスということで午後2時半からの実施になってございます。
 では次に、資料3-2をご覧ください。子どもの体力向上支援事業でございます。昨年の教育会議でご意見を頂戴いたしまして、指導員の派遣回数につきまして令和4年度53回から60回に増やしております。この事業は、本市の課題認識である、1週間の総運動時間が減少しており、運動習慣の定着に向け、各校のニーズに応じた支援、スポーツ等に気軽に関われる環境づくりや主体的に継続して取り組める機会を提供する必要があるというのを受けまして、その一助になればということで、運動のコツを習得させるということで苦手意識を克服させ、指導を通じて運動の楽しさを伝える事業でございます。本事業は、株式会社リーフラスの委託事業でございますが、運動に対する苦手意識や運動時間の減少を解消するために、運動が好き、楽しい、またやりたいという心を育てることを目標として、子どもたちにはコツを教えることで成功体験を積み重ね、自分にもできるかもといった気持ちが生まれるよう指導をされています。教員の皆様からのご意見では、児童が運動のコツを教えてもらうことで運動に対する苦手意識が減り、楽しんで運動に取り組んでいるといった声をいただいてるところでございます。
 次に、資料3-3音楽体感事業でございます。本事業につきましても、昨年度の教育会議でご意見を頂戴いたしまして、小学校対象の事業でございましたが中学校にも対象を拡大いたしました。より多くの学校でご利用いただきたいと思っております。アンケートの結果などは、ご意見は記載のとおりでございます。
 資料3-4、3-5につきましては竹田課長よりご説明をいたします。


○竹田保健子育て担当課長
 引き続きまして、竹田のほうからご説明させていただきます。

 資料3-4ですけども、不登校児などの相談支援事業でございます。前回の教育会議でも申しましたが、不登校児への対応に関する区の役割といたしまして、学校等と連携して組織的・計画的な対応、個別対応支援の取組みですとか、学校になじめない等の悩みを持つお子様やその保護者に対して相談業務を行っております。令和5年度におきましても、専門的な資格を持った相談員が相談対応を行っております。来庁が難しい相談者向けに、オンラインで相談できる体制も整備しております。また、学校に行きづらい子ども向けに、週に1度「子どもの居場所」を開設するとともに、学習支援員を配置した「学習支援の場」を提供しております。各事業の現状は右側の記載のとおりでございます。令和5年度の数字につきましては6月末時点の数字でございまして、この数字を4倍した数字がおおむね令和5年度の予測と言えますけども、相談業務や居場所の開設につきましては、令和4年度と比べまして大幅に減少するという予測ではございませんが、学習支援につきましては、現時点でのべ6人ということですので、単純計算で4倍するとのべ24人ということで、あくまでも数字上の仮定でございますけども、令和4年度が44名でしたので、それに比べまして約半分の利用にとどまるという予測となっております。
 続きまして、資料3-5をご覧ください。児童虐待防止アウトリーチ事業でございますが、阿倍野区では、児童虐待防止アウトリーチ(訪問支援)事業といたしまして、社会福祉士等の専門技術や知識を有する職員を配置して、潜在的に虐待リスクの高い家庭等を早期に発見し、早期対応を行うため、区内幼稚園、保育園等の訪問を行いますほか、他部署との日常的な情報交換、要支援・要保護家庭等への訪問支援を行っております。
 右側が現状と実績になりますが、令和5年6月末までの実績は資料の記載のとおりで、1の保育園、幼稚園等訪問につきましては、訪問によります新規ケースの洗い出しは8件(7世帯)でございまして、前年度が26件(24世帯)ですので、前年度より多いペースとなっております。また、その下の3の訪問支援等を行なった子どものうち、行政サービスや関係機関につないだ割合は86.8%となっておりまして、これも現時点では前年度を上回る状況となっております。引き続き児童虐待防止に取り組んでまいります。


○筒井教育支援担当課長
 引き続きご説明をさせていただきます。資料3-6でございます。ICT推進に向けた取組みの中で、教育、子育てに関するものにつきまして掲載をしております。ページの左側は行政オンラインシステムでの申し込みやアンケート調査についてでございます。右側に記載のオンラインを活用した双方向の取組みといたしましては、子育ての悩みや不登校相談など、子どもに関する相談やひとり親家庭相談、グローバル人材育成支援事業における英語発表会や英語スピーチコンテストの事前練習などもオンラインを活用いたしております。また、委員の皆様にもご協力をいただいておりますが、教育会議の開催につきましてもオンライン参加が可能でございます。次に動画配信とありますが、阿倍野区のYouTubeチャンネルにおける動画配信では、親力アップ講演会や教育支援事業のPR動画をはじめ、子育てMAP~あなたの子育て応援します!~でありますとか、ショート動画で夏休みの宿題のヒントなども頑張って配信をいたしております。阿倍野区役所YouTubeで検索してご覧いただければというふうに思っております。よろしくお願いします。
 次に、資料4なんですけど、それは後で説明しますので、先に資料5のほうをご覧ください。3その他になる部分です。通学路安全対策につきまして、第1回の教育会議の際に、丸山小学校のガードレールの件につきまして教育委員会の案についてご説明を申しあげました。既存の塀をガードレール代わりに用いて、通用門から正門に敷地内通路を設置するという案でございます。今年度より設計開始と教育委員会より聞いております。今のところ新たに報告できる内容がないのですが、進捗いたしましたら次回報告を申しあげます。
 では、資料を3-4のほうに戻っていただいてよろしいでしょうか。初めに皆様に検討していただきたい案件があると申しましたが、不登校児などの相談支援事業のうち、学習支援についてでございます。

