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大今里のクジラの骨(おおいまざとのくじらのほね)

2018年5月21日

ページ番号:296

実は半世紀ぶりの大発見!?東成区で見つかったクジラの化石

 昭和41年(1966年)、東成区の地下鉄今里駅周辺の工事中に、地下14メートルの深さから、クジラの骨が発見されました。およそ6000年ほど前の大阪湾は大阪平野に大きく入込んでおり、東成区の大半は入江になっていました。今でも大阪平野の所々で海の証拠となる貝の化石などが発見されています。

 およそ半世紀前に東成区で発見され、現在は大阪市立自然史博物館に展示されているクジラの化石は、昭和51年(1976年)に鯨類研究所の大村秀雄博士(故人)によって、「ミンククジラである」と論文で発表されました。しかし平成29年、大阪市立自然史博物館の学芸員らがこのクジラの化石について再調査を行ったところ、「ミンククジラ」よりも稀な種である「カツオクジラ」の化石であることが明らかになりました。「カツオクジラ」の化石としては世界で初めての発見であり、この調査の研究論文は米英の古生物学の学術誌でも発表されました。国際誌で研究成果が公開されたことで、将来世界で行われていく自然史研究に東成区で発見されたクジラの化石が組み込まれていくかもしれません。

 クジラの化石の写真や調査研究の詳細については市立自然史博物館の発表別ウィンドウで開くをご覧ください。


カツオクジラ(中央の赤いボードに乗っている標本)
画像提供:大阪市立自然史博物館

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