私たちのSDGs~28 HOGOKEN CAFE®天神橋店
2024年6月7日
ページ番号:573164

北区広報紙わがまち北区8月号(令和4年)掲載

地球規模の環境問題や社会課題の解決も、まずは一人ひとりの小さな実践の積み重ねから。毎月、区内の様々な活動をお伝えします。

犬と里親が出会う場 幸せな共生めざして
ドアを開けると小さな犬たちが駆け寄って出迎えてくれます。里親募集中の保護犬です。犬や猫の殺処分ゼロをめざすNPO法人Lovefive(東成区)から預かっています。2021年はこのカフェから約200頭が里親に引き取られました。1杯660円のドリンクをオーダーして、犬たちと遊ぶだけの利用も歓迎です。
オーナーの藤田哲也さんはかつて生花店を営んでいましたが、ドッグカフェへの転業を思い立ち、犬について様々な勉強を重ねました。Lovefiveのボランティアも経験し、「保護犬譲渡会を毎日できるカフェ」を思いつき、2013年にオープンしました。譲渡会は野外が多く、天候に左右されがち。犬の個性を知る時間も十分には取れないと感じたからです。
カフェの収益で運営費を賄う形ができ、「HOGOKEN CAFE®」の仲間はLovefiveの直営店等8店舗に増えました。
犬は最大15頭まで、別室に保護猫もいます。犬の大半は人間でいえば30代以降、飼い主が飼えなくなったり、繁殖の役割を終えたりした「リタイア犬」です。藤田さんは「穏やかな後半生を」と願い、飼育不能になった場合の引取り先登録等を譲渡の条件にしています。「ペットは家族。飼い主が最後まで見届けることが、殺処分ゼロへの第一歩です」
「日々、変わっていく犬たちの表情を伝えたい」と、毎日のようにSNSで写真や動画を発信します。窓ガラスには巣立った「卒業犬・猫」の写真がびっしり貼られ、「卒業犬」が里親と一緒に遊びに来ることも。常設の強みを活かしてつながりを大切に、人と犬の幸せな共生をめざします。

オーナーの藤田哲也さん

ボランティアの手作りカバーをかけたソファは、犬も人もくつろげる場です

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SDGsゴール3:すべての人に健康と福祉を

あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する

SDGsチャレンジ
ペットにも人間と同じように健康で幸せな環境をつくろう

SDGsとは
国連サミットで採択された17の「持続可能な開発目標」

SDGs関連情報
注)本記事に関する内容は、北区広報紙わがまち北区への掲載時点のものです。現時点での詳細につきましては、掲載団体等に直接お問い合わせください。
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