 背景が分かりますように、少し詳細に説明をさせていただきたいと思います。3-4の左側の一番下のところに毎週金曜日とあり、現状のほうですね、右側のページのところでは3つ目のところですね。学習支援ということで、この事業は、不登校などにより学習に不安のある児童生徒の方に、週1回ではございますが、区役所の3階に来ていただいて学習支援をするという事業でございます。学習支援員を配置していまして、宿題をしたり本を読んだりお話をしたり息抜きにゲームを楽しんだりというようなことをされています。今年度は、7月から1名の利用者はございますが、利用が少ない状況になっております。区役所から小学校と中学校1校ずつなんですけれども、校長先生にお話を伺いましたところ、学校現場においてはこういった事業についてのニーズはあまりないのかなっていうご意見をお聞きいたしました。不登校に関する事業で学校でのニーズをお伺いしたところ、スクールカウンセラーについてもう少し充実できたらというご意見を小学校、中学校、双方からいただきました。
 スクールカウンセラーにつきまして、資料4でご説明をさせていただきたいと思います。少しまためくってもらうんですけど、スクールカウンセラー事業ということで資料4をご用意しております。スクールカウンセラー事業ですが、これはこども青少年局の事業でございまして、24区全区に展開がされています。概要ですが、いじめ、不登校などの問題解決を図るため、身近な相談場所として、小中学校に公認心理師、臨床心理士をスクールカウンセラーとして配置し、生徒や保護者からの相談を受ける事業でございます。令和4年度からはヤングケアラーの支援のためにスクールカウンセラーの人数が増員され、阿倍野区におきましても1名の増員がございました。下のほうに阿倍野区の現状というのを記載しております。現在阿倍野区には10校の小学校がございますが、スクールカウンセラーは先ほど申しましたヤングケアラー対策の増員も含めて4名です。スクールカウンセラーは1人当たり週1回の配置で、例えば、この表では高松小学校、常盤小学校が1名のスクールカウンセラーが担当されていて、学校から見れば2週間に1回の割合でスクールカウンセラーが来校するということです。ちょっと右のほうには、金塚小と丸山小、苗代小と3つ書いてるんですけれども、その3小学校では1名のスクールカウンセラーが3校担当されていますので、各学校から見れば3週間に1回の割合でスクールカウンセラーが来校するというふうになっています。中学校のほうは、5校に対しまして5名のスクールカウンセラーの配置で、各中学校で毎週1回スクールカウンセラーが来るということになっています。参考までに、相談件数、相談回数は中学校全体と小学校全体がほぼ近い数字になってるところです。以上がスクールカウンセラー事業の内容でございます。そこで、次年度でございますが、このスクールカウンセラーについて、小学校は10校ございますので、せめて1名増員して5名のスクールカウンセラーの配置ができないかということを検討したいと思っております。5名になりますと、全ての小学校で2週間に1回スクールカウンセラーが来るというふうになります。しかしながら予算の問題がございますので、どこかで予算を生み出す必要があります。そこで、先ほどご説明いたしました資料3-4の学習支援事業の金曜日の分を廃止して、それに代わる不登校対策として1名増員できないかということを考えています。もし、次年度、学習支援事業を廃止したとしましても、学習支援利用継続中の方につきましては、必要に応じて支援を継続できるように調整したいと思っております。また、状況によっては居場所の開設事業などでもフォローできるのではないかというふうに考えております。スクールカウンセラーの事業は本来こども青少年局の事業でございますので、こども青少年局への増員を求めてまいりたいと思いますが、しかし、阿倍野区で予算を準備すれば増員することが可能というふうになってございます。この件につきまして、皆様のご意見を頂戴をしたいというふうに思っております。令和6年度の事業計画予算をどのようにしていくかっていうことに関連しますので、委員の皆様での意見交換をお願いしたいと思っております。説明長くなりましたが、議長どうぞよろしくお願いいたします。


○髙岡議長
 ありがとうございます。

 今、一応事務局からざーっと資料の説明がございましてお分かりいただいたかと思います。まずは、とりあえずお聞きしたい件につきましては、事務局からお話がありました資料3-4不登校児などの学習支援事業と、資料4スクールカウンセラー事業についてのご意見でございますね。ですから、結論としては学習支援を中止にして、結局そのお金を、失礼ですがスクールカウンセラー事業の小学校の一部の増員に持ち込めないかというようなご提案でございますね。


○筒井教育支援担当課長
 はい、そのとおりでございます。

○髙岡議長
 分かりました。今のような流れがございますことで、委員の皆様方にご意見をいろいろお聞きしてご判断をさせていただこうと思います。どなたから聞いてまいりましょうか。
 それでは、副議長のほうからお言葉かけていただいていいでしょうか。

○髙市副議長
 まず、今いらっしゃる1名の方は、居場所のほうでフォローもできるかもしれないというようなこともお聞きしまして、継続的に支援したいということをお聞きしまして安心したんですが、今年度はたまたま1人なんですけど、前年度は5名ということで、5名に例えば増えたとしても支援が可能なのかどうかということと、お一人おひとり違うと思うんですが、学習支援は元校長、元教員の方がやってらっしゃるということで、居場所の開設をしている方が学習支援までできるのかどうかということと、学習支援をスクールカウンセラーのほうに予算を移動した場合、スクールカウンセラーの方が学習支援を行うのかとか、そういったことを分かれば教えていただきたいと思いました。

○髙岡議長
 ありがとうございます。あとでまとめてご説明していただこうと思います。
 それでは笹川さん。恐れ入ります。


○笹川委員
 今髙市委員がおっしゃられたこととけっこう被るかもしれませんけど、単純にこちらの学習支援をなくしてその分を持ってくるということで解決するのかなというところもちょっと心配なところはあります。予算的に、その分予算は取って来れたら一番いいなというのは正直思ったりはしてるんですけど、多分、1名だからというわけじゃないですけど、不登校でも支援ルームのほうにしか来れない子っていうのもやっぱりいると思いますし、スクールカウンセラーだったら基本、学校のほうに来てる不登校児というくくりだと思いますので、またその子どもの現状っていうのは全く違うと思いますので、簡単に切り捨てたらいいのかなというそこらへんがちょっと不安でありますので、もうちょっと検討もしくは予算をプラスで取れたらいいなという感じはしてます。

○髙岡議長
 ありがとうございます。それでは、若林さん何かご意見ございますでしょうか。

○若林委員
 すいません、私あまり詳しくないんですけどこの辺りのことに。今、お二人のご意見聞いててなるほどなと思って聞いてたんですけど、やはりスクールカウンセラーと、今の区役所でやってる相談支援事業っていってる学習支援っていうのは、別物だろうなっていうふうには思うので、笹川さんもおっしゃったように、今の事業も継続しつつ、増員もできて、欲張りなのかもしれないんですけど、そういう形にできないか、もうちょっとご検討いただけたらなと思います。以上です。

○髙岡議長
 ありがとうございます。一応3人の委員さんからの質問でございました。お話につきまして事務局からご回答お願いします。

○筒井教育支援担当課長
 ありがとうございます。

 まず、今の1名の方ですけれども、昨年のように5名の方がいらっしゃったらそういった継続的な支援というのができるのかなっていうことのご意見を頂戴いたしました。実質でいいますと、昨年も5名ではあったんですけれども、年間通して5名が来られていたわけではなくて、年度の終わりのほうについてはいらっしゃらないような状況でございました。ただ、こういった支援が継続的に必要な方がおられましたら、それはこちらのほうで対応を別途考えていきたいというふうには思っております。
 あと、笹川委員からも若林委員からもおっしゃっていただいたとおり、別物ということでございますので、それは継続しつつ予算が用意できれば一番いいのかなというところでございます。予算につきましては、正直申しまして、学習支援の予算だけを回しても実は足らないんですけれども、その分はなんとか他の事業でありますとか、私どもの担当で難しければ区のほかの事業からでも、どこか削れるところがあればそういうのを充てて対応していきたいなというふうには思っております。現在の学習支援の事業を継続しながらということになるのか、それは別途支援をしながら予算をなるべく抑える形でできるような方法があればいいかなというふうに考えています。それはちょっと今後検討していきたいと思っております。


○髙岡議長
 ありがとうございます。

 でしたら、一応、学習支援を切ってしまうんじゃなくて、何とか継続できる方法を考えていくということでの考え方でいいわけですね。だけども、一応スクールカウンセラー、一応増員のほうは前向きに考えていくという考え方の回答でいいわけですか。


○筒井教育支援担当課長
 学習支援事業そのものについては廃止も含めてちょっと検討したいと思っておりまして、ただ、現在支援されてる方についての支援は継続ができるように考えていきたいなと思ってるところです。

