私たちのSDGs~21 NPO法人JHD&C(ジャーダック)
2021年12月1日
ページ番号:549520

北区広報紙わがまち北区12月号(令和3年)掲載

地球規模の環境問題や社会課題の解決も、まずは一人ひとりの小さな実践の積み重ねから。毎月、区内の様々な活動をお伝えします。

髪の寄付受けウィッグに 悩む子どもに無償で提供
JHD&C(ジャーダック)は、Japan Hair Donation & Charityの略称。医療用ウィッグのために自らの髪の毛を寄付するボランティア活動が「ヘアドネーション」です。ジャーダックは寄付毛を集めてウィッグを製作し、頭髪に悩みを持つ18歳以下の子どもに無償で提供しています。これまでに500を超えるウィッグを提供、待機中のレシピエント(ウィッグを受け取る子ども)が約300人います。
代表の渡辺貴一さんは美容師。「仕事を活かして社会に恩返しを」と、2009年にこの活動を始めました。
ウィッグ一つに約50人分の髪を使います。長さは最低31センチ必要で、伸ばすのにほぼ2年かかりますが、ドナー(髪を提供する人)は年間約10万人。2015年に俳優の柴咲コウさんが寄付、写真をSNSに上げてから急速に増えたそうです。夏休み期間は寄付の半数が子どもからです。株式会社アデランスなど企業の協力も広がり、賛同ヘアサロンも2,000を超えました。
コロナ禍で一時は活動を停止しましたが、対面せずに郵送物でウィッグのサイズなどを決められる方式を開発、2020年秋から製作を再開しました。
渡辺さんは20歳代の頃ニューヨークで修業、米国の豊かなチャリティ文化を知りました。「ボランティアが生活に根付き、支援する側とされる側が対等なんです」
ヘアドネーションを入り口に、日本の社会にも成熟した助け合いの文化をみんなで育てたいと願っています。
代表の渡辺貴一さん
JHD&Cが提供する医療用ウィッグ

詳細
詳細はNPO法人JHD&Cのホームページをご覧ください。

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注)本記事に関する内容は、北区広報紙わがまち北区への掲載時点のものです。現時点での詳細につきましては、掲載団体等に直接お問い合わせください。
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