私たちのSDGs~29 認定NPO法人日本クリニクラウン協会
2024年6月7日
ページ番号:580170
北区広報紙わがまち北区10月号(令和4年)掲載
地球規模の環境問題や社会課題の解決も、まずは一人ひとりの小さな実践の積み重ねから。毎月、区内の様々な活動をお伝えします。
道化師が病院の子ども訪問 遊びを通じ成長をサポート
クリニクラウンとは、入院中の子どもたちを定期的に訪問、遊びを通じて心の成長をサポートするボランティアです。赤い鼻がトレードマーク。「臨床道化師」とも呼ばれます。
日本で始まったきっかけは、2004年にオランダから文化交流で来日したクリニクラウンでした。言葉が通じないのに初対面の子どもたちとすぐに仲良くなり、病院のスタッフや家族にも笑顔が広がりました。その効果に驚いた人々が「日本でも」と、2005年にNPOを立ち上げ、クラウンの養成や病院への派遣を始めました。
合言葉は「すべてのこどもにこども時間を」。クラウンとしての現場経験も豊富な事務局長の熊谷恵利子さんは「笑ったり、拗ねたり、泣きべそをかいたり、様々な感情を素直に出せる時間は、子どもの成長に欠かせません」と話します。
子どもとの関わり方や衛生管理、子どもの人権などを約1年の研修で幅広く学び、協会の認定試験に合格した33名がクリニクラウンとして活動しています。顔ぶれはパフォーマー、医療関係者、社会人など多彩です。2021年度までの16年間で、全国各地の83病院を3,523回訪問、出会った子どもは延べ110,387人にもなりました。
コロナ禍で病院を訪問できなくなった2020年にweb訪問事業を立ち上げました。オンラインの利点を活かし、無菌室の子どもや、自宅療養中の子どもにも交流を広げました。22年度から一部の病院への訪問も再開しています。
「子どもにとって、遊ぶことはイコール生きること」と熊谷さん。クリニクラウンは、子どもの生きる権利を守る活動でもあります。
事務局長の熊谷恵利子さん
この日はパソコンの画面越しに、千葉の子ども病院を訪問しました
詳細
認定NPO法人日本クリニクラウン協会
末広町3-11 天しもビル3B
電話 06-4792-8716(月曜日〜金曜日)
FAX 06-4792-8746
ホームページ https://www.cliniclowns.jp
SDGsゴール4:質の高い教育をみんなに
すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する
SDGsチャレンジ
遊びは学び。子どもと一緒にたくさん遊ぼう。
SDGsとは
国連サミットで採択された17の「持続可能な開発目標」
SDGs関連情報
注)本記事に関する内容は、北区広報紙わがまち北区への掲載時点のものです。現時点での詳細につきましては、掲載団体等に直接お問い合わせください。
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