○髙岡議長
 継続とは、今までの状況でということですか。切るんじゃなくて。それでよかったですか。何か違いますか。

○髙市副議長
 結論が分からないです、すみません。

○筒井教育支援担当課長
 今、結論まで出したわけではないんですけれども、学習支援の事業ということで、今これは1つの事業として立ててやってるんですけれども、実質ご利用になられる方が少ないということと、学校さんへのご意見も聞いたんですけれども、あまりニーズがないんではないか、全くないかどうかは分からないんですけど、ということでございますので、こういった事業といった形で持つのではなくて、個別に支援はするとしまして、この予算は別途、全額入れても実はスクールカウンセラーの予算には足らないんですけれども、そちらに回しつつ、その来られてる方に必要な分についてはなんとか中で対応をしたいなというふうに思っております。

 初めに髙市副議長のほうから、スクールカウンセラーが学習支援をできるんですかっていうことであったり、居場所のほうの担当で学習支援ができるんですかっていうご質問をいただいており、答えられてなかったんですけど、スクールカウンセラーは学校のほうに行かれるんですけど、その方が学習支援はしないんです。
 あと、区役所のほうでやってる居場所の開設っていうところで対応ができるかもしれないっていうのは、来られてる方が学習支援だけを目的に来られてるという部分ではなくて、ちょっと居場所的な意味合いで来られてる場合もありますので、そういった場合であればそちらで対応が可能かもしれないということでございます。


○髙岡議長
 分かっていただけましたか。どうぞ。

○笹川委員
 水を差すような話を一つ、そもそものスクールカウンセラー事業が始まったこと自体が非常に大事なことだと思うんですね、なぜかというと、学校現場で求められてることが非常に多くなりすぎていて、学校の教員だけじゃ対応できなくなってきてしまってると。本来は、区の事業としてサポートして、それだけでいいのかというところがそもそもあると思いますので、市全体で一応やってるとはいうものの、スクールカウンセラーは何週に1回くるかではなくて常駐で1人最低いるとか、例えば規模の大きい小学校、中学校とかでは2名ぐらい常駐するとかぐらいの規模で本当であれば進んでいくべき話じゃないかなっていう、私の考えです。ですので、ここで結論はなかなかでませんので、ただそういう案件があるということ自体を本庁には持っていってほしいなという意見としてありましたということをどんどん言っていただきたいなと思います。やはり、いろいろと保護者の対応であったりとか、子どもの区分けっていうんですかね、いろんなタイプの子どもがいるわけですけど、本当に私たちが子どもの頃と比べて今はいろいろと病名もついたりとか、いろんなタイプであったりとか分けてしまってるところもありますから、余計に学校の先生もそこまで対応できないいうのが現状だと思います。働き方改革っていうことにも絡んでくると思いますし、教員不足の徹底、一番の根本的な原因がそこなのかなというところもありますので、スクールカウンセラーの増配でそれがある程度軽減できるんであれば、十分そこの専門家に任せていくために人員配置、予算を立てていくっていうのは非常に大事じゃないかなっていうふうに思いました。意見です。以上です。

○髙岡議長
 ありがとうございます。

○髙市副議長
 よろしいですか。

○髙岡議長
 髙市副議長、どうぞ。

○髙市副議長
 先ほど、学習支援を求めてる方お一人は居場所を求めている、学習支援だけじゃなくて居場所を求めていることもあるということなんですけども、年度の途中で学習支援を求めてこられたのに、居場所のほうに移らされて学習支援を受けられなくなるっていうのは、それはちょっと問題かもしれないと思うので、必要なくなって来られなくなった場合はいいんですけども、居場所のほうに移ったとしても本人が求められる場合は学習支援も受けられるようにすることが大切ではないかと思いましたのと、すみません言うこと忘れました。そのことちょっと思いました。それで結論としましては、整理なんですけども、この年度内にこの学習支援を打ち切るということですね、結論として。学習支援に来られてるお一人の支援は行うけれども、学習支援の業務自体は、これ自体はもう打ち切って予算を向こうで使う、スクールカウンセラーに移すということですか。

○筒井教育支援担当課長
 令和5年度中につきましては、このまま継続をいたします。令和6年度につきまして検討をします。令和5年度中も、令和6年度にかけても継続的にこの方が学習支援を求められてる状況であれば、それは対応をしていきたいというふうに思っています。

○髙岡議長
 結果的に5年度にしている今のお一人につきましては、希望であればそのまま継続していただけると、ただ6年度については、学習支援そのものは消えてしまうということの考え方、しかしこの方が継続を求められればまた違った意味合いとしての継続はやっていこうというお考えとしての回答でいいわけですね。

○筒井教育支援担当課長
 そうですね。学習支援を継続して必要になってくる状況であれば、その方に対してはこちらで何らかの調整をして支援の継続をしたいと思います。

○髙岡議長
 あくまで6年度としてはスクールカウンセラーを1名増やしていただきたいという流れが、一応予算としてはこちらに振って来られるということの考え方ですよね。こども青少年局としては1名増員できないと、だから増員できないのを区のほうで何とかカバーしたいというお考えですよね。

○筒井教育支援担当課長
 こども青少年局のほうでは、令和5年度1名の増員がありまして、令和6年度にも増員の可能性はないことはないんです。ただ、区としてはやはり小学校のほうが今4名ということでバランスも悪いですので、区として1名増員をいただくとしても増員をしたいなというふうに考えております。

○髙岡議長
 でしたら、10校そのまま全部同じ対応にさせていただきたいと、6年度としてはというお考えが基にあるわけですか。

○筒井教育支援担当課長
 そうですね。学校さんの規模によってもちろん違うんですけれども、せめて2週に1回スクールカウンセラーの方が学校へ来ていただけるようにしたいということでございます。

○髙岡議長
 ということのお考えで。ですから、6年度、もう一度念を押しますが、こども青少年局からの予算が下りなかった場合1名増員がなかったとしても、区として一応このまま増員の形を取って平行にしたいと。いわば5名っていうことをお考えでありたい、いうことのスタートのお考えですよね。

○筒井教育支援担当課長
 もちろん、もっと増えればいいと思うんです。笹川委員おっしゃっていただいたとおり、これは区だけの問題だけではなくて大阪市全体として今後の対策の一つとしてもっと増えればもちろんもっといいんですけれども、まず区ができる最初の一歩としてさせていただけたらなというふうに思っています。

○髙岡議長
 ありがとうございます。一応委員としてのご意見は事務局としてお考えいただければ、ありがたいと思っております。
 あと委員さんとしてのお話ございませんか、よろしいでしょうか。
 でしたら、一応この関連にございまして、あと小学校、中学校の校長先生へちょっとお尋ねしたいと思いますが、まずは當麻先生、小学校のお立場でご意見いただけたらと思います。


