平成17年9月11日執行　衆議院議員選挙における年齢別投票行動調査の結果について

　大阪市選挙管理委員会では、平成17年9月11日に執行された衆議院小選挙区選出議員選挙の年齢別投票行動の追跡調査を、本市有権者の約5％を対象として実施しました。

　このほど、この調査の集計結果がまとまりましたので、その概要についてお知らせします。

衆議院小選挙区選出議員選挙

　今回の衆議院議員総選挙は、郵政民営化の是非を中心の争点とし、政権選択を問う選挙であったが、著名候補の擁立が相次いだこともあり、有権者の注目を大いに集める選挙となった。そのため投票率も前回と比較すると高くなるのではないかというのが大方の予想するところであった。結果として、大阪市の投票率は前回選挙執行時（平成15年）と比べ、9.36ポイント上回る63.94％となった。

　これは平成になってから行われた6回の衆議院議員総選挙のうち、大阪市においては最も高い投票率である。

　年齢別に見ると、投票率は男女とも20歳代が最も低く、年齢が高くなるにつれて高くなっているが、男性は70～74歳代、女性では65～69歳代をピークにそれ以上の年代では、再び投票率は下がっている。

　男女別の投票率を比較すると、70歳以上の層を除いて女性の投票率が男性の投票率を上回っている点は従来と変わらず、おおむね今までと同様の結果になったと言えよう。

• 年齢別投票行動集計表
• 年齢別投票率推移（計）
• 年齢別投票率推移（男）
• 年齢別投票率推移（女）
• 男・女間における投票率の差異

　大阪市において、従来から全市規模の選挙の終了後、今後の啓発等の参考に資するため、本市有権者の約5％を対象として、年齢別に投票行動の追跡調査を実施している。

　調査対象の抽出に当たっては、各区において、その区における有権者数の約5％に近い投票区を選定し、その投票区における投票行動を年齢別に分類している。

　今次執行の衆議院小選挙区選出議員選挙においても、引き続き上記趣旨及び方法に基づき、調査を実施した。

　また、平成12年執行時までは60歳以上の年代は一括して調査していたので、60歳以上80歳までの5歳階級別の調査結果はない。