SNSと上手につきあおう

不用意に個人情報をアップしたら危ないで

SNSで友人とだけコミュニケーションを取っていると、とてもプライベートな空間のように感じますが、みなさんが書きこんだ情報は、世界中から見ることができます。
不用意に個人情報を書きこむことで、勝手に個人情報を使われたり、犯罪などの事件に巻きこまれたりすることがあります。個人情報はむやみにアップせず、情報を公開する場合もそれが問題ない情報かどうかをよく考えましょう。

インターネットには信じられる情報もウソの情報もある

個人が自由な考えや意見を述べられるネットの世界では、本当かウソか分からない情報も多く存在します。SNSなどの情報の伝達が早いツールでは、デマの広がりも早く、人づてに伝わるうちに、それが真実のように語られてしまうことがあります。
その情報が真実かどうかを見極めるには、情報の発信元を確認することが大切です。調べ学習においても、専門家ではない個人が書いている記事は参考程度にとどめ、信頼(しんらい)のおける機関が発表している情報を得るようにしましょう。

情報を正しく伝えることも正しく受け取ることも難しいんやで

SNS上のちょっとした行きちがいから、ケンカになってしまうことがあります。
直接会って話していても、すれちがうことはありますが、相手の表情や声など、話している内容以外の情報も得られるので、相手が今どんな気持ちかを思いやることができます。
だからこそ、SNSなどの限られた情報のやり取りでは、誤解が生じやすくなります。おたがいの状況(じょうきょう)が分からないということを理解した上で、やり取りを行いましょう。また、大切な内容は直接伝えましょう。

常識のない発言はやめときや

友達とケンカをしてむしゃくしゃすることがあると思いますが、非常識な内容をSNSで発信すると炎上(えんじょう)が起こり、例え匿名(とくめい)のアカウントを用いていても、個人が特定される可能性があります。炎上してしまうと、アカウントを削除(さくじょ)しても拡散は止まらず、友情をこわしかねません。
一度書きこんだ情報は消せないものと考えましょう。書きこむ内容についても、日常のコミュニケーションを基準にしましょう。自分がされてイヤなことは他の人にもしてはいけません。

SNSでの人付き合いも、日常のコミュニケーションと同じ

SNSは遠い場所にいる人とも簡単にコミュニケーションを取ることができるとても便利な道具です。友人はもとより、うまく活用することで、ビジネスや地域のつながりを強化するなど、将来のあなたの可能性を広げる助けとなってくれるかもしれません。

SNSでの人付き合いも、日常のコミュニケーションと同じと考え、マナーや思いやりを持ちましょう。