○當麻校長

 失礼します。あくまでも小学校の立場でということで、1名増員いただいて10校2週に1回という形での派遣をいただくというのは非常にありがたいなと思っております。
 ただ、今小学校が抱えております不登校の問題っていうのが、よく保護者から小学校のほうに言われるのが、保健室登校はできないのかというような形で言われることが非常に多くて、実は保健室登校なんかあり得ないんですね。結局、別室登校というのはあるんですけども、保健室は保健室の業務がございまして、やはり人数が多くなりますとけがや、それから体調不良やらで処置しないといけない、ケアしないといけない子どもが絶えず来ている状態になりますんで、それに手をかけていかなければいけない本来業務が、保健室登校というふうな形で捉えられてしまってカウンセリング機能は当然保健の先生は持ってるんですけども、それに重点的にやることができないところでありますので、学校として別室での対応はさせていただきますけども、保健室登校っていうのは無理ですということでお返事させていただいているところなんです。そういった状況の中で、スクールカウンセラーが、笹川委員様がおっしゃっていただいたように、常駐いただくとそれが可能になるというふうなところはございますんで、当然居場所としても設置できるだろうし、小学校としては一番それが保護者の要望にもこたえられるところではあるし、今増えている不登校問題に対応できるところじゃないかなというふうには捉えています。ただ、現実的に難しい話ですので、2週間に1回全校こうやって統一していただくっていうことが今一番ありがたいところかなというふうには捉えています。

○髙岡議長

ありがとうございます。それでは、中学の立場で浅田先生、恐れ入ります。


○浅田校長
 失礼します。スクールカウンセラーの配置っていうのは非常に重要な役割をしていると思うんですね。本校でも全校生徒が230名近くいるんですけど、週1回火曜日にカウンセラーの先生が来ますけど、もう受付すごい満杯です。それ以上増やせないみたいで。だから、ニーズが必要なんだけれど時間が決まってるということで増えるっていうのは非常にありがたい話だと思うんですけど、本校でも不登校の子たちの別室登校、いわゆる時間差登校もやってるんですけど、やっぱりその部屋を用意してそこに常駐する教員を確保するっていうのが非常に困難な状況なんですね。我々、これから先、今日も空き教室をどうやって有効に使うかっていうことなんで、できたら、これも将来像なんですけど、例えばスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー、あるいはスクールナースとか、大学生、NPO法人なんかの協力を得て、移動サテライト、月曜日は昭和中学校に教室を開設しますよ、火曜日は文の里中学校に開設しますよっていうような形で、チームでそういう部屋を開設していただいて、そこでやっぱり学校に、なかなか教室に入れない子がそこで時間を過ごすというような、特別なチームができればもっと最高だなと思ってるんですけど、これも学校だけでは解決できないので、いろんな団体さんとも協力しながらそんなことできないかっていうような話題が、この前中学校の校長会でもお話出てまして、ぜひともこの力を借りながら実現へ向けれたらいいかなとは思ってます。たしかに、小学校1名増えるんですけど中学校にはさほど影響はなさそうなんですけど、ただ小学校で課題解決していただいた子が中学校で受け入れるっていうことなので、やっぱりそれは連携の中で非常に有意義なことやなとは思ってます。以上でございます。


○髙岡議長
 ありがとうございます。いろいろとご意見いただきました。今日のご意見を一回参考に、事務局として前向きにお考えいただければありがたいかと思っております。

○筒井教育支援担当課長
 貴重なご意見ありがとうございました。よろしくお願いいたします。

○髙岡議長
 ありがとうございます。

 それでは続きまして、先ほどからの説明でございました資料1阿倍野区における教育支援の取組み、それから資料2教育支援の取組み概要、それから資料3-1グローバル人材育成支援事業、同じく3-2の子どもの体力向上支援事業、それから3番目の音楽体感事業、それから5番目の児童虐待防止アウトリーチ、これの事業、この件につきましてまだ皆様方からご意見聞いておりませんので、何かこの中でご意見があるようでしたらお言葉かけていただけると思います。若林さんのほうから何かございますでしょうか。


○若林委員
 これらの事業については、前回も一通りご説明をいただいていたもので、そんなに違和感なく聞いていました。そうですね、体力向上支援事業っていうところで、子どもたちが体を動かす機会っていうのはもちろん増えていけばいいなと思っています。この夏、本当に暑くて熱中症とかもすごく問題になってきて、それこそ北海道で児童が亡くなっているようなケースもニュースで聞いたりもしますので、子どもたちの運動の場っていうのを確保していくことも大事なのかなと思っています。もう真夏の運動場ってじっとしてても我慢できないくらいの暑さになるので、体育館とか活用するんだと思うんですけど、小学校の体育館って空調とかもないですしとても暑いので、これから先々どんどん温暖化とか進んでいくことを考えたら、ぜひ早く小学校のほうにも冷房とかを設置していただけたらなと。それで子どもたちの体力向上に、子どもたちの体を動かす時間が増えて体力向上につながればいいなと、すみません事業自体とは直接関係ないんですけども、そのように思いました。ありがとうございます。

○髙岡議長
 ありがとうございました。髙市副議長のほうで何かございましたら。

○髙市副議長
 児童虐待防止アウトリーチについてなんですけれども、ヤングケアラーを含むハイリスクケースにも対応するために増員をされたということなんですけれども、今まではヤングケアラーという言葉も知らなかった方も多い中、子どもももちろん自分自身がそうだと思っていないケースも多いと思うんですけども、実態としていかがでしょうか。ヤングケアラーという言葉が浸透してきて、実数としても増えてきているような感じでしょうか。

○竹田保健子育て担当課長
 ヤングケアラーの実態ですが、増えてきているか増えてきていないかというところ、皆さんの認識がどうだというところにつきましては、大阪市でもヤングケアラー対策ということで、令和4年8月から中高生世代向けのヤングケアラーに向けた「ヤングケアラー寄り添い型相談支援事業」とか、あと「YGピアサポート相談」とかをやらせていただいている中で、どれぐらい浸透したかという効果測定はまだ出ておりませんが、一定言葉は浸透しているのではないかと考えております。阿倍野区のヤングケアラーの人数ですが、要対協に登録されている方のうちで申しますと、今8名ほど把握しております。増えているのかか減っているのかというところについては、申し訳ございませんが効果測定はできていないところでございます。ただ、徐々にメディア等でもヤングケアラーという言葉がある種一般的になってきておりますので、自分がヤングケアラーなのかどうかという判断、ご自身で判断できるかというところについては、誰が判断するかというところはありますが、ご相談があったときに、行政のほうでこの方はヤングケアラーだと判断していけば、ヤングケアラー向けの施策としてこういったものがありますという紹介をしているところでございます。以上でございます。

○髙岡議長
 ありがとうございます。

 一つだけお聞きしたかったのは、子どもの体力向上支援、先ほどさせてもらいましたが、やはり区の平均からいけば、市の平均を上回っている現実はあるんですね。やっぱり効果が出てると考えればいいわけですか。ただ、全国平均ではまだまだ追いついてませんけども、一応中学の男子だけあれですけど、あとはある程度上回っているということを見れば、一応この効果は出てるかなという気はしまして、逆に先生方のご負担も減ってるんじゃないかなという気はいたしますけども。ありがとうございます。
 それから、委員さんとしてあとよろしいですか。


