私たちのSDGs~45 WAKKA(ワッカ)
2024年6月7日
ページ番号:618021

北区広報紙わがまち北区2月号(令和6年)掲載

地球規模の環境問題や社会課題の解決も、まずは一人ひとりの小さな実践の積み重ねから。毎月、区内の様々な活動をお伝えします。

食材の量り売りを通してごみを減らし会話を増やしたい
パッケージされた商品を次々と買い物かごに入れ、セルフレジで精算。誰とも話さないまま、家にトレイやラップのごみがたまる。量り売り食材店「WAKKA」(中津3)店長のジャズーリ陽子さんは「そんなスタイルから、ちょっと視点を変えてもらう場になれば」と話します。
夫とモロッコ料理店を営むジャズーリさんがWAKKAを始めたのは2022年8月。子どもたちの将来を考えてのことでした。温暖化による洪水や山火事の多発、農業や漁業に現れる異変。「このままの消費生活を次の世代が続けられるわけがない。自分の手の届くところから変えていきたいと思ったのです」
店には豆類やパスタ、大豆ミート、スパイスなど約40種類のオーガニック食材の瓶が並び、夫が現地で買い付けたモロッコ雑貨が彩りを添えます。希少なアルガンオイルもおすすめの一つ。客は瓶などの容器を持参し、スタッフと相談しながら欲しい物を必要な量だけ購入します。ごみを減らすと同時にフードロスを減らし、会話が生まれます。
開店からもうすぐ1年半。「量り売りって浸透しにくい」と感じる日々です。買い物は1か所で済まないし、食材を入れた瓶を置く場所も必要。「ライフスタイルを変えなきゃいけないから、時間がかかるんですね」
2か月に1回、大学時代の恩師を招いて人権講座を開いています。「私たちは、気付かないうちに自分の権利を明け渡してしまっている」とジャズーリさん。健康に生きる権利、子どもたちが地球の資源を享受する権利…。それは、店名の由来でもある「輪っか」のように、量り売りの取組につながっています。

店長のジャズーリ陽子さん

食材の瓶を並べる机や棚にも廃材を利用

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