十八年洪水 酉歳紀念碑
2022年11月7日
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十八年洪水 酉歳紀念碑(大阪市顕彰史跡第239号、国土地理院「自然災害伝承碑」)
この災害伝承碑は、明治18年6月から7月にかけて発生した淀川堤防の破堤による大水害について記されており、令和2年2月、深江南3丁目の旧幸田邸土蔵内で発見されました。
この水害により、現在の枚方市・寝屋川市を中心に大阪市に至る広範囲にわたり被害をもたらし、大阪府全体で約7万1千戸が浸水したと別資料(注)では記録されています。
この石碑には「6月30日に濁流が押し寄せたこと」や「8尺7寸(約2.6m)の高さまで浸水したこと」等、当時の深江村も被害に見舞われたことや、普段の仕事を失った村民が堤防の復旧工事に従事したといった被害に見舞われた後の様子が記されています。
この水害から30年が経った大正3年、ようやく水害が発生する前の水準まで復興がなされたとして、幸田元三郎氏がその被害状況や避難の様子、対応などを振り返り、教訓として後世に伝えるためにこの石碑を作成しました。
現在、この石碑は深江郷土資料館の敷地内に移設されています。
近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。
場所
(注)
関西広域連合. 「琵琶湖・淀川水系水害の歴史、流域の変遷、取組の経緯」. 平成26年版, 2014.
https://www.kouiki-kansai.jp/material/files/group/3/1412054647.pdf , (参照 2022-08-23)
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