○笹川委員
 すみません、ちょっと考えてました。音楽体感事業なんですけど、非常にいい取組内容かなとは思ってるんですが、プロの音楽家の方を派遣していただいているということなんですけど、例えばですが、大阪府の中には、近場でしたら夕陽丘高校であったりとか非常に優秀な音楽家をお持ちの高校で会ったりとか、阿倍野区には素晴らしい工芸高校という高校があったりとか、芸術、音楽に関してはいろんな府立、あと元々の市立の高校さんがあられますんで、そういうとこら辺との提携をしていただいて、その生徒さんにぜひ来ていただくほうが、中学生のためには将来のいろんな分岐点の指針として判別しやすいんじゃないかなと。プロの方が演奏は当然いいとは思いますが、中学生のご自分の今後の進路を考えるに当たって、中3になったらPTAでもやってますけど合同説明会見に行って、学校の先生に進路どうするどうする言われて、塾の先生にも言われて、わたわた考えるよりかは中1から、小学校からでもいいと思うんですけどね、いろいろとそういう高校さんの生徒の方々がどういう活動をしているかっていうのはやっぱり体験してもらうような、つなぎ役になっていただくのが非常にいいんじゃないかなと。言い方悪いですけど、予算もうちょっと落とせるはずだと思うんですね。高校生だとそこまでいらないですから、逆に違うところにまた回せるという、予算はっていう一石二鳥という感じもしますので、各高校の宣伝にもなると思いますので、ぜひちょっと考えていただけたらなと思います。以上です。

○髙岡議長
 ありがとうございました。何か事務局ございますか。

○筒井教育支援担当課長
 若林委員がおっしゃっていただいたのにちょっと戻らせていただいて、小学校のほうの体育館にも、以前には議長にも言っていただいていたんですけれども、エアコンがつけばとてもいいなと思うんですけど、今のところ、いわゆる特別教室っていうところにエアコンがまだついていないというのがありまして、そこから先にエアコンがつくというふうに聞いています。でも、小学校の体育館にも特にこの暑い、今年の夏も大変暑かったです、あれば運動もしやすいと思いますので、そういったこと、なるべく早くつけばいいと思うんですけれども、なかなかまずは特別教室からということで聞いておりますが、またそういうのは、要求はしていきたいなというふうに思います。
 あと、笹川委員からいただきました音楽体感ですね。とてもいいアイデアだと思いました。ご協力いただけるところがあるのかなんかもちょっと検討していきたいなというふうに思います。ありがとうございました。

○髙岡議長
 ありがとうございます。

 それでは、オブザーバーの先生方に、今の件につきまして何かございましたらお言葉いただければ思います。田伏先生、何かございますでしょうか。


○田伏園長
 そうですね、私のほうから、子どもの体力向上支援事業の中で、各小学校への運動支援員への派遣っていうのが計60回ということなので、1校当たり6回ということにはなってると思うんですけども、そうすると2か月に1回なので、運動のコツを習得させるということで、それを活かして担任の先生なりがまた運動の支援をしていただけるんでしょうけども、回数をもう少し増やして1か月に1回とかになったほうがよいのかなというふうに思いました。以上です。

○髙岡議長
 ありがとうございました。それでは恐れ入ります、辰巳先生。

○辰巳園長
 話が外れるかもしれないんですけど、今の体力向上の件なんですけども、就学前の子どもたちの件なんですけど、データ的に、東北の大震災のときに幼稚園が崩壊して、外は放射能が出てたので子どもたちを外で遊ばせられないので体育館っていう、園の中のところで運動させて、体力を落ちないようにしたところ、やっぱり落ちてしまうと。やっぱり本当は、子どもたちっていうのは外で自由に遊んでるときのほうが体力がつくっていうのが就学前では言われてるのでね、一概に体育の指導をしたら体力が上がるっていうそんな簡単なもの違うんやろな、きっと子どもたちっていうのはやっぱり意欲を持って動いてるときに体力が上がっていくことがあるので、その辺りはテクニックをうまく伝えてあげて、コツを覚えさせるいうのはいいんだけど、させるんではなくって、好きなときにちょっとアドバイスできる人がおるとすごくいいんだろうなというのが一つあります。
 それともう一個、スクールカウンセラーのことなんですけども、私立幼稚園では大阪府にキンダーカウンセラー事業というのがありまして、私たちもやってるんですけども、それをやり始めたときに言われた言葉が、臨床心理士の方がうちの園で試しにやってもらったときに、幼稚園のお母さんって柔らかいねって言われたんですね。何でですかって聞いたら、中学校ぐらいの保護者の方ってすごくかたいって言いはるんですね、だからカウンセリングして、親が子どもへの関わり方を変えるためには五、六回カウンセリングしないとなかなか変われへんけども、幼稚園時代のお母さんってすごく柔らかいから、ちょっとアドバイスしてあげたらすぐ変わるって言っていただいたのをきっかけに、キンダーカウンセラーを始めたんですけど、やっぱり不登校等々にしても、子どもだけを支えるんじゃなくて家庭全体を支えていかないと無理なので、保護者の方をいかに子どもと共感しながら動けるようにしていくことが、かなり力を入れないと駄目なんで、笹川さん言われたように常駐が本当は必須なのだと思うんですけども、幼稚園のところでは月に2回ほど同じカウンセラーに来ていただいて、年間やってるんですけども、最近は保護者の方よりも先生のストレスをいかに軽減するかというところも非常に大きくて、先生が親との関係性をどう持つかとか、ちょっと気になることをどう支えるかいうとこら辺のことにもかなり力を入れないとあかんので、ちょっとうちらでも月2回でも足らないなというふうに思っているので、小学校、中学校なんかもっともっと常駐的なことも発想の中に、視野に入れとかないといけないんだろうなという気がしました。

○髙岡議長
 ありがとうございました。それでは、幼稚園の立場で谷本先生何か。

○谷本園長
 今、辰巳先生のほうからもお話ありましたが、やはり体力向上支援事業と名は打ってますけれど、やはり子どもたちが体を動かすことが好きになるってことが一番大事なことだと思うんですね。こういう中身をどういうふうにされてるのかなっていう興味はあるんですけれど、学校はどうなんでしょうかね。幼稚園だったらこのような事業をするときにきっと選択性があって、どれに「興味があってやってみたい」なことで取り組んでいくのかなと思うんです。そうすると、自分の好きなことに一生懸命になると、やはりその力はぐんと伸びていき、それがこのような体力の部分であるときっとそういうところが伸びていくのかなと思います。そのようになるまでに何かやり方も関係してくるのかなと思います。そういうやり方を工夫すると伸びていくのかなというふうにも感じたりもしました。

 音楽体感事業っていうのにもすごく興味があります。小学校、中学校対象にもそうなんですけれど、やはり幼児期から感性を磨くっていうことを大事にしています。今メディアが大変発達しているので、いろんなところから音とか映像が、子どもが別に欲しなくてもあらゆるところから情報は得れます。やはり子どもたちには直接体験として、生の演奏だったり生の声であったりっていうものをしっかりキャッチして、自分も歌ってみたいとか自分もあんな楽器を演奏してみたいなというような気持ちを持ってほしいと思います。幼稚園や就学前にも何かこのようなきっかけがあれば紹介していただけたらと思います。ただ、プロじゃなくっても、例えば、小学生だったり中学生のお兄ちゃんお姉ちゃんが、楽器であったり歌を演奏するような機会があればそういうものを聞かせていただく機会というのも、またそれはそれで交流というところにも一つ大きな成果があると思います。自分たちもそういうお兄ちゃんお姉ちゃんになりたいなっていうような憧れを持って、また小学校、中学校に進んでいけるのかなと思いますので、今後機会があれば紹介していただけたらと思います。よろしくお願いいたします。


