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防災ジュニアリーダーへインタビュー!~全国高校生未来会議に参加して~

2026年4月6日

ページ番号:674032

防災ジュニアリーダーの福井さんが全国高校生未来会議に参加しました!

令和7年末に開催された、第15回全国高校生未来会議~日本の未来を守る防災~に、阿倍野区防災ジュニアリーダーの福井希空(ふくい のあ)さんが参加しました。

会議に参加した感想や、高校生だからこそ感じたこと、防災について思うことなどについて区役所防災担当職員がインタビューしました。

全国高校生未来会議とは

全国高校生未来会議は、全国の高校生が政治家との対話を通じて、政治や社会に対する理解を深め、自ら考え発信する力を育むことを目的とした政策提言型イベントです。2013年の第1回開催から現在まで、高校生主体の運営によって会議が実施されてきました。
大きな特徴は、政治的中立性を重視しながらも「無関心」や「無党派」とは異なるスタンスを持っている点にあります。多様な立場や思想を持つ政治家と直接対話し、それぞれの主張や価値観に触れることで、参加者自身が主体的に考え、判断する力を育むことをめざしています。「知る」から「関わる」へと一歩を踏み出すための場であり、社会に対して自らの意思を持って関与していく力を育てるための第一歩です。

全国高校生未来会議については全国高校生未来会議ホームページ(外部リンク)別ウィンドウで開くをご覧ください。
第15回のテーマ「日本の未来を守る防災」に福井 希空さんが参加しました。

全国高校生未来会議のポスター

インタビュー~全国高校生未来会議に参加して~

(職員)阿倍野区防災ジュニアリーダーの福井(ふくい のあ)さん、こんにちは!
まずは、自己紹介をお願いします。

福井希空さん、インタビュー時の写真

(福井希空)以下(希空)
福井希空です。
高校2年生で、阿倍野区防災ジュニアリーダーに入ってから5年が経過します。

(職員)今回、全国高校生未来会議に参加されたということで、自分自身の事、防災の事をお聞きしていきたいと思います。

阿倍野区防災ジュニアリーダーになったきっかけは?

僕は小学校4年生のときに、水難事故を目の前で見てしまいました。
その時は特に何も感じていませんでしたが、小学校6年生の時にふと思い出し、当時何もできなかったということが悔しくなり、今の自分に何かできることがないかなって思いました。
その後、阿倍野地域の夜警に参加することになり防災防犯部会の森下さんと出会い、阿倍野区の防災ジュニアリーダー制度がある事を聞いて、これは人を助ける勉強ができるのではないかなと思ったのがきっかけです。

普段の防災ジュニアリーダーの活動はどのような事をしてますか?

区役所の訓練や研修の参加、防災イベントのお手伝いなどをしています。
イベントで知り合った方に呼ばれて、他市、他府県の祭りや防災イベントにもボランティアで参加しています。

防災ジュニアリーダーの活動中、困ったことはありますか?

難しいのは、お年寄りと小さい子どもに災害への備えをどう伝えるかですね。
例えばお年寄りへの伝え方と小さな子どもへの伝え方。
一緒のことを言ったら、なかなか伝わりにくい部分もあると思います。
心肺蘇生だと子どもは力が弱いので、大人や保護者を呼んでから心肺蘇生を行うなど伝え方に工夫をしています。

防災ジュニアリーダーの活動をしていて良かったことは?

単純に「ありがとう」って言われるのがなんていうか嬉しいです。(笑)
「達成感」があって、それが防災ジュニアリーダーをずっと続ける理由になっています。
訓練やイベントを終えた後にも防災ジュニアリーダーをやっていてよかったなと思います。

中高生だからこそできる防災活動について、教えてください

平日の昼だったら大人って基本的に仕事で府外に行く人もいると思います。
でも中学生は地元にいる事が多いと思うし、高校生でも、そんなに遠くに行っている人は少ないので平日の昼間に災害が起きたら、中高生だからこそ近くにいるっていう強みがあります。また地元に住んでいる分、その地域の特性を多少は知っているっていう強みもあります。
その2つの強みがあるから、災害時には行政がいなくても少しは地域の支えになる存在なのかなと思っています。


全国高校生未来会議について

全国高校生未来会議に参加したきっかけは?

