私たちのSDGs~40 エコプレッソ
2024年6月7日
ページ番号:606558
北区広報紙わがまち北区9月号(令和5年)掲載
地球規模の環境問題や社会課題の解決も、まずは一人ひとりの小さな実践の積み重ねから。毎月、区内の様々な活動をお伝えします。
美味しく、楽しく、食べられる器で地球環境に貢献
クッキー生地で作られたエスプレッソ用のカップです。熱いエスプレッソを注ぐと、内側にコーティングされている砂糖が溶けて甘くなります。全て食べられてごみの出ないエコなカップは、夫婦二人で立ち上げたテンセンス株式会社が運営する「R・J CAFE」(天満3)で提供しているほか、イベント出店や企業コラボなどを行いながら、環境保護への意識を広めています。
「洗えば何回も使えるカップの方がエコなのでは、という考え方もありますが、水が不足している国もあるし、洗うと水が汚れるという考え方もある。エコプレッソが、環境に優しいってどういうこと?と考えるきっかけになってくれたら」と代表取締役の林さん。プラスチックカップで提供されることもあるエスプレッソ。世界中で海洋ごみが問題視される中、「海を守るためにもエコプレッソ」という提案です。
老後は夫婦でジャズを聞きながらコーヒー店をやりたいと2012年、カフェをオープン。遊び気分で思い付いたエコプレッソが「面白い」「カワイイ」と、SNSで広がり大人気に。2019年、アメリカへプロモーションに行った際、エコロジカルな部分が評価されます。紙ストローを使うなどのSDGsが気軽に、お洒落に行われているのを見て帰国後即、実践へ。規格外の野菜を近所の八百屋さんで安く分けてもらいランチで無料の味噌汁として提供したり、コーヒーかすをコンポストで発酵させ肥料にしたり。エコプレッソ基金を設立し、プラスチックフリーの活動を行う団体への寄付もしています。
より多くの人に食べてもらいたいとグルテンフリーのカップや、誰でも簡単にエコプレッソを作ることができる金型の「エコプレッソベーカー」も商品化しました。エコプレッソがより身近になることで、楽しく、お洒落なSDGsが日本にも根付いてほしいと願っています。
代表取締役の林真智子さん
クッキー生地のエコプレッソ
SDGsゴール14:海の豊かさを守ろう
持続可能な開発のために、海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する
SDGsチャレンジ
気軽に、楽しく。
まずは自分で地球にいいこと、やってみよう。
SDGsとは
国連サミットで採択された17の「持続可能な開発目標」
SDGs関連情報
注)本記事に関する内容は、北区広報紙わがまち北区への掲載時点のものです。現時点での詳細につきましては、掲載団体等に直接お問い合わせください。
探している情報が見つからない
このページの作成者・問合せ先
大阪市北区役所 政策推進課広聴広報・企画調整担当
〒530-8401 大阪市北区扇町2丁目1番27号(北区役所4階42番窓口)
電話:06-6313-9683
ファックス:06-6362-3821