○髙岡議長
 ありがとうございます。浅田先生何か一言ございますか。

○浅田校長
 失礼します、1点だけ。先ほど、不登校のための移動教室の中で、スクールナースという言葉をちょっと発言させてもらったんですけど、今や校長自ら性の加害者になってるという報道ありますよね、それをなくすためにはどうしたらいいかなというのを考えてて、まず一つは、やっぱり相談できる専門的な人がいるだろうと、校内で。

 なぜスクールナースという言葉を出したかと言いましたら、去年、本校で性教育の子どもたちへの授業でスクールナースと呼ばれる方、看護師であり、それから思春期保健相談士であり、性教育認定講師の方に来てもらったんですね。そこで性教育の話をした後に、相談コーナーというのを放課後持ってもらったら、多くの女の子、10人ぐらいですかね、相談にいろんなことをしにいってると、そういうようなことがあれば、性に関する悩みは早く発見できるんじゃないかなというのが1個と、あともう1個は、本校でも、女子の中でもスカートを履くのが嫌やと、ズボン履きたい。ただ、うちセーラー服なのでなかなかスカートからズボンっていうのは難しいんですけど、ただ今セーラー服のズボンを考案しようかって動き出してるんですけど、そういう意味で性のグラデーション、いわゆる性のことで非常に悩んでる子どもも、我々充分見つけられてないなと。そういう心を痛めてる子に対しても救いの手を伸べれるような、そういう活動がスクールカウンセラー以外にできれば、また子どもの救い手になれるんじゃないかなということで、スクールナースという、是非ともそういう制度を活用できるんであれば、阿倍野区が大阪市初でそういう活動を広めていただければ、現場としては非常に助かります。以上です。


○髙岡議長
 ありがとうございます。最後、當麻先生何か。

○當麻校長
 スクールナースのようないい発案はできないと思うんですけども、学習支援というところで、先ほど私お聞かせいただいてて感じたのが、そこに行ける子っていうのは何らかのきっかけ、とっかかりがある子だろうなと思うので、その場に、所属する学校の誰かが行って学習支援ができれば一番いいんじゃないかなというふうに思います。そういうとっかかりをつくってあげることで、もしかしたら学校に来れるようになるかもしれないし、そこは学校と区役所との連携でその支援のほうを進めていく、場所は区役所で用意してもらうかもしれないけども、そこに学校の誰かが行って支援するというような形を取れば、もしかしたらその変わりができるのかなというふうにも感じました。ありがとうございます。

○髙岡議長
 ありがとうございました。いろいろとお話聞かせていただいてありがとうございます。また後ほど、またお時間ございましたら皆様のご意見お聞きしたいと思います。

次、時間もございますので、情報提供につきまして、事務局から説明をお願い申しあげます。


○筒井教育支援担当課長
 では、情報提供ということで資料のほうご覧になってください。

 高校合同説明会という資料のほうですね、ご覧になってください。高校合同説明会につきましては、PTAさんのほうで実施をされております。こちらにつきましては、若林委員よりご報告くださいます。よろしくお願いいたします。


○若林委員
 7月の29日と30日にこの区役所をお借りして、区役所のご協力の元、2日間阿倍野区の中学生を対象に高校合同説明会を行いました。各日約50校ずつの高校さんにお越しいただいて、2日間で1,139名の方々にご来場いただきました。昨年度までの二、三年、コロナの間は感染対策等もあって、大きい会議室に人を入れてのPRコーナーというのは中断してたんですけれども、個別ブースでの対応だけにしてたんですが、今年からはPRコーナーというのを復活させまして、こちらはすごく好評でブースのほうの混雑解消にもつながって、来年以降につながるのではないかなと思っています。高校合同説明会に関しては以上です。
 併せて紹介させていただきたいのが、今日たくさん話題に上がっている不登校の児童生徒向けの支援ということで、つながる2023っていう、学校に不登校状態の児童生徒、そして保護者を対象にして、進学先であるとか学校以外の居場所とつなげたり、個別相談をするような場っていうのを10月1日に大阪成蹊大学のほうで開催されます。これを、来年度に向けて阿倍野区でもできないかということで今PTA協議会のほうでも検討しているところです。またこの辺も具体的になったらご紹介できたらいいなと思ってます。以上です。

○髙岡議長
 ありがとうございます。

○筒井教育支援担当課長
 続きまして資料の説明をさせていただきます。民間事業者を活用しました課外学習事業ということで、阿倍野学習クラブというのがチラシのほう入れております。これは、松虫中学校と文の里中学校で実施をしております。事業者につきましては今年4月より変更になってございまして株式会社エデュケーショナルネットワーク、裏面のところに書いてあるんですけど、Z会グループというところに変わっております。

 次のチラシが、先ほどご説明させていただいた中学校の英語スピーチコンテストと、英語発表会の分ですね。こちら募集のときのチラシでございますので、明日の本番のこととかは詳しくは書いてないんですけれども、参加された方によって調整をさせていただいて決定してるということでございます。一応、17日の参加予定人数としましては、中学生が13人、小学校が1部と2部で分かれるんですけれども合計で70名の参加を予定いたしております。
 次に学校案内です。冊子ですね。こちらは、学校選択制のために作成しているものでございます。新小学校1年生へは郵送で、新中学校1年生は小学校を通じて皆様にお届けをしております。各学校におかれましては、特色などを工夫されて掲載をされています。また後程ほどゆっくりご覧になっていただければと思います。
 続きまして、机上配布させていただきました資料のほうをご覧になってください。広報あべの9月号でございます。ふせん付けてるんですけど、表紙1枚めくっていただきましたらふせんついてるとこです。がんばる先生の記事でございます。第1回教育会議の際には常盤幼稚園の林田先生の記事をご覧いただきました。今回は文の里中学校の佐々木先生にご協力をいただきました。広報誌の紙面は限られてますので、そこにQRコードがあるんですけれども、そこでホームページのほうご覧いただきますともう少し詳しく載ってます。教員としてご活躍されてる皆様、大阪市で教員をめざす学生へのエールになればというふうに思っております。本日オブザーバーできてくださっています、昭和中学校の浅田校長先生にもご協力をいただきまして、先生のご紹介をいただいております。ご紹介いただいた先生の方へのインタビューはすでにさせていただいておるんですけれども、広報紙の掲載は少し先になりますが11月号に掲載を予定しておりますのでお楽しみになさってください。
 もう一つ、チラシでございます。子ども・若者の声を募集しますという分です。これは、こども青少年局が8月10日に報道発表したものでございます。令和5年4月施行のこども基本法に基づきまして、子どもの施策を実施するに当たり、子ども・若者の意見を反映させるため声の募集が始まったものでございます。第1回教育会議におきましても髙市副議長からお声がありましたのでご紹介をさせていただきました。
 以上でございます。

○髙岡議長

 ありがとうございます。今の情報提供、いろいろございましたけど、これにつきましては何か質問とかご意見ございましたら、委員の皆様の中からご発言いただきたいと思いますがいかがでございましょうか。
 それでは、ちょっと最後にオブザーバーのみなさまにいろいろとお話をいただきましたが、最後に一言ずつ、恐れ入りますが田伏先生から一言、最後に。

