淀川城北ワンドに生息するイタセンパラについて
2023年3月31日
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天然記念物イタセンパラの保全活動
淀川城北ワンドでは、平成6年から国の天然記念物でもある「イタセンパラ」の稚魚の調査が行われています。
一度は絶滅が危惧され、平成25年に500匹の成魚が放流されましたが、令和5年度はイタセンパラが確認されていない状況となっています。
イタセンパラについては、寿命が一年であり繁殖や成長などの諸条件によって個体数に大きな年変動がみられることが知られております。今回イタセンパラが確認されなかった原因は、はっきりと特定出来ませんが、ブラックバスやブルーギル等の外来魚による食害、イタセンパラが産卵のために必要な二枚貝の減少などの複合的な要因が考えられます。そのため、淀川河川事務所では外来魚の影響や二枚貝の減少について、今後調査を行っていくとともに、新たなイタセンパラの導入について検討していく予定です。(引用元:国土交通省 近畿地方整備局)
旭区役所では、旭区の魚である「イタセンパラ」の生息環境や産卵環境の保全に取り組んでいる淀川水系イタセンパラ保全市民ネットワーク(イタセンネット)等と協力し、広報活動に取り組んでまいりますので、引き続き区民の皆さまのご協力をよろしくお願いします。
イタセンネットの活動については、次のホームページから確認いただけます。
令和5年度の主な取組
外来魚駆除釣り大会in淀川 2023(令和5年5月14日開催)
イタセンネット主催により、 淀川左岸河川敷・城北ワンド群一帯で「外来魚駆除釣り大会in淀川 2023」が開催されました。
地引網で捕獲した魚を観察するコーナーや、外来魚・在来魚の展示など当日は167名の方が参加されました。
受付の様子
参加者が釣りを楽しんでいる様子
魚の観察会の様子
淀川クリーンキャンペーン(令和5年9月30日開催)
大阪工業大学「城北祭実行委員会」・旭区役所主催で、淀川クリーンキャンペーンが開催されました。
学生の皆さまをはじめ、地域の小学生や区民の皆さまなど約261名の方が参加され、赤川鉄橋付近から大阪工業大学河川敷グラウンド付近まで清掃しました。
参加者による清掃の様子
淀川わんどクリーン大作戦(令和5年10月15日開催)
淀川河川事務所主催の「淀川わんどクリーン大作戦」が開催されました。
区民の皆さまや、企業、団体の方々など約146名の方が参加されました。
淀川わんどクリーン大作戦の様子
イタセンネットによる地引網の様子
この取組の様子は、公式YouTube(ユーチューブ)からもご覧いただけます。
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