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私たちのSDGs~58 ジパングカリーカフェ

2025年6月1日

ページ番号:654164

北区広報紙わがまち北区6月号(令和7年)掲載

SDGsロゴ

地球規模の環境問題や社会課題の解決も、まずは一人ひとりの小さな実践の積み重ねから。毎月、区内の様々な活動をお伝えします。

規格外米使う箔米(はくまい)カレー 米の価値知るきっかけに

 若者たちでにぎわう中崎町の路地の奥。「ジパングカリーカフェ」の名物メニューのひとつが「箔米カレー」です。割れ米、未熟米など流通に乗らない米を米粉(箔米粉)にし、小麦粉代わりに使っています。カフェを運営する株式会社ジパングフードリレーションズ代表取締役社長の安藤育敏さんは「食べられなかった米に新たな価値(箔)を付けるアップサイクルです」と命名について語ります。
 取組の始まりは2021年。コロナ禍で緊急事態宣言などが繰り返され外出する人が激減し、大量のご飯が店に残ります。「何かに使えないか」と試行錯誤の末、炊飯米から作るビールを開発(生産終了)。クラウドファンディングで販売する中で出会った農家から、「異常気象の影響で規格外の米が年々増え、家畜の飼料などとしてたたき売りされていく」と相談を受け、更なる課題が見えてきました。
 流通に一石を投じようと、規格外の米を買い取り、業者に粉砕を依頼して箔米粉にする仕組みを実現。小麦アレルギーや環境問題への関心の高まりを背景に、菓子の材料、揚げ物の衣など、卸先での用途は少しずつ広がっています。
 一方、昨年来の米不足で規格外米が流通に乗り始め、原料が品薄の状態に。「課題解決が目的なので、それはそれでいい。でも、米が安くなったら元に戻ってしまうでしょう。農家の仕事は何も変わらないのに」と安藤さん。「箔米カレーが、そんな問題に気付くきっかけになればうれしいですね」

代表の安藤育敏さんがSDGsの12番のボードを持っている写真

代表の安藤育敏さん

箔米カレーの写真

箔米カレーは、昆布とカツオの和風だし。レトルトも販売している

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注)本記事に関する内容は、北区広報紙わがまち北区への掲載時点のものです。現時点での詳細につきましては、掲載団体等に直接お問い合わせください。

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