○田伏園長
 一言ということで、私のほうからも少し要望と言いますか、お願いで、先ほどの不登校児などの相談事業のところで、相談業務でかなりの相談件数がありますが、小学校、中学校の不登校児さんの保護者の方が対象になってると思うんですけども、就学前の保護者についても、家庭や子育て・子どもの発達に悩んでいる方の相談ができる場所があればと思っております。一応保育園のほうからお願いして区役所のほうに相談に行っていただく保護者の方はいらっしゃるんですけども、なかなか保護者の方がこういう相談の場があるというところをご存じない方が多いので、そういった広報していただけるとありがたいかなと思います。

 以上です。一言と言いながらお願いになってしまったんですけども。


○髙岡議長
 ありがとうございます。続きまして辰巳先生一言。

○辰巳園長
 いつもこの教育会議、区役所の方真摯に聞いていただいて、きっと次年度もいい事業になると思います。ありがとうございます。

○髙岡議長
 ありがとうございます。それでは、谷本先生何かございますでしょうか。

○谷本園長
 本当に阿倍野区の施策や教育に対する本当に熱い思い、私たちによく見えるように示していただくのは本当にありがたいなと思っております。保護者にも、阿倍野区ってこういうふうな施策をし、しっかりと教育を、学校だけではなくて地域の方、そして区のみんなで支えてもらっているということをしっかり発信していきたいなと思います。いつもありがとうございます。

○髙岡議長
 ありがとうございます。浅田先生、お願いいたします。

○浅田校長
 失礼します。では最後に一言だけなんですけど、教育の今の現状で言えば、教員だけじゃなくっていろんな職種の方とかいろんな形で学校内にどんどん人材を入れる時代だなと思ってるんです。今、教員不足うんぬんもあるんですけど、ぜひとも阿倍野区がいろんな大学と提携されて、その大学生を各小中学校へ派遣できるような、そういう人材バンク的なものを大学と提携をしていただいたら非常に助かりますので、是非とも大阪市初で、なんでも阿倍野区が一番に行動するいうことでご協力よろしくお願いします。以上です。

○髙岡議長
 ありがとうございます。最後に當麻先生、恐れ入ります。

○當麻校長
 いつも行政のほうで学校のほう助けていただきましてありがとうございます。もう一つ要望と言えば、私も人材というところで、今本校も1名欠員状態で動いている状況で、多いところでは4名欠員で動いているというような学校もございます。今産休・育休の加配教員というか、そこの代替教員も来ない状態で、非常に厳しい状態で学校のほうが動いている、教頭、教務主任がそのクラスに入って当然のごとく扱われているという状況、非常にしんどい状況が続いております。ぜひ、区のほうでも声を上げていただきまして、そういう人材確保という部分でご協力いただけたらありがたいなと思っております。ありがとうございます。

○髙岡議長
 ありがとうございます。何か事務局のほうからございますでしょうか。

○筒井教育支援担当課長
 ありがとうございます。今日はもう委員の皆様からもオブザーバーの皆様からもたくさんありがたい貴重な意見を頂戴いたしました。それぞれ参考にさせていただいて、区の施策に活用していきたいなっていうふうに思っております。ありがとうございます。

○髙岡議長
 ありがとうございます。一応時間のほうも50分ちょっと過ぎてしまいまして、最後になりますけど、どうぞ。

○竹田保健子育て担当課長
 先ほど田伏先生のほうから、中学生、小学生以外の子育て相談というお話がございましたが、子育て支援室では、もちろん小中学生に関わらず、就学前の方の子育て相談も受け付けておりますので、ぜひお気軽にご相談いただけたらと思います。以上です。

○髙岡議長
 ありがとうございました。時間のほうも迫ってまいりました。最後に、最後をお迎えなられる委員様がおられます。ここでご挨拶をお願いいたします。髙市副議長からご挨拶をお願いいたします。

○髙市副議長
 ありがとうございます。本日で最後となります。私どもも阿倍野区にあります大学なので、本当に最近はテレビ番組なんかでも、家庭でも学校でもない第三の居場所というのを大事に言われていまして、地域の方々で本当に阿倍野区のために、阿倍野区の子どもたちのために日々活動されてるところもありまして、本学の学生もボランティア、子ども食堂なんかも行かせていただいてます。役に立ってるかどうかは分からないんですけども、やっぱりいろんな人が地域に目を向けて家庭や学校や地域全体で子どもたちを支えられるようになったらと思いますし、また学生が阿倍野区発信で、阿倍野区で学んだことをまた自分たちの地域に目を向けてくれるきっかけになったらなと思っています。本日、教育会議のほうは今日で終わりですけれども、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

○髙岡議長
 ありがとうございます。
 髙市先生の学校の大阪キリスト教短期大学には本当にお世話になっておりまして、阿倍野区では学生の皆様が頑張っていただいている姿が昔からでございます。何年前でしょうかね、髙岡が30歳ぐらいから学生さんとお付き合いさせていただいてるわけですから、長年のご指導を本当にありがとうございます。これからもどうぞご指導のほどよろしくお願いします。

 それでは、産業界からお越しいただいた笹川さん、一言何か最後にお言葉いただけますでしょうか。

○笹川委員
 ちょうど先週の土曜日にフェスティバルホールで伊藤蘭のコンサート、私聞きに行きまして、キャンディーズ好きっていうわけではないんですけど、いろんな絡みで行ったんですが、そこで一番思ったことは、1978年に引退されたキャンディーズですけど、4年前にシングルで、ソロでご活躍という話を聞いて、68才とは思えないような素晴らしいパワーなコンサートをされていらっしゃったと。あと、観客が60代から80代の方ばっかしだったんですけど、初めの1曲目から総立ちしてる先輩方を見ながら、これはちょっと私も負けてられないなという感じで思いました。教育会議のマイクは今日置きますが、キャンディーズのファンじゃないんですけど、また何かのご縁で何かあればいいなと思いますし、先ほどはちょっと言い漏れましたけど、浅田先生もおっしゃってたような、大学との絡みとかっていうのは、非常に学識高い先生の大学もありますし、すぐそばの大教大も今教育委員会からの人間が送り込まれてますし、成蹊とかいろいろあると思いますし、評議見解みたいなのができたら、幼稚園も公立も市立も全部入れて、小中で、あと地域の高校とかも入れられたらもっと前から相談しておけばよかったかなというようなことも出てくるんじゃないかというふうには感じましたし、そういう話はこれからまた今日で終わりですのでちょっと寂しい限りですけど、何かの機会がありましたらと思います。本当にお世話になりました。ありがとうございました。以上です。

○髙岡議長
 ありがとうございます。笹川さんは、阿倍野区には絶対おられないと困る立場ですので、これからまた阿倍野区のためによろしくご指導くださいますようお願い申しあげます。本当にご苦労様でございました。ありがとうございました。これから傍聴がございますんで、傍聴のほうでいろいろとお聞きいただいてアドバイスいただければと思っております。今日は欠席なっておられますが、大鳥さんも、是非とも皆様によろしくお伝えくださいということを私ども聞いております。彼も現在PTAの関係を頑張っていただいてまして、一生懸命頑張ってくれておるメンバーでございます。これからまた、先生方にもいろいろお世話になると思いますが、どうぞよろしくお願い申しあげます。ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
 それでは、最後になりますけどさっと副区長から何か一言ございますでしょうか。

