教養型消防・防災訓練を実施しよう！

消防法第8条に基づく防火管理者が行う消防訓練、第36条に基づく防災管理者が行う避難訓練（防災訓練）に関して、感染症等の影響で集合実地訓練が困難な場合の方法の一つとして、各自で動画を視聴し、理解度チェックやセルフチェックを行うことにより消防訓練・防災訓練（以下まとめて消防・防災訓練といいます）を実施する方法についてご説明します。

【目次】

• 『教養型消防・防災訓練』って？
• どんな風に学習すればいいの？
• 教養型消防・防災訓練の実施方法
• STEP1　消防署に『消防訓練通報書』と『防災訓練通報書』を提出しましょう
• STEP2　訓練参加者に動画を見てもらいましょう
• STEP3　参加者の理解度をチェックしましょう
• リーフレットはこちらから

『教養型消防・防災訓練』とは、感染症等の影響で集合実地訓練が困難な時に、消火・通報・火災や地震等に伴う避難について、各自映像などの資料で学習し、理解度チェック・セルフチェックを実施することによって必要な知識を習得していただく訓練です。

学習の方法に決まりはありません。

具体的には

• 訓練に関する動画を見る
• 訓練に関する資料を見る
• 図面を使って図上訓練をする

など、様々な方法が考えられます。

以下に、訓練に使用できる資料の一例をご紹介します。

教養型消防・防災訓練は、以下の流れで実施してください。

1. 実施前に、『消防訓練通報書』及び『防災訓練通報書』を管轄消防署の訓練担当に提出しましょう　　（消防訓練のみ実施する場合は、『防災訓練通報書』は不要です）
2. 訓練参加者に、動画を見てもらいましょう
3. 実施後、参加者が理解できているか、アンケートやテストで確認しましょう（消防署に提出する必要はありません）

なお『消防訓練通報書』・『防災訓練通報書』は、窓口以外にファックスでも受け付けています。

映像視聴型消防・防災訓練を計画したら、まずは管轄の消防署の訓練担当に通報書を提出しましょう。

1. 消防訓練のみを実施する場合は、『消防訓練通報書』
2. 消防訓練と防災訓練を同時に実施する場合は、『消防訓練通報書』、『防災訓練通報書』

を訓練実施前に提出してください。

通報書のひな形は下からダウンロードしてお使いください。

大阪市消防局公式YouTubeチャンネルに掲載されている、防災訓練動画です。

「対応できた例」と「対応できなかった例」を対比させることにより、

大地震発生時の対応方法や、消火・避難・通報のポイントについて分かりやすく学ぶことができます。

地震発生時の対応や地震への備えなど、防災管理に関することに加え、消火・避難・通報に関することを学べる動画です。

全編見ていただければ、防災訓練、消防訓練　両方の内容を学習していただけます。

それぞれのセクションに区切ったものも、以下からご覧いただけます。

地震発生時の対応、日ごろの防災の備え、負傷者救出方法について説明する動画です。

消火活動・119番通報の流れや、ポイントについて説明する動画です。

スムーズな避難誘導のためのポイントを説明する動画です

防災訓練ではなく、消防訓練のみを実施したい場合や、上記防災訓練動画を視聴したあとにさらに学習したい場合に活用していただける動画です。必要に応じてお使いください。

消火器の使用方法について解説する動画です。

屋内消火栓を使用する手順について解説する動画です。

避難灯の種類や、避難する際のポイントについて説明する動画です。

119番通報時の注意点や、訓練方法について解説する動画です。

教養型消防・防災訓練に参加された方がどの程度内容を理解しているか、以下のリーフレットを参考に理解度チェック・防火防災セルフチェックを実施してみましょう。

なお、結果を消防署へ提出する必要はありません。

教養型消防・防災訓練に関するリーフレットを2種類ご用意しました。

『防火防災管理者様向け』と『テナント・従業員様向け』の2種類です。

テナント・従業員様向けリーフレットは、「報告先」や「お問い合わせ先」の欄に防災センターや訓練担当者の氏名や連絡先を記入するなどして活用して下さい。

教養型消防・防災訓練は、集合実地訓練と組み合わせることが効果的です。

教養型訓練のみを繰り返すのでなく、各種訓練の利点をうまく活用して効果的な防火防災に繋げましょう。

※QRコードは（株）デンソーウェブの登録商標です。