私たちのSDGs~08北朗(ほくろう)バラの会
2024年6月7日
ページ番号:512301

北区広報紙わがまち北区9月号(令和2年)掲載

地球規模の環境問題や社会課題の解決も、まずは一人ひとりの小さな実践の積み重ねから。毎月、区内の様々な活動をお伝えします。

耳に届ける声の「花束」 聴きやすく、正確に
北区社会福祉協議会主催の「音訳ボランティア養成講座」の修了生が集まり、1994年に発足した音訳ボランティアグループです。毎月、会員が雑誌や新聞から持ち寄った記事を録音した情報CD『声のお便り 花束』を製作。「わがまち北区」や「北区社協だより」、国政選挙の選挙公報の音訳も手がけます。
「音訳で重要なのは、情報を聴きやすく、正しく伝えること。文字をそのまま音にします」と、会長の淺田美惠子さん。朗読は感情表現を込めることもありますが、音訳は内容に色付けをしません。
でも、意味がスムーズに伝わるように、息継ぎのタイミングなど細かい工夫を重ねます。何よりも音訳する文章の意味をしっかり理解していることが大切なので、録音に臨む前に調べ物など念入りな準備が欠かせません。目で読んだ時の雰囲気を耳でも感じてもらうことをめざしています。
現在、会員は16人。うち3人が男性です。音訳する人、録音する人、原文と照合して読み間違いなどをチェックする人に加え、目を閉じて耳を傾ける「声の校閲係」もいます。録音は標準語で行いますが、会員のほとんどは大阪人。イントネーションの修正には少々、苦労するそうです。
『声のお便り 花束』は、現在、北海道から沖縄までの約50人に届けています。「視覚に障がいのある方だけでなく、ほかの障がいで文字を読むのが辛い方にもリスナーを広げたい」と淺田さん。一緒に音訳をする仲間も募集しています。

会長の淺田美惠子さん


SDGsゴール3:すべての人に健康と福祉を

あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する

SDGsチャレンジ
耳からの情報と目からの情報を比べ、それぞれの特性を感じてみよう

SDGsとは
国連サミットで採択された17の「持続可能な開発目標」

SDGs関連情報
注)本記事に関する内容は、北区広報紙わがまち北区への掲載時点のものです。現時点での詳細につきましては、掲載団体等に直接お問い合わせください。
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〒530-8401 大阪市北区扇町2丁目1番27号(北区役所4階42番窓口)
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ファックス:06-6362-3821