○佐藤区教育担当部長
 ありがとうございます。長時間、皆様どうもありがとうございました。本当に多岐にわたっていろんなご意見いただいたかなと思います。
 まず学習支援事業の見直しというところにつきましては、なかなか区役所という場で来る子も敷居が高かったのかなと思う、なかなか居場所としての利用が、学習支援の場としての利用がちょっと定着しなかったということで今回見直しの対象とさせていただきました。一方で、いただいたご意見の中で、今現在来ている子、その子に対してはしっかり学習支援の場を保障してあげないといけないということで、自立アシスト事業であるとか、居場所のほうの事業とか、そういったものを使いながらグレードが落ちることがないように工夫してまいりたいと思います。どうもありがとうございました。

 また、スクールカウンセラーの事業についてですけれども、これは実際に学校をヒアリングに回らせていただいて、校長先生方と意見交換をさせていただく機会があった折に伺いましたところ、3週に1回というのが非常に使いにくいというお声もいただいたんです。例えば、2週に1回であれば第1第3月曜日とか、そういう必ず在室している時期が非常にアナウンスしやすいんだけども、3週だったら毎週ずれるんですね。そういったものが使いにくいというようなお声もいただいておりましたので、ぜひそこでお一人増員することで少なくとも各小学校2週に1回は必ずスクールカウンセラーが来るんだよというところが定着することができればなと。もちろん見直した財源だけでは足りませんので、中で何とかして生み出してまいりたいなというふうに思っております。また、プラス、スクールナースであったりとか、スクールソーシャルワーカーとか、拠点的なサテライトといった先駆的な取組みのご紹介もいただきました。また、その前にスクールカウンセラーが常駐できれば別室登校というのが非常に効果を発揮すると、学校に、まず義務教育の場に戻りたいというお子さん方にとっては一番いい方策なのかなと思います。予算であるとか人材確保の点で非常に苦労することが多いのかなというふうには思いますけれども、引き続き、こうした現場の声を本庁の教育委員会の場に届けていきたいなというふうに思いました。
 あと、音楽体感事業について、もっとプロでなくても高校や大学のいい演奏を活用したらいいんではないかと、非常に目からうろこかなと思うのが、本当に全国大会で金賞を取ったりしている、すごいレベルの高い演奏をできる学校が、そばにありましたのにちょっと気付いてなかったなというところもございまして、ぜひ取り組んでまいれたらなというふうに思っております。その他さまざまご意見いただきましたけれども、本当に毎回真摯にご意見いただくこと、それを受けて教育施策についてPDCAをしっかり回してまいりたいと思いますので、引き続きのご助力の方、よろしくお願いいたします。本日はどうもありがとうございました。


○髙岡議長
 ありがとうございました。

 それでは、最後に山田区長様のほうからご挨拶をお願い申しあげます。


○山田区担当教育次長
 本日は、皆様から大変貴重なご意見、ご提案、ご議論いただきまして、どうもありがとうございました。佐藤副区長のほうから大体お話があったのですが、一つ、体力向上の関係で私の経験からも思ったのは、義務的に教えられてもなかなか難しい、前回も谷本先生のほうから一貫して教えていただいたところかと思いますが、この事業はプロがうまくコツを教えるというところで一定の効果があると思うんですけど、私の経験から、なかなか泳げなくて、高校生なっても平泳ぎもできなかったんですね。高校に水泳部があったんですよ。水泳部の生徒が教えてくれる機会があるということで、手を挙げて参加したんですよ。それは、さすがにここで平泳ぎぐらいできないと、卒業して困るなと、その後特に困ることもなかったんですけども、使う機会もないんですけど、やっぱりそういうふうに自分が必要やと思ったからくらいついて、コツをうまく教えてくれたんです。そのときには習得しきれなかったんですけど、その後、プールへ行って思い出して繰り返しているうちにできるようになったんですね。だから、やっぱりコツを教えてもらうのは大事だし、それと意欲をもってやりたいと思えるとき、そういう意味では自由に遊べる幼少のときからコツを教えてもらったら一番良いのはたしかにそういうことで、小学校低学年からそういう機会があったらいいし、子どもたちが何をしたいと思っているか、どうしても学校ってこれができるかどうかで評価されるという、そこが就学前と違うのかなというところがあり、必須カリキュラムがあるので、その中からしか選べないでしょうけれども、できるだけ子どもたちがうまく参加したいと思うようなプログラムになるように、だんだん蓄積していっていると思いますので、そこにつなげられたらというふうに思った次第です。それと、プロでなくても、お兄ちゃんお姉ちゃん方、幼稚園児からみたら小学生・中学生でしょうし、中学生には高校生が教えるとか、大学の話も出ましたけど、ここへも様々な方が来ていただいているわけですけれども、そういった本当の意味で阿倍野区にはいろいろな資源があるので、つながりがつくっていけたらもっと素晴らしいことができるんやなと、学校の先生が学習支援に来ていただくとか、それも当たり前のことなんですが、あまり気づいていないところもあった中で、何がうまく合致していくのかというのも、調整していきたいなというふうに思った次第でございます。今日いただいたご意見はほかにもあったと思います。区役所として、いただいたご意見については、ご提案もですけれども、整理をいたしまして、6年度の予算要求に向けて内部で検討し、協議を重ねまして、今後の施策事業に反映してまいる所存でございます。

 それと、今月末をもって任期満了を迎えられます、髙市副議長様、笹川委員、それから本日はご欠席ですけれども、大鳥委員には、この間の多大なご協力に深く感謝を申しあげます。今日も貴重なご意見、感動なお言葉もいただきまして、ありがとうございました。ご退任後も、引き続き当区、私どもへご指導・アドバイスを賜れば幸いでございます。ご出席の皆様、本日は本当にありがとうございました。


○髙岡議長
 区長、ありがとうございました。

 それでは、以上を持ちまして本日の議事を終了させていただきます。それではマイクは事務局のほうにお返しさせていただきます。ありがとうございました。


○宮下教育担当課長代理
 議長、本日も円滑な議事進行ありがとうございました。委員の皆様、オブザーバーの皆様、長時間のご議論ありがとうございました。今回もメールでご意見シートをお送りしますので、会議で伝えきれなかったことがあればご提出ください。
 以上をもちまして、本日の教育会議を終了いたします。ありがとうございました。

SNSリンクは別ウィンドウで開きます

  • Facebookでシェア
  • Xでポストする
  • LINEで送る

探している情報が見つからない

【アンケート】このページに対してご意見をお聞かせください

入力欄を開く

ご注意

  1. こちらはアンケートのため、ご質問等については、直接担当部署へお問い合わせください。
  2. 市政全般に関わるご意見・ご要望、ご提案などについては、市民の声へお寄せください。
  3. 住所・電話番号など個人情報を含む内容は記入しないでください。

このページの作成者・問合せ先

大阪市阿倍野区役所 市民協働課教育支援グループ

〒545-8501 大阪市阿倍野区文の里1丁目1番40号(阿倍野区役所2階)

電話:06-6622-9893

ファックス:06-6622-9840

メール送信フォーム

このページへの別ルート

表示