自分の住む阿倍野地域で防災の勉強会をしてくれている京都大学防災研究所の先生からの紹介というか、「行ったら良い勉強ができる、是非行って来い」っと言っていただき行くことに決まりました。(笑)

全国高校生未来会議への参加が決まり、何か感じたことはありますか?

東京に行くことが決まって日もなかったですし、とにかくずっと緊張していました。
東京行の夜行バスの中で、何を喋ろうか、何を質問しようか、ずっともやもやしたままでした。

他の参加者との交流の中で、驚いたことや新しい発見はありましたか?

東日本大震災が起きた東北地方では中学生、高校生が学校の防災訓練の内容を考えているそうです。
防災訓練を学生が主体となって、多くの学校などで活動していることにびっくりしました。

会議に参加して、自分の考えが変わった点はありましたか?

”その地域に合った防災” に囚われすぎるのではなく、様々な国の防災を参考にしていきたいと感じました。
特にイタリアがすごく防災に対する意識が強いということを初めて知りました。
台湾では、台湾地震が起きたときに仮設住宅をすぐ建てたという情報は聞いたことあるんですけど、ヨーロッパの防災ってなかなか聞いたことがなかったんです。
海外で防災大国って呼ばれているような国がある事を知り、びっくりしました。
日本は災害大国と言われていますが、災害大国を防災大国に変えたい。
それを、まずここ「阿倍野区」から僕は変えていきたいと思っています!

会議に参加する中で、印象に残ったことはありますか?

今回の会議に参加して印象に残ったのは、学生が主体となり施設を借りたり、内容を決めたり、すべての運営を行っていたことです。
それが出来ているのは、東日本大震災などの災害を実際に経験したからだと思う。
度災害を経験したからこそ、次は大丈夫にしたいという思いが強いなと、東北の学生の思いが、すごく心に残りました。

(職員)その行動力は、経験からきていると感じたんですね。

特に東北地域の学校自体の防災意識が高いと思いました。だから生徒自ら災害想定を考えて訓練をしているのだと。
守口、高槻地域の防災関係のイベントに参加した時も大阪北部地震を経験しているので、参加者の防災への意識が強いです。そこで僕は、実際に被災した経験が原動力になっていると感じました。大阪北部地震では守口や高槻地域の被害がどうしても大きかった部分があったから防災意識が強い。同じ大阪でも全然違うなと思います。

会議に参加し、気づいたことはありましたか?

他県の学生と関わったことで、その地域の特性や、いま防災上出来ていること、出来てないことを知れました。知り合った人と今後会う約束をしていたり、学生だからこそ「今」できることをしたいです。
学生って、目立つ立場だと思うので一番大人に印象に残せるものができるのではないかって思います。
出来ればこの1年以内に知り合った人たちと、「今」出来ていることと出来てないことをしっかり分けて、それを自分たちで変えていこうと頑張っていきたいと思っています。

会議で会った仲間と、何か取り組んでいこうとしていることはありますか?

未来会議では富士山噴火について話題になっていて、グループディスカッションを行いました。
大阪の被害はそれほどないと思っているんで、気にもしてなかったんです。ただ大阪に居続けないかもしれないし、東日本の方に行ってしまったら、富士山噴火の被害に遭ってしまうということが出てくると思います。
東京に住んでいる高校生と富士山の噴火について、被害想定などを普及していく形をこれから作っていこうという話をしました。

(職員)他人ごとから自分ごとに捉えることが重要なのだと改めて思いますね。

ところで今回の参加メンバーも関東圏が多いと聞きました。関西圏のメンバーって実際少なかったですか?
西日本豪雨をはじめ、関西圏で地震などの被害はあったと思うんですけど…。

(希空)関西圏のメンバーは少ないです。東北~東京ぐらいで茨城、仙台、岩手のメンバーが多い感じです。

(職員)そうなんですね…関西も負けないように意識していきたいですね!

阿倍野区の防災について

阿倍野区の防災で気になっていることはありますか

もし早朝や、通勤ラッシュの時間に災害が起きてしまって電車が止まった場合、かなり多くの人が阿倍野区に「帰宅困難者」として流れてくると思うんです。
駅から出てきた人たちが溢れ返ってしまったら、通勤してきた人や観光で来ていた人が避難所に向かい、地域住民が避難できるスペースが減るかもしれないです。
今後は阿倍野とか梅田などの都会や人が集まりやすい場所は、近隣区の地域と避難所開設訓練だったり避難誘導訓練をやったほうがいいんじゃないかなと思います。そういう意味では、あべのハルカスの9月の訓練すごいなと思いました。

(職員)大阪市では、帰宅困難者対策協議会を立ち上げて対策計画を作るなどの準備を進めてます。
本当に不安だと思いますが、みんなで乗り切っていくっていう気持ちを常に持っといて欲しいなっていうふうに思います。

(希空)1個質問があるのですが、阿倍野区で地区防災計画を作っている場所ってあるんですか。

(職員)地区防災計画は、阿倍野区全地域で作っています。

(希空)僕は地区防災計画を学生として、今作ったらもっと話題になって良いんじゃないかって。
「阿倍野区プラン」とかで日本中に広まって欲しいと思っています。

希空さんから未来世代へ伝えたいこと

中高生が防災について興味を持ってもらう為には、何が必要と考えていますか?

まずは自分ごとにして欲しいというのが一番ですね。
どうしてもきっかけはいると思うんです。
一緒にいる友達であったり家族であったり、その人がもし亡くなってしまったら…っていうことを考えて欲しいなと。
怖いものではあると思うんですけど、それを考えないと後悔してしまうんじゃないかなと思います。

被災者のお話を聞くと意識が変わるかもしれないですね。
例えば語り部の実体験を聞くのは必要だと思います。後悔した経験を忘れないために。
実体験を聞く、感じてもらうのが大事だと思います。

(職員)語り部から聞く話は自分事にとらえることができるきっかけになりますよね。

(希空)年齢的に思春期になって経験することに恥ずかしさが出てくる人もいると思うんです。そこを取り除くにはどうしたらいいのだろうと考えているんですけど…。

(職員)たしかに何でも始めは踏み出しにくいし、特に人前に出ることが多いのが防災。まずは1回お試し体験みたいな間口の広げ方は重要ですよね。

 (希空)そういえば僕、参加したり参加予定の防災イベントをInstagramであげているんです。
それをみて興味を持ってくれた3人の小学生が、防災ジュニアリーダーに登録しようと言ってくれました。

(職員)そういう発信って大きいですよね!

未来世代へメッセージ

学生にしかできないこと学生の今しか響かないものっていっぱいあると思うんです。僕が学生でいるのも、もう少ししかない。
今活動していることもそうなんですけど、大人が話すより、僕ら(学生)が伝えた時の響き方が違うと思う。
自分の将来が大切なのはわかっているのですが、僕が就職してから行う防災の啓発活動より、学生である今の方が、確実にやりがいがあると思っています。
それがずっと僕の気持ちの中にはある。
大人に怒られるよりも、同世代の軽い言葉の方が意外と自分の中で気をつけようって思うところがある。地域でも一緒だと思います。

(職員)学生から言われることや教わることは、印象に残りやすいですよね。
私たち大人も学生の意見だからって聞き流すのではなく、しっかりと意見を受け止めないといけないっていうふうに僕は思います。

他に伝えたいことは何かありますか?

阿倍野区以外の区でもジュニアの制度が結構出来てきていると聞いたので、これから区を跨いた交流会が出来れば見えるものが変わってくると思います。
他区で活動している事を知ったら、お互いに防災の啓発活動をするモチベーションが上がると思うんです。面白いと思います。

(職員)いいですね!春休みか新年度すぐに他区のジュニアとの交流会とか開催してみたいですね。

将来、挑戦してみたいことや目標などはありますか?

自分は将来、消防士になりたいです。消防士として防災を伝える立場になれたら、僕が今まで中学生からずっと続けてきたジュニアリーダー訓練で学んだことを伝えたい。きっと僕が大人になったときに、中学生や高校生に響くはずだと思う。

そうして1人でも多く、中・高生が防災に関して興味を持ってもらえたら嬉しい。
消防士さんが伝えたことを学んだ1人から、家族や友達に伝わって広がっていく。
小さなところから徐々に大きくなっていく。防災減災について知れ渡らせたいと思っています。

(職員)わかりました。
福井希空さん、本日はインタビューにお答えいただきありがとうございました!

福井 希空さんと阿倍野区職員の集合写真

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