私たちのSDGs~33 SAORI豊崎長屋
2024年6月7日
ページ番号:590928


北区広報紙わがまち北区2月号(令和5年)掲載
地球規模の環境問題や社会課題の解決も、まずは一人ひとりの小さな実践の積み重ねから。毎月、区内の様々な活動をお伝えします。

みんなが違う楽しさを 自由な手織りで伝える
豊崎地域に残る明治時代の長屋を改装した「さをり織り」の体験工房です。長屋の小さな空間に織り機を並べ、みんながそれぞれの手織りを楽しめます。
「さをり織り」は1968年に大阪で城みさをさん(1913〜2018)が考案した自由な手織り。「差異を織る」が名前の由来で、織り手の個性を大切にします。年代や経験を問わず誰もが楽しめ、出来上がる作品の面白さも注目されて海外へも広がりました。障がい者の仕事や社会参加にもつながっています。この工房もNPO法人さをりひろば(都島区)が運営する就労継続支援B型作業所の一部です。
木の温もりが気持ちのいい工房には色とりどりの糸があふれ、裏庭からの光も差し込みます。障がい者がスタッフとして働き、初心者には丁寧に織り方を手ほどきしてくれます。「基本だけは伝えますが、あとはできるだけ教えません」とマネージャーの金野哲哉さん。「のびのびと好きなように織ることが『さをり織り』の魅力ですから」
半端な糸も「お宝糸」と呼んで作品に活かし、間違いも失敗も個性として愛でる。多様性の尊重が「さをり織り」の特色です。学校や商業施設などで出前教室も開いており、金野さんは「子どもたちには創作の楽しさと、みんなが違っていていいんだ、という『さをり織り』の世界観を伝えたい」と話します。
初めてでもマフラー程度の大きさなら数時間で完成できるそうです。体験料1,000円(税別)、ほかに材料費がマフラーで2,000円程度。申込方法など詳細は工房のホームページで。

マネージャーの金野哲哉さん

好きな糸を選んで世界に一つだけの布を織ります

詳細

SDGsゴール10:人や国の不平等をなくそう

国内及び各国家間の不平等を是正する

SDGsチャレンジ
わくわくできることを大切にしよう

SDGsとは
国連サミットで採択された17の「持続可能な開発目標」

SDGs関連情報
注)本記事に関する内容は、北区広報紙わがまち北区への掲載時点のものです。現時点での詳細につきましては、掲載団体等に直接お問い合わせください。
探している情報が見つからない

このページの作成者・問合せ先
大阪市北区役所 政策推進課広聴広報・企画調整担当
〒530-8401 大阪市北区扇町2丁目1番27号(北区役所4階42番窓口)
電話:06-6313-9683
ファックス:06-6362-3821