私たちのSDGs~51 NPO法人梅田ミツバチプロジェクト
2024年9月1日
ページ番号:634028
北区広報紙わがまち北区9月号(令和6年)掲載
地球規模の環境問題や社会課題の解決も、まずは一人ひとりの小さな実践の積み重ねから。毎月、区内の様々な活動をお伝えします。
ミツバチと地球環境を考えよう
梅田茶屋町のヤンマー本社ビル12階にある茶屋町養蜂場。360度ガラスで囲まれた中庭には巣箱が設置され、多くのミツバチが飛び回ります。
「多い時期では20万匹以上が暮らします。一匹のミツバチが一生に運ぶ蜜は3グラムほどですが、ここでは年間300~ 400キロのハチミツが採取できます。この都会にもそれだけ蜜源になる自然があるということですね」とNPO法人梅田ミツバチプロジェクト代表の小丸和弘さんは話します。
ビルの屋上や公園などでミツバチを飼う都市養蜂を茶屋町地域の有志でスタートしたのが15年前。ヤンマー株式会社など地元企業が支援しています。また、かつて一面が菜の花畑だったといわれる茶屋町では、地域の皆さんが菜の花を育てるプロジェクトに取り組んでいます。「ここのミツバチは春、菜の花の蜜を多く集めてくるんですよ」
ミツバチは屋上や公園だけでなく家庭の庭やベランダにも訪れ、季節の花の蜜を集めます。しかし、「ここ10年で集めてくる花蜜の時期が年々変ってきており地球温暖化を実感します」と小丸さん。ミツバチがいなくなると、受粉ができなくなり世界の主要農作物100種類のうち70%以上が無くなるとも言われています。
小丸さんらはミツバチの生態を通して地域の緑を守る大切さに気付き自然環境への関心を高めてもらいたいと、課外授業の受け入れや出張授業にも力を入れています。ミツバチを知ることで地球環境を考えてみませんか?
代表の小丸和弘さん
課外授業の様子。
室内から見学するので安心してミツバチを観察できる。
詳細
SDGsゴール15:陸の豊かさも守ろう
陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処ならびに土地の劣化の阻止、回復及び生物多様性の損失を阻止する
SDGsチャレンジ
まずは実のなる植物を植えてみよう
SDGsとは
国連サミットで採択された17の「持続可能な開発目標」
SDGs関連情報
注)本記事に関する内容は、北区広報紙わがまち北区への掲載時点のものです。現時点での詳細につきましては、掲載団体等に直接お問い合わせください。
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