私たちのSDGs~62 大阪グリーンマーケット
2025年11月1日
ページ番号:663911
北区広報紙わがまち北区11月号(令和7年)掲載

地球規模の環境問題や社会課題の解決も、まずは一人ひとりの小さな実践の積み重ねから。毎月、区内の様々な活動をお伝えします。
都会と農をつなぎ 公園を集いの場に
毎月第1・第3土曜の扇町公園には、農家が自ら販売する季節の野菜や果物、丁寧に手作りされた加工品や菓子など様々な店のテントと、こだわりのキッチンカーが並びます。「小さな里芋は素揚げにしたらいいよ」「この前買ったクッキー、めちゃおいしかった!」…テントの前で、そんなやりとりが交わされます。
大阪グリーンマーケット実行委員会の中川美陽子さんは「大阪近郊の農家や加工業者に、自分の手で消費者に商品を届ける場を提供しています。買う人には、作り手の方々と直接話しながら、いつもとちょっと違う商品を味わってもらい、食卓が豊かになれば」と話します。
出店者同士のつながりから、新しい商品が生まれることもあります。農家と福祉施設が組んでドライフルーツを作ったり、米を売っていた農家が米粉も取り扱うようになり、最終的には米粉で作った麺や菓子を置くようになったり。中川さんは、そのコーディネーター役も務めます。「生産者の刺激になるし、お気に入りの店に新商品が出れば、買う人もうれしいでしょ」
扇町公園からの依頼でスタートして約2年。これまで数多くのマルシェを手掛けてきた中川さんは、まちなかの公園ならではの難しさも感じています。「公園で遊ぶ人・憩う人よりも、通過していく人が多いように思います」。地域の人たちにもっと親しんでもらおうと、試食を増やすなどの工夫を重ね、この秋からは出店者の「北区枠」も設けました。ワークショップの開催や、演奏・パフォーマンス披露の場としての利用も歓迎です。「農産物のマルシェが出発点ではありますが、公園が集いの場になって、地域の人に喜んでもらえればいいですね」

実行委員会の中川美陽子さん

テントの前でパフォーマンスが始まり、子どもたちも参加
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