私たちのSDGs～10 キッズスマイルブック

2020年11月1日

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地球規模の環境問題や社会課題の解決も、まずは一人ひとりの小さな実践の積み重ねから。毎月、区内の様々な活動をお伝えします。

絵本の楽しさ伝える子どもの力に驚く

　小・中学生が主体の読書ボランティアグループです。市立北図書館を拠点に、毎月第3土曜日の「えほんのじかん」で幼児に絵本の読み聞かせをしています。

　結成のきっかけは、北図書館が豊崎本庄小学校で開いた子ども向けの読み聞かせ講座。「もっと読み聞かせをやってみたい」という子どもたちの声に応え、同小で読書ボランティアとして活動していた南埜（なんの）育子さんを代表に、2015年から活動をスタートしました。中央図書館や北区子ども・子育てプラザ、クレオ大阪子育て館などの応援も得て、現在はメンバー19人に。1期生は高校生になりました。

　大人は読み聞かせの場をつくり、一緒に練習しますが、読む本を決めるのも本番の進行もすべて子どもに任せます。子どもが子どもに読み聞かせなんてできるの？と疑問の声もあったそうですが、「子どもは何の作為もなく子どもの心をつかんでしまう。子どもの力に驚きます」と南埜さんは目を細めます。異なる年齢層の子どもたちの交流の場にもなっています。

　新型コロナウイルス感染症拡大防止で半年ほど活動を休止していましたが、9月に再開。北図書館で小5の4人が親子7組を前に読み聞かせをしました。初めての子も2人いましたが、全員が「緊張したけれど楽しかった！」。

　子どもに「絵を読んで言葉を感じる」喜びを知ってもらうことが目的ですが、「幼い子に伝える経験が自信となり、いつの間にかリーダーシップも身につける」そうです。

　次回の予定：12月19日（土曜日）11時〜北図書館（本庄東3-8-2）

　※無料、要申込（定員：親子8組）