私たちのSDGs～04チャリティショップめぐりもの

2020年5月1日

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地球規模の環境問題や社会課題の解決も、まずは一人ひとりの小さな実践の積み重ねから。毎月、区内の様々な活動をお伝えします。

使い捨て社会を変え　NPO支援につなげる

　天神橋筋六丁目駅から徒歩5分ほどの「めぐりもの」は、不要になった服や雑貨を寄付してもらい、販売した利益をNPO法人に寄付するチャリティショップです。寄付しても、商品を買っても、運営に参加してもすべてチャリティ。「モノを活かし、お金をつくり、人のために役立てる。この三角形を回したい」と代表の大野通子さん。

　広告付き無料ポストカードを企画制作する会社を経営するかたわら、2016年に店を開きました。利益は子どもシェルターを運営するNPO「子どもセンターぬっく」に寄付、里親家庭を支援するNPO「キーアセット」のPRにも協力しています。

　大野さんは姉の暮らすイギリスを訪れた時、NPOが活動資金づくりに運営するチャリティショップを街角でよく見かけました。「イギリス人はモノを捨てずに上手に使い回す。それで経済が回る。一方、日本ではモノを捨てて新たに買わないと経済が回らない」

　その流れを変えるのが大野さんの願い。開店から5年目、「活動への理解が深まり、いいお品が集まるようになったので、もっと沢山の方に来店いただきたいです。運営のボランティアさんも必要です」と話します。材料を持ち帰って販売用の布製マスクを作ってくれる人、口コミやSNSで店をPRしてくれる人など様々な形で応援の輪が広がっています。

　大野さんは日本各地のチャリティショップの見学も重ね、「様々な人の力をうまく組み合わせれば持続できる形が見えてくるはず」とチャレンジを続けています。