私たちのSDGs~14 Minori-O(ミノリオ)
2024年6月7日
ページ番号:531847
北区広報紙わがまち北区4月号(令和3年)掲載
地球規模の環境問題や社会課題の解決も、まずは一人ひとりの小さな実践の積み重ねから。毎月、区内の様々な活動をお伝えします。
安く、おいしく食べて フードロスをなくそう
味にも安全性にも問題はないのに捨てられてしまう食品が、日本では年間162万トンにも達しています(農林水産省の平成29年の推計)。大きさが不揃いだったり、出荷が一時期に集中して倉庫からあふれてしまったり、事情は様々。Minori-Oは、そんな食品を野菜・果物を中心に低価格で販売、フードロスを減らすことをめざしています。
代表の加原裕士さんは福島県いわき市で水産加工業を営んでいましたが、東日本大震災で被災。「食文化の本場で新しい仕事を始めたい」と、大阪に移り住んで5年になります。「まったくのよそ者でしたから、最初は市場でも相手にしてもらえなかった」と振り返ります。こつこつと信頼関係を育てて仕入れルートを築き、2017年にMinori-Oをスタートしました。
天神橋8丁目の事務所倉庫スペースに常設の売り場があり、天王寺MIOでも毎週月曜日にマルシェを開催しています。どんな食品が並ぶかはその日の入荷状況次第。コロナ禍で行き場を失った飲食店や給食向けなどの食材も扱います。フードロス問題にもっと関心を持って欲しいと、張り紙やチラシでもアピールします。
「売るものは十分に供給できるので、あとは売る人と売場が増えれば」と加原さん。「野菜はコミュニティづくりのいいツールにもなるので、地域の人々が集会所などで定期的にマルシェを開き、利益は地域活動の費用にする。そんなモデルが広がるといいな、と考えています」
代表の加原裕士さん
Minori-Oの販売コーナー
問合せ先
Minori-O(天神橋8-7-1) 10時30分~17時(月曜日休み)
SDGsゴール12:つくる責任 つかう責任
持続可能な消費生産形態を確保する
SDGsチャレンジ
天下の台所・大阪だからこそ、食品の無駄をなくそう
SDGsとは
国連サミットで採択された17の「持続可能な開発目標」
SDGs関連情報
注)本記事に関する内容は、北区広報紙わがまち北区への掲載時点のものです。現時点での詳細につきましては、掲載団体等に直接お問い合わせください。
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