私たちのSDGs～30　中津万博

2022年11月1日

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地球規模の環境問題や社会課題の解決も、まずは一人ひとりの小さな実践の積み重ねから。今回から、持続可能な開発目標（SDGs）達成への貢献をめざす大阪・関西万博に向けて、みんなで取り組む「TEAM EXPO 2025」プログラム／共創チャレンジもご紹介します。

新たな人のつながりを育て　まちの未来を一緒につくる

　中津万博は「万人の博覧会」。多様な人が参加できる形のイベントを通じ、中津の未来をつくる仲間を増やすことが目標です。

　コロナ禍で楽しめる場が激減した子どものために何かやりたいという思いが出発点でした。地域活動協議会や企業で実行委員会を結成、5月29日に第0回を中津中央公園と中津福祉会館で開きました。キッチンカー、ゲームなどの屋台や、焚き火体験などのワークショップがあり、約1,000人が集まりました。が、実行委員会広報の山田摩利子さんは「従来型のイベントは運営の負担が大きいこともあり、担い手が広がらないという課題が見えてきました」と振り返ります。

　そこで、11月20日（日）に中津中央公園で開催する第1回は「人もまちも広がる」をテーマに、新しいスタイルを打ち出しました。店舗やビルなどでのイベントでも、20日以外の開催でも参加可能。中津StepHALLでの音楽イベントや、新たな価値の創造を志す店舗や事務所が集まるUPCYCLE中津荘でのアートイベントなども参加予定です。

　子どもの参加も大歓迎。中津小学校6年生の国語の授業「町の幸福論」で、子どもたちとまちを歩き、地域活動や中津万博について一緒に考える機会もつくりました。

　「中津万博という冠の下で、地域でいろいろなことが起きている。そんな形がSDGs的なイベントではないでしょうか」と山田さん。誰もが参加できる万博をめざします。