私たちのSDGs～63　リユース＆チャリティショップRui＋（ルイタス）

地球規模の環境問題や社会課題の解決も、まずは一人ひとりの小さな実践の積み重ねから。毎月、区内の様々な活動をお伝えします。

　無償で譲ってもらった寄付品を求めやすい価格で販売し、そこから必要経費を差し引いた収益を、地域福祉など各種団体への支援金として寄付する活動を行っています。代表の青野窓香さんはチャリティショップで4年間働いた後、2023年6月にクラウドファンディングを活用し、Rui+（天神橋4）をオープンしました。「必要経費には私の人件費は含まれていなくて、生活費は別の仕事で賄っています。1,000円しか寄付できない月もありますが、私一人でショップを切り盛りすることで何とか運営しています」
　取り扱う品物は衣料品・靴・かばん・アクセサリー・食器・本や絵本・雑貨など。寄付品を受け取る時も支援金を寄付する時も「ありがとう」と言ってもらえるなど、誰かの役に立っていると実感できることが活動を支える原動力です。不用になったモノが、新しい価値を持って必要とする人の元へ届く瞬間に立ち会えるのが一番うれしいと話します。「自分の子どもが赤ちゃんの時に着ていた洋服を違う子どもが着てくれた時は、この服がまた、別の子どもと新しい思い出をつくっていくんだなと思い、感動して涙が出そうになりました。モノの命が続いていく喜びを、多くの人に共有してもらいたいですね」
　目標は店舗数を増やして、誰もが参加できる小さな社会貢献活動・チャリティショップの存在を多くの人に知ってもらうこと。そのためにフリーマーケットに出店するなど、Rui+を知ってもらう機会をもっと増やしたいと考えています。

持続可能な消費生産形態を確保する

モノを捨てずに循環させよう

国連サミットで採択された17の「持続可能な開発目標」

注）本記事に関する内容は、北区広報紙わがまち北区への掲載時点のものです。現時点での詳細につきましては、掲載団体等に直接